朝にアサガオ、夕べにカラスウリ

● 朝にアサガオ、夕べにカラスウリを！ 1

夏の太陽が優しいうちの朝、アサガオを愛でて、夕べにカラスウリの花を愛でる。
心が洗われる気分だ。

急に、この詩が思い出されてきた。
H大学の総長だった故大内兵衛先生に色紙をいただく機会があった。
その色紙には、「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」（朝聞道、夕死可矣）

と書いていただいた。
当時は自分なりの解釈で・・・いかなる事も極めれば、死んでも良いぐらいだ！
とその後の座右の銘にしてきた。

これは孔子の論語の1節だが、
朝天下に“道”が行われているということを聞けたら、夕方には死ん
でもいい。――老いた孔子の唇に洩れた嘆きであった。

・・・・と言うことらしいが、いまだに思い出される青雲の志時代の一こまを
昨日のごとく思い出される。
しかし色紙はシミが浮き出て風雪を感じる様相を呈している。

孔子　こうし
（紀元前５５１ころ～前４７９ころ）中国，春秋時代の思想家。
論語
孔子と、弟子達や要人達との間に交された対話録