
本日は、極めて遅い夏季休暇の消化日。
だからと言って何かをする訳でも無い。骨休み。
休むと気が多少は緩むせいか?むしろ、疲れが出る。
お茶を飲み、ゆらりゆらりと。

唐突に決まった平日の休みというものは、世間を外側から見ているような感覚がする。
社会は勝手に回り、ひたすらメールが流れ続けるのを眺めている。
快晴の空には、時間が流れるのを忘れる。
主婦が、洗濯物を干したり、幼児を相手にするのが見えたりする。


***
1981年秋発表の、ポリス4枚目「ゴースト・イン・ザ・マシーン」を、ゆらゆら思い出していた。
ポリスの中で、自分が一番好きなアルバム。
片方で、YMOが一番過激な格闘を披露していた時期。
「テクノデリック」そして「ウィンターライヴ」。
坂本龍一が作曲した「エピローグ」が、工場の機械音に乗せて「終末」の調べを綴り、「ウィンターライヴ」のトップで、京浜工業地帯の映像をバックに流れる一方。。。
ポリスは、80年代が大きなシステムに呑み込まれて行くのを、別の形で表現した。
全ての曲が好きとは言えないが、全体に覆いかぶさるダークな空気は、明らかに当時の表現者のシグナルの反映。
同時多発的にあちこちで聴こえた響き。
このアルバムのA面トップの3曲の流れは、実に素晴らしい。
今日は、脳の中で3曲目の「インヴィジブル・サン(見えない太陽)」が延々と鳴っている。
■Police 「Invisible Sun」1981■