こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2012年11月17日 土曜日 お通夜

2012-11-17 23:58:56 | 写真日和


1996年6月22日。
家族の肖像。

母ネコ コチャコちゃん、4月8日うまれのまみちゃんと正(しょう)ちゃん。
たくさんのものがたり。


コチャコちゃんは、やすらかにねむっている。
くるしみも喧騒もない しずかな夜。
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2012年11月17日 土曜日 おつかれさま、コチャコさん

2012-11-17 20:57:12 | 雑記帳


コチャコさん、
ほんとうによく頑張ったね。

19時50分ころ、しずかにコチャコさんは息をひきとりました。
まみちゃんと一緒に仲良くしてね。

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2012年11月17日 土曜日 4時、雨が強くなってきた

2012-11-17 16:23:52 | 雑記帳
いつもかんたんにつかわない
そう心がけている コトバがある

それをつかうときは
つかわざるをえないから
つかわないほうがよいから

コチャコちゃんは
一生懸命頑張っている

2キログラムもない
ちいさなからだで
こんなにも頑張っている

ながく食べず飲まず
くるしいなかでも

ぼくには見えない なにかをみつめて
小さい全身で一生懸命呼吸しようとしている

かなわないつよさ
つきそいのほうが居眠りしてしまうくらいの
ながいながい時のなかで

やれることはすくない
スポイトでお水だけは少しのんでくれる
おしっこは何回かした
くちのにおいは つらい体内からくるんだろう
じぶんがよく胃がわるいときのにおい

ときおりうなされてこえをだす
なにがただしいかは わからないけれども
からだをさすって てをにぎって こえをかける
じぶんがよわって不安だったら そうしてほしいから
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2012年11月17日 土曜日 朝の幻想

2012-11-17 09:18:58 | 雑記帳


夜、気づかないで、
眠ってしまったせい。
12時おきて、横でようすを見ながら
コチャコちゃんには失礼だけども缶ビールをのませてもらった。

とちゅうでトイレにいく。
トイレすら自分で行けないコチャコちゃん。
五体満足な自分。
ぜいたくにもほどがあるぜ!
下手に壊れた本能を持つ・にんげんだもの。みつを。
人も自分も。

明け方、4時になって、眠くなりねてしまう。
老親が起きてきたり
そんな音でおきてしまうと、しらじら、空が明けるのがみえた。

コチャコちゃんを覗くと、目とクチが半分ひらいている。
ときおり、一瞬だけ声をだす。
状態が変わった。

ふたたびねてしまう。
コチャコちゃんはいきなり、すっくと立ち上がっておどろく。
鳴いて・歩いて・お水をのんだ。

おきてふりむく。
写真家・岩合さんが地中海のネコをたずねていく番組がうつっていた。
モニターには、地中海沿岸のかわいいネコたちがいた。

コチャコちゃんのグリーンのタオルをのけてみると、一面におしっこをしていた。
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2012年11月17日 土曜日 六日目の夜・子守唄

2012-11-17 01:27:49 | 音楽帳


コチャコちゃんのところへ行くみちで、鈴をひろった。
チャリン、と歩く足にぶつかって音がでた。
良い音がしたのでもったまま、コチャコちゃんのところについた。

朝から寝たまんまだとのこと。

ただ、お袋さんが、昼にスポイトでお水をあげるとのんだ。

「コチャコちゃーん」とこえをかける。
鳴きはしない。
だけど、クチのあたりがうごく。
聴こえてはいるんだ。

3人それぞれ、さかんにこえをかけるから、
反応にもつかれるからだろう。
数回したら、やめた。
かしこい。



あたたかくするために、2つ折りタオルを掛けふとんに。
横にじぶんも寝っころがってみる。
同じ、ゆかから何センチのところで、コチャコちゃんをみていた。
葉っぱの刺繍がはいったタオルが、コチャコちゃんの呼吸を伝える。
上に下にとちゃんとうごく。

老親は居たが、いつの間にか寝てしまった。こちらが。
起きているさいごは、9時のニュースがながれていた。

起きてみたら、だれも居ない。
時計をみると12時。
テレビは消え、暖房とうすい明かりだけがついていた。

うかつに寝てしまったので、コチャコちゃんは?ととっさにおもう。
横に寝ていた。



だけれども。
呼吸は、さっきとちがっている。
ハナで呼吸している音が聴こえた。
必死さが伝わってきた。
おなかで呼吸するみたいに、たたかっている。



なでたりしたけど、そんなことは助けにならない。
なでるのはやめて、横で見守るだけ。

乾燥している気がしたので、お水を近くにおく。
そのお水に濡らしたティッシュで、クチや顔のまわりを拭いて、クチモトを湿らせる。
すると、反応がびくんとあった。

何もないまま寝ていたので、ふとんとまくらをもって、コチャコの横にふたたびいく。
くるしそうな呼吸だけれども、生きようとしている。
くるしいだけなんてかわいそうだ。

横で子守唄をながすことにする。
コチャコちゃんの思うことはわからない。
だから、こちらのかってな思い込みかもしれない。
しれない。じゃなくて、思い込み。



ただ、ゆったりした「気」や「音」や「気配」がつたわれば。。。
一分ののぞみ、一分の思い込み。
亡くなるとしても、どうかやすらかであってほしい。

この前の日曜に聴いて驚いた、細野さんのデイジーホリデイをかける。

青葉市子さん。
1990年うまれの22歳のかた。

お話しのしかた、生ギターで奏でた「ひかりのふるさと」。
青葉さんがえがきだす、天性のたゆたう存在感。
そこに、いざなわれる。

この空気が、彼女・コチャコにつたわれば。

■細野晴臣 さん「DAISY HOLIDAY」 青葉市子さん 「ひかりのふるさと」■


わたしが横にいてもいなくても、たぶんなにもかわらない。
エゴイスティックに横にいて、なにかができるとおもっている。
気がつたわるとおもっている。
こころのなかでは、ハナ呼吸に、つらくおもいながら。

「また、おとくいのじぶん勝手だな」そうわかっていても、いさせてくださいな。
こんやだけは。
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