
社会に出る船出前。さぶい1990年の年末の、とある夜。
渋谷陽一さんのFM放送で出会った一曲。
あれから二十余年目の12月。仕事から帰った夜に、この曲が聴きたくなった。
■Depeche Mode 「Policy Of Truth」1990■
隠すべきものがあったとき、しっかり隠すべきだったと思わないか?
こうして、じぶんの立場に満足がいかなくなった、今となっては
ひとの忠告を聞かずに、若くして真実のポリシーを立ててしまった
その仕打ちを受ける時が来たようだね
もしかすると、まったく違うじぶんが居たかもしれないのに
昔は洗練されていたのに
もしウソをついてさえいれば、どうなっていたか?と
きっとキミは、一生いぶかりつづけるのだろう
しかし今更、何事も変えられない
もう成り行きと立ち向かうしかない
キミの真実のポリシーのなかで、証拠を述べてしまったのだから
「もう二度と・・・」キミはたしか、むかし、そう誓ったはずだった
それなのに、今、キミはそこに立ち、絶句している
いいかげん覚えてくれよ
隠すべきものは隠せ、話すべきものは話せ
もし、このまま忠実に真実のポリシーに拘るつもりなら
いつかきっと、暗闇が繁殖するのが見えてくるだろう






