こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

夏の100曲 : 高橋幸宏「青空/永遠の夏」

2020-09-01 18:00:00 | 音楽帳


夏から秋への入り口には、このシングル盤を思い出す。

A面「青空」は、JRA競馬のCMにも使われた曲。
B面「永遠の夏」は、アルバム「MR.YT」で「In This Life」として、英語で歌われている曲の別バージョン。個人的には、この日本語で歌われた「永遠の夏」のほうが好きだ。

***

振り返ってみると、あえて日本語を歌う曲がより多く入った作品「薔薇色の明日」が1983年。
同時並行のYMOは最終局面で「歌謡曲への取り組み」といった地点だった。
ここから次第に、日本語で歌う抵抗が減り、英語or日本語の境目というか意味合いが次第に薄れていった。

名盤をいくつも挟みながらも、弱々しく情けない男の姿を演じる、といった傾向の90年代作品。
「ライフタイム・ハッピータイム」以降のソロ作品には、どうもしっくりいかなかった。
しかし、そんな不調時代のアルバムにも、1枚の合間合間にポッ・ポッと佳曲が入ってきた。
「青空」「永遠の夏」はそんな名曲だった。


■高橋幸宏 「青空」'94.10.19■



この「青空」が発表された1994年は、ちょうど深夜番組「竹中直人の恋のバカンス」を毎週楽しみに見ていた頃。

幸宏さんも、流しのドラマー「ジャッキー・テル彦」として出演、、その際バックに「青空」はかかっていた。竹中直人演じる流しのギター弾き「チャーリー・ボブ彦」とセッション(笑)井の頭公園でやりたい放題。
この公園でくつろぐ人に、無理矢理一方的に歌を聞かせてカネを要求する。そのコントには何度も大笑いし、未だに印象的で忘れられない。

A面「青空」
作詞・森雪之丞
作曲:高橋幸宏
編曲・高橋幸宏・萩田光雄

忘れられない夏のような日々が
ある日突然僕をせつなくさせる
競馬場のある街で
僕らは恋していた

夢を見てればそれで幸せだった
そんな時代は二度と帰らないけど
抜けるような青空は
あの日に続いている

友達に聞いた
別れて君がひとりになったと
地下鉄に飛び乗り
大きなビルが建った広場で
君を探してた

何処かで達いたい
遠く離れていた心を
陽光(ひかり)に溶かして
夢の続き話そう

君の瞳はいつも僕を見てた
僕の後ろに空と未来があった
抱きしめあう眩しさで
僕らは恋していた

絵葉書を買ったよ
あふれる僕の想い託した
青空の葉書

何処かで逢えるね
遠く離れていた心を
陽光(ひかり)に溶かして
夢の続きをまた話そう

いつかは違えるさ
遠く離れていた心を
陽光(ひかり)に溶かして
夢の続き話そう

(GUEST MUSICIANS)
guitar: Chuei Yoshikawu
chorus: Koichi Murakami
mixed: Toshiro Ito
recording engineer: Daisuke Nakavama・Yashifumi lio
(assistant engineer: Akimi Tani
computer & equipment operated: Yasuo Kimento





■高橋幸宏 「In This Life」■

B面「永遠の夏」
作詞:森雪之丞・STEVE JANSEN
作曲:高橋幸宏 STEVE JANSEN
編曲:高橋幸宏・STEVE JANSEN

夏が死んだ砂浜で
僕は君に恋してた
二人はまるで双子
胸の傷や微笑みが
よく似てた

I know you're there
君は泳ぐ
今・・・でも・・・
僕の海を

世界中の悲しみを
蒸すように抱きしめた
風の午後

I know you're there
君は眠る
もし・・・また・・・
違える日まで

I know you're there
君と見てた
I know you're there
永遠の夏

(GUEST MUSICIANS)
guitar: Yasuo Kimono
percussion: Steve Jansen
mixed: Daisuke Nakayamet
recording engineer: Daisuke Nukuvama・Yoshifiumi lie
assestant engineer: Akimi Tiana
computer & equipment operated: Yasuo Nemente


■流しな二人 (チャーリー・ボブ彦&ジャッキー・テル彦)■
コメント (1)
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