こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

Beatles 「Golden Slumbers・・・・The End 」'69年9月16日

2009-09-22 11:00:56 | 音楽帳


ビートルズのリマスター版CDが9日に出たということで、この日曜日の昼のTBSラジオの「爆笑問題の日曜サンデー」では、ビートルズの「カラオケで歌われているビートルズ・ベストテン」なるものが特集された。

「カラオケ」なる文化が反吐が出るほど嫌いなかたちんばだが、聴きだしたら止まらなくなって、まみちゃんと部屋でのったりしながら、久々にビートルズの曲を数十曲聴くことが出来た。

ビートルズは、1966年に日本に来日したが、その年にまさにこの世に放り出されたエイリアン=かたちんばにとっては、ビートルズの音楽は、残念ながら「追体験」にならざるを得なかったが、幼い頃から今に至るまで聴いてきた。

本来、このブログは、80年代を中心としたものだが、今日は異例として、ビートルズの曲を取り上げてみた。

***

自分が43年生きてきた中で、何度かビートルズを聴く時期(ブーム)というのはあったが、その1つとして、大学4年生の年末(1990年)に、渋谷陽一さんが、1日かけて、ビートルズ特集を組んだことがあった。
渋谷さんであるからして、普通のDJがやる安っぽい特集ではなかった。
普段かからない曲も、渋谷さんはかけてくれた。

そのときに初めて知った曲で、12作目にして、実質的なビートルズの最後のアルバムになった「アビー・ロード」のB面の最後の部分のメドレー曲「Golden Slumbers ~ Carry That Weight ~ The End」が、今でも好きである。
調べると、これがビートルズの実質的な最後の録音との話もある。
B面のメドレーは、音楽雑誌もポール・マッカートニー自身も高評価していたが、ジョン・レノンは「駄作だ」と言ったという。

他にも好きな曲はあるが、盛り上がる音に混じって、間奏で奏でられる静かな部分が自分はとても好きだ。
センチメントなおだやかさの中に、迫り来る終わりへの影を感じる。


「このジャケットで、ポール・マッカートニーだけがはだしでいるが、これがポール死亡説が流布する元となった、いわくつきの写真」


「アビー・ロード」1969年9月16日発売

A面
1. Come Together
2. Something
3. Maxwell's Silver Hammer
4. Oh! Darling
5. Octopus's Garden
6. I Want You (She's So Heavy)

B面
1. Here Comes the Sun
2. Because
3. You Never Give Me Your Money
4. Sun King
5. Mean Mr. Mustard
6. Polythene Pam
7. She Came in Throught the Bathroom Window
8. Golden Slumbers
9. Carry That Weight
10. The End
11. Her Majesty

***

自分は、ビートルズをやたらと神格化しようとする流れは、逆に音楽そのものを聴きずらい状況にしてしまうので反対である。

何も、「たかがリマスターしたくらいで騒ぐな!」大声で言いたい。

一時、YMOが「散会」後、神格化しようというムードに乗じて、やたらとくだらない企画盤が、レコード会社だけの一方的な意向で出され続けた。
そんなことに、本人たちもかたちんばも辟易としていた頃を思い出す。

AMラジオで聴こうが、昔録ったカセット・テープで聴こうが、レコードで聴こうが、「音楽はココロで聴くもの」であるのだから。

音質や音源なんて、どうだっていいんだよ、バカヤロウ。
音楽業界も、モノが売れないから、ついにビートルズに手を出した、ということなんだろうが。
次は、ローリング・ストーンズか?
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3 コメント

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「音楽はココロで聴くもの」 (クロケット)
2009-09-22 21:41:48
良い言葉ですね!
しかし最近やたらとリマスターだの紙ジャケットだのが多いですね…
しかも同じようなアーティストの再発ばかり…
一方でCD化されていない良い音楽もたくさんあるのでしょう…
音楽業界そのものが音楽の幅を狭めていっているような気がします。

返信する
よく聴きました (river)
2009-09-24 00:03:25
アビーロードや後期のアルバムは夢中で聴いてました
サージャントペパーズやホワイトアルバム
解散説やドラッグ云々の頃も私が一番最初に聴いた
洋楽の入り口だったんです。BEATLESが。
そもそも、年の離れた兄弟がいたのもだから
ビートルズのほかにもプレスリーのハワイのコンサートなど
おぼろげに記憶の片隅にあります。
ビートルズが神化というよりも、いつも身近な曲
そんなイメージなんです。
かたちんばさんのおっしゃるように、心に残るもの
それがいつまでも心で聴いていたい音楽だと思います

少し前に 1 というリマスター盤のビートルズの
CDを発売しましたが、自分にとってはがっくりしたものでしたが
数日前、FMのDJをしていた日本の歌手の女の子が
そのアルバムを聴いてこんな素晴らしい曲があったんだ
ビートルズをはじめて聴いて好きになりましたと
言っていましたが、あれが聴くきっかけになるなんて
時代が変わったんだなぁと複雑でしたよ 
返信する
大変失礼しました。 (かたちんば→riverさんへ)
2009-09-24 02:45:10
Riverさんは、ビートルズが洋楽の入り口だったんですよね。大変失礼しました。

「年の離れた兄弟がいたのものだから」
→おいくつ位はなれていたんですか?

自分は、2人兄弟で、兄は6つ上です。
だから、自分が、物心付いたら、兄は髪が既に長かったです。
ツェッペリン、キング・クリムソンという世界でした。その前のもっと小さい頃は、サイモン&ガーファンクル、カーペンターズという世界でした。
ビートルズは、兄から・・・ということで無くて、1日中家の中で掛けっ放しだったFMから流れてくるのを、廊下でミニカーやおもちゃで遊びながら、曲名もわからずに聴いていたのが最初でした。

「1」は、日本でもかなり売れたようですね。

「こんな素晴らしい曲があったんだ。」というの発言には、複雑な気持ちに、自分もなります。
ビートルズがかなりの音楽の下敷きになっているのも、こういう女の子にはわからないのでしょうが。
「追体験」でも、どういう結びつきでこの音楽が今あるかについて、掘り下げていくのは、音楽を聴くのには大事な行為と思うのですが、この女の子がもし、そういうところまでさかのぼってくれればいいのですが、多分そういうことも無いのでしょうね。

そういう意味では、YMOの3人に出会えたことは、自分の聴く音楽の幅を広げてくれました。
それぞれが、どんな音楽を聴いて生きてきたのか、音楽雑誌やら、ラジオでの発言や、それぞれのソロ活動から派生して、影響を受けた音楽を聴いていったりしました。
マーティンデニー、リトルフィート、ヴェルベット・アンダーグランド、初期のロキシー・ミュージック、スティーヴ・ライヒ、ジョン・ケージ・・・・etc
まあ、まだまだ、広がっていくのでしょうが。
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