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夜がやってきた。
自分は、冷蔵庫で冷やした冷酒を飲みながら、デヴィッド・シルヴィアンとホルガー・シューカイの「プライト&プレモニション」を聞いている。
時計の針が、今夜も0時を越えようとしている・・・。
発売は、1988年5月。
しかし、自分は、いつもこれを聴くと、昭和天皇が崩御なされた、1989年1月前後を思い出す。
最初は、クロスオーバー・イレブンで、こんな15分を越える長い曲をやってくれて、それをテープに録って聴いていた。
自分の家は、FMが入りやすい日と入りにくい日があって、いつもエアチェックに苦慮していた。よく、ノイズや雑音が入って失敗したものだ。
この曲も、実は、途中でチューニングがうまくいかずに、ノイズが走っているのだが、元々、アンビエントな音と、ヒルガー・シューカイ必殺のラジオから録ったチューニングノイズが混じっていたので、それが相乗効果を出していて、このテープはそういう意味で面白く聴いていた。
曲は、2曲しか入っていない。A面1曲、B面1曲という構成。
1 Plight (The Spiralling Of Winter Ghosts) (18:30)
2 Premonition (Giant Empty Iron Vessel) (16:21)
Holger Czukay : radio, organ, sampled piano
David Sylvian : piano, prepared piano, harmonium, guitar
Karl Lippergaus : radio tuning
Jaki Liebezeit : infra-sound
***
いつもこの音を聴くと、深夜、家族が寝静まった部屋へ行き、真暗な中、TVを着けると、NHKは、ピアノ曲をバックに、日本地図の画像に、昭和天皇のその日の体温や血圧数値とその日の容態を写した映像を流していたのを思い出す。
昭和が終わろうとしている境目で、この音は、その夜空の元、深夜の闇の中で、鳴っていた記憶が強い。
しかし、サウンドストリート+クロスオーバーイレブンとは、懐かしい!しかも坂本龍一とは!私も龍一のサウンドストリートは、よく聞いてましたよ。あの独特の流れが好きでした。なんだかバレているようですが、当時YMOにはハマっていました。やはり「BGM」は、聴きまくりました。
私のブログは、また休止したりもすると思いますが、続けては行きたいと思います。いずれYMO周辺もいろいろレビューする予定です。
今後とも、よろしくお願いします。