【今朝、ゴーヤくんの花が咲く】
昨夜は、とあるきっかけで愉しい一席。
しかし、一日の1/4酒を酌み交わしてしまったせいで、カラダを崩してしまった。
今日はしんどい朝に始まり、午後、近くて遠い旅先に出向き、打ち合わせ。
次第に睡魔に襲われると共に、カーッと体の内側から来る暑さと危ない汗が出始め、意識がもうろうとしてくる。
「それなりのことはしましたよ」と仏様に言って、早々に帰路を辿る。
おなかも調子悪く、何度も痛くなってはトイレ通いをしていた。
肝臓関連の血の値のみは戻ったここ1年だが、単なる値などは目安に過ぎず、一回打撃を受けたものが元には戻りはしない。
「おまえは、酒をたらふく呑める身分じゃあねえんだぞ」と自分をいましめはするが、だからとゼロ酒に戻すつもりも無い。
要はバランス・適当ささえあれば良いんだ、と思っている。
そんな今日は、ネガテイヴなことばかりか?
となるが、そのようなことでも無い。
まずは一旦30℃越えの暑さが去り、雨がちゃんと降る6月らしい温度の日であったこと。
朝、仕事をしながら、インターFMを聴いているとピーター・バラカンさんはウェザーリポートを選曲。
ピーターさんの声と(定期的に刻むドラムの無い)ジャジーな音は、二日酔いの朝にはとても優しく・心地良い朝だった。
気分が悪くても吐くことが絶対出来ない自分のカラダ。
それを一番知っているのは、本人のみ。
水分摂取と栄養でしのぐ方法でしか、そのような状態を治癒させることは出来ない。
出先で食べた、温かいおそばがおいしかった今日。
それでも調子悪い中帰る道で、暮らしに必要な資材物資を買わないと。。。と途中降りる。
統計学上、独身は妻帯者より短命という話があるが、誰も頼む相手が居ないから全部自分でやることで疲れが出ることは事実である。
だが、傘をさして店から店へと伝う中で、店先にまどろんだ・気まぐれネコさんが毎度のように居てくれた。
さわると伝わる体温と呼吸に安堵する。尻尾をポンポンとしながら、何かを言っている。
お地蔵さんの顔も好きだが、ネコが目をつむった表情は、何とも言い得ないものをこちら側に与えてくれる。
手馴れた陰鬱は、角度さえ変えればコロッと変わる。
有事下での切迫した時間以外は、幸も不幸も、たいした事実でないことだったりするのが往々なんだろう。
■ウェザーリポート 「お前のしるし(A Remark You Made)」1977■
高校時代にクロスオーバーイレブンでエアチェックしたテープ。
そこに収まったこの曲は、未だに忘れられない解放区で鳴る。
鳥ではない自分にもハネが生えて、宙を舞うことが可能な一曲。