こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

Virginia Astley (ヴァージニア・アストレイ) 「過ぎ去りし夏」 '83

2007-05-02 15:27:15 | 音楽帳
今日、5月2日は、会社から休みをもらった。
すっかり仕事をする気だったのだが、、急に「休んでいいよ」と言われて・・。

起きると昼だったが、良い天気で、陽光が室内に差し込んでいる。
やわらかい光。

***

Virginia Astley(ヴァージニア・アストレイ)の12インチシングル、B面に入っている「過ぎ去りし夏(A Summer Long Since Passed)」を聞く。



僕は、高校2年生の秋、胃潰瘍をわずらわせる中、この曲と出合った。
1983年10月のことだった。

鳥の鳴く声、遠くから響く鐘の音・・・その秋に向かう道の情景描写の中、ピアノの淡々とした音が始まる。
少女たちのコーラス、そして、透き通ったヴァージニア・アストレイの天に昇るようなコーラスが混じる。

***



このジャケットを何度も見ながら、僕は、痛い胃潰瘍のおなかをおさえ、遠きヨーロッパの静かな庭園風景を頭に、何度も何度も描いた。

そういう思いのある1曲。

***

「ネオアコ」「ネオアコ」とはやりもののように、何かといえば、遠くの話としてアズテック・カメラやペイル・ファウンテンズばかりをはやしたてるバカな連中がいるが、そういう喧騒とは無縁の場所で、ヴァージニア・アストレイの音はひっそりと静かに鳴っている。

僕もそういうくだらない連中と喧騒を離れた場所、2007年の下町で、静かに、この音を聴くに至っている。
静かな休日の午後の時間が流れている。
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