鳥肌実師の『ニコニコ動画』にアップされている「ことり相談室」には、久々に大爆笑させてもらった。
彼の作品の中でも、かなり優れたものだろう。
なぜ大爆笑したか?と言えば、痛快だからである。
彼を単なる変わり者・異物と捉えるヤカラがいるが・・・・。
彼のこの作品を見る痛快感・壮快感というのは、言ってしまえば『いかに、世間は本当の事を言わずに、濁し・誤魔化して、馬鹿ツラを平気にさらしているか』という、「何も言わない日本人の奥ゆかしさ」に「ガイジンに付け込まれている事実」を突き付けているからである。
「お笑い」というカタチを巧妙に取りながら、鳥肌実師が言う事の九割方が、考えてみる迄も無く「ホントのこと」という逆照射されて浮かび上がる、現代の日本と日本人の有り様とチクバクさ加減。
この「ことり相談室」の中でも、たまに、彼が「こんな事は言うまでも無く常識ですから」という場面があるが、彼の顔は真顔とも思える所に、それを感じる。
「お笑い」とカテゴライズ出来ない、なかなか良い位置を見つけたなと思う。
何かあるとすぐ「ふた」をする地上波テレビという沈没船には映らないが(それで問題無いが)、ネットの世界でこういうライブをもっと見たいものだ。
PS:この休みに実家で仕方無く映る地上波テレビのくだらなさに『やっぱり終わってるな、こいつらと大手新聞は・・・』という想いを再度認識した。
ネット社会に移行する狭間で、これからどんな事が起きていくのか興味深い。
■「ことり相談室」を見たい方は、コチラへ ⇒ http://www.nicovideo.jp/watch/sm10405518