こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

慢性鬱病患者の朝の1曲 : 寺井尚子 「Thinking of You」'98

2007-01-18 12:00:31 | 音楽帳


寺井尚子さんというと、間近数十センチのところで、優雅にヴァイオリンを弾いたのを「ぽかん」として、「色っぽいなあ~」と聴いた記憶・キンチョーのステキなCM・・・・そんなことから、とにかく色気のあるフェロモンの出た「良いオンナ」というところに、スケベなかたちんばの気持ちは行ってしまうのだが・・・



そういったステキな容姿を抜きにして、全く演奏者の名前を伏せても、いとおしい曲が、この「シンキング・オブ・ユー」、1998年の初のソロCDの中に入っている曲。

ヴァイオリンという楽器が、こんなにも、美しく繊細な、しかも、こんなにも広く豊かな表現力のある楽器だとは、と、ヴァイオリンの好きな自分ですが、今更ながら改めて思わざるを得ない、黙って静かに聴きたい曲。

カラダが、感動で震えて、温かくなり、気持ちが安らぎます。
鬱をわずらっている方には、実際に癒しの効果があると思えます。

あなたが、この曲を、聴いたときに、もし、そこに青い空があったとしたら、それは、幸福のしるし。

ナミダが出るような永遠なる名曲・名演奏として、是非オススメしたい1曲です。
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1月17日 水曜日 鬱日和の中の幸福

2007-01-17 23:44:41 | 雑記帳
昨夜、深夜1:20寝床に入った。
枕元には飲み掛けのビール。
その前の夜も3時の寝だったし、今日もかなり働いたので、意外と早く眠れそうな感じはあった。
枕元のラジオ、ファンである太田光〈爆笑問題〉さんの声が流れている。「貴族風を醸し出す言い方や行動をするんだ」と自分の妻君を語り、笑いにしていた。

不眠気味だったこの晩は、なんとかこのまま、眠りに落ちた。

***

朝、7:36起床
昨日の疲れが残り、だるい。
寝床を出て立上がるに、決意を要るが、風呂を目指す。

入浴。

昨日買った、真ん中に線の入った、サンド用ロールパン、チーズをはさみマヨネーズとケチャップをかけて食べる。

新しい葉を入れて飲む朝の緑茶は、芯から疲れと朝の鬱を癒してくれ、本当においしい。
ささやかな幸福感。

***

11時会社を出て、つくばに向かう。
町が小雨に煙って霞んでいる。



南千住で乗換え、いつもいく仲通りの中華料理店「みとや」さんへ。



下町らしい低価格と安っぽい懐かしい中華屋さん。
どれもおいしいが、今日は、500円の「もやしそば」にする。



脂っこいがおいしい。
店を出ると、雨が上がったようだった。
いつも前を通過する動物病院の玄関には、かわいいかえるさんが居て、外をほほ笑んで、空を眺めていた。



***

行入〈森田療法用語〉=自分の事/その他 を認識し、今・目の前の自らすべきことだけに入っていくこと
フリー・フローティング・アテンション=平等にただよえる注意力


夜、暗く雨の中22:30に帰宅。
ノートにメモをつけながらコラージュをしつつ、気分は、また1981年に。

自分にとっての、偉大なる名曲を聴く。

加藤和彦 「うたかたのオペラ」より
・Sバーン
・カフェ・ブリストル


【うたかたのオペラ】

レコードのプチプチいう音が似合う。このアルバムは、やはりレコードで聴くに限る。

大貫妙子 「アヴァンチュール」より
・アヴァンチュリエール
・愛の行方


【アヴァンチュール】

***

TVを着けたら「オーラの泉」に、ファンの「劇団ひとり」が出ている。
既に番組が終わりつつあり、残念。

バックでかかっている音楽は、マーク・ノップラー(ダイアー・ストレイツ)の名盤「CAL(カル)」(映画「カル」のサントラ)からだ。

明日は、晴れるだろうか・・。
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坂本龍一のサウンドストリート 1981年4月14日・・・その1曲目のレコードが判明!

2007-01-16 00:37:26 | 坂本龍一のサウンドストリート


今、1981年に発売されたレコードを、ずっとここ数週間整理していた。

昨日、新居祝いに兄にプレゼントされた「お風呂で聴けるCDプレイヤー」で、坂本龍一のサウンドストリート 第2回目(糸井さんがゲスト)を、お湯にぷかぷか浮きながら聴いていた。

最近、ボイド・ライスに興味がある。
数枚レコードはあるものの、ナゾの存在。

この放送では、「Cleanliness and order」という曲がかかり、今だに好きだった。
英会話講座みたいに、女性がしゃべるヴォイスに無機的なリズムパターンが平坦に続く曲。

このとき、教授が「ダーカースクラッチャー」というレコードをイギリスに行ったときにもらい、そこに入っている、と言っていたのを思い出し、調べたら、海外のサイトで発見。
四半世紀目にして初めて見るジャケット【写真】。

1980年に実際は、発売されているらしい。
しかも、ボイド・ライスのレコードかと思いきや、それは、オムニバスのレコードだった。

<入っている曲>
Side A
Boyd Rice & Daniel Miller / Cleanliness and order
Jad Fair / XXOO
Vetza / Stale puppy-dog tails
the Rick potts band / Platform Swimfins
Monitor / Guardian
Doodooettes / Pork had better behave
45 Grave / Riboflavin-flavored, Non-carbonated, Polyunsaturated blood
Non / Non-watusi

Side B
Foundation Boo / Nap
Airway / Perpendicular thrust
Dennis Duck / Davey the worm
Le forte four / The lowest form of music
Human Hands / I got mad
Bpeople / The other thing

***

正直、分からない人ばかりだ・・。
NONというのは、ボイド・ライスのバンドだったと思うが、ほかは全然分からない。
とりあえず、今夜は、ここまで分かったことで良しとしよう。
探索は続くのだ。
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1月15日 月曜日 たくましき女性たち 2

2007-01-15 22:34:53 | 雑記帳


こういう反省したフリも大変上手です。

よく2時間ドラマなどで、刑務所の中の女囚をテーマにしたものがありますが、是非、三橋歌織と畠山鈴香の2人を女囚の役者にして、芝居を1本撮ってみたいなあ。

なかなかリアリティのある良い芝居が撮れそうに思うのだが。
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1月14日 日曜日 たくましき女性たち

2007-01-14 23:09:57 | 雑記帳


いやいや、オンナは怖いでんな、という事件の主役は、写真の三橋歌織しゃん。

モデルでもあるまいに、自分が美人とでも思っているかのような、うっとりした表情。プライド「だけ」は、高そうな表情。

夫のカネが目的で、別れることを避けながら、男と遊び、金を使いたい放題。

果たして彼女が言う「DV」というのも、そんなDVなんていう表現を出すほどのことが事実としてあったのか?多分無かったのでは無いかと疑っている。死んだ夫は、もう何も話せないし、「現実」がどうなのかも不明という具合。



去年の畠山鈴香もそうだが、コワイ女性がいろいろ、次から次にバンバン出てくる。

このように、過去あった家族・夫婦の形が成り立ちにくくなっている時代に、結婚なり出産はどうやらこういう不幸な結論になっていくのが、表面に露呈し、目立つようになってきた。

さてさて、夫を自分の家で切り刻んで平気なツラしているオンナの次は、どんなたくましいオンナが出てくるのか・・・。

「なんでもアリですなあ~」という傾向は、男よりも生理で思考が支配されているオンナの方が上ですね。
すぐ、悩み無く「行為」に勢いよく一足飛びに至れるのは、実に、うらやましい行動力と決断力です。
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坂本龍一のサウンドストリート 1981年7月14日・・・その①の曲が判明!

2007-01-13 23:33:36 | 坂本龍一のサウンドストリート
やっと判明した曲がある。
大好きな曲なのだが、教授の語りの後ろにかかっていて、レコードかCDで入手したいと思いつつ・・・25年。

この7月14日の放送の5曲目。

曲は、ニック・メイソンの「空想感覚」というアルバムに入っている「Im a Mineralist」という曲。

6:16の曲なのだが、途中で2箇所、突然ストップする箇所があるので、いかにも2曲・3曲のように思うが、通しで1曲である。

このやるせない感じは、ロバート・ワイアットでは?と思っていたが、やっぱりヴォーカルはロバート・ワイアットだった。



とてつも無くの名曲である。

その後にかかったのも、同アルバムに入っている「Siam」という曲である。
これも、また、ヴォーカルは、ロバート・ワイアットである。

なんて切ない歌声なんだろうか・・・。
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1月13日 土曜日 ペコちゃんが泣いている。

2007-01-13 14:38:28 | 雑記帳


不二家は、古い牛乳が混入したシュークリームを作って売っていたことを発表した。
まあ、こういうことは、何も不二家さんに限った話では無いように思えるが、多分、内部の人間が情報をもらしたか何かで、言わざるを得なくなったように、勝手に思っている。

しかし、残念だったのは、会見の「プレゼン」の仕方だった。
あのかわいい「ペコちゃん」とは、全く繋がらない、歯切れの悪い「おやぢ」さんが出てきて、書いてあるまんまとしか言いようの無い文章の読み方で発表をし、かつ、現場の一部の責任にしてしまったのである。
大失敗のプレゼンだった。

年代にもよるのであろうが、不二家と聞くと、何ともいえないノスタルジックな気分になるのは、自分だけではあるまい。
そういう老舗のブランド力を持った企業が、すべきプレゼンの仕方でなかったのが、残念でならない。

不二家の「守り神」、ペコちゃんが、いつもお店の前に、四季おりおりの衣装をまとって、立っているのが好きで、いつもお店の前を通ると、回りをみつつ、恥ずかしながらも、つい引き込まれて、ペコちゃんの写真をよく撮ってしまう。

こないだまですんでいた草加市の実家の駅前には、ロータリーのいっつも日当たりの良い場所に、ペコちゃんが立っていた。写真はボケてしまっていますが、クリスマスの頃のペコちゃん。この事件、この後どうなるかわからないが、どうせなら、もっと不二家らしいやり方で、出来れば立松和平さんみたいな素朴な人が、朴訥な感じで、訛りながら「すみませんでしたあ~」と言えば良かったのに・・・。そう思えてならない。
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クロスオーバー・イレブンより コーギス「AllTheLoveInTheWorld」'81

2007-01-13 13:09:39 | クロスオーバーイレブン


本当に久々に、コーギスの曲を聴いた。
コーギスは、クロスオーバーイレブンでエアチェックした曲しか知らないのだが、<というのも、これまたオリジナルレコードを入手しずらいという状況なのだが>、随分と世間からは見捨てられた存在である。

男性2人だけのデュオ=コーギスをかけてくれる番組は、逆に、当時、クロスオーバーイレブンしかなかった気がする。今のダメダメFM放送よりも、深く音楽に触れていた70-80年代の当時のFM放送でも、コーギスは漏れていた。

この「All The Love In The World」という曲は、10ccやエア・サプライ並に「甘い」曲なのだが、透明感のあるヴォーカルとコーラス、そして、これ以上やわらかくはなれないほどに優しいピアノとシンセ。

1981年のポエティックで静かな夜に、この曲は私の部屋で流れていた。
その微妙な輝きは、ヒトには教えずにひっそりと独りで夜に味わうものだった。

「ステッキー・ジョージ」というアルバムに納められている1曲。

コーギスは、ベスト盤はCDであるそうだが、この「ステッキー・ジョージ」としてのアルバムはCDでは無いようである。残念なことである。
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哲学の教科書  VIRGIN PRUNES 「Yeo」

2007-01-10 02:51:19 | 音楽帳


思索的・哲学的になれる夜。

うかつにこたつで寝てしまい、起きてしまった夜。
布団に移動するが眠れない。

ヒーターの明かりだけを頼りに、暗闇で、中島義道の「哲学の教科書」を読み、日本酒の冷やを飲み、タバコを吸う。

ここで、かけたのが、ヴァージン・プリューンズの「Yeo」。
CD「...If I Die, I Die」に入っているボーナス曲。

2:09ほどの短い曲。
絶妙の不気味さ。

高校生の頃、つまりは1983か1984年頃、このレコードは聴いていたが、この曲自体は、2004年に知った。
シングルのB面で、CDに収まっているらしい。

そもそも、ヴァージン・プリューンズのシングルなどというものが、当時、国内発売なども無く、聴くすべもなかったが、この曲の不気味さゆえの、リアリティは凄い。
絶対に聴くべきである。

実に哲学的である。
「ItMakesMeWonder」というレッド・ツェッペリンのセリフの「It」。

ヴァージン・プリューンズというと視覚的な格好ばかりが見えてしまうが、実はやっぱり根が深いのだ。見てくれだけではない。FoolsMate系ではあるが。

今・ここに・自分が・いる ことの不自然さ・不思議さが、幼少から疑問のまま、40歳になってしまった。
そういった思索には、相棒になる曲である。

こういう、本来の「創造的」音楽が、もっと評価されてしかるべきだとは思います。
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2007年1月4日 木曜日 青年の孤独の深さ ②

2007-01-04 23:01:01 | 音楽帳
④フラ・リッポ・リッピ スモール・マーシーズ



ジャケット通りの音、とでもいうのか。
フラ・リッポ・リッピの2枚目は、風景を描き出すことにかけては、それ以降のアルバムを凌駕している。ひっそりとこういう叙情的・風景的な曲をやっていて欲しかったが、3枚目の「Songs」は素晴らしいものの、その後は、ソフィスティケイトされ、すっかり三流の「狩人」みたいな存在になってしまったのが哀しい。しかし、その音楽性の低下に反比例して、ヒットしていくことになる。
いまだに、この2枚目の名盤はCDとして見た事が無い。一体、音楽業界はどうなっているのか?今更ながら、音楽そのものの素晴らしさを無視していて、要は何も聴いてはいないし、こういった孤独の中で作り出される「稀有」な音楽は、ノイズの前にかき消される存在なのだろうか。

⑤ソフト・ヴァーディクト ストラグル・フォー・プレジャー/クローズ・カバー



これも、ウィム・メルテンとしての編集盤は見た事があるが、このアルバム(というかミニ・アルバムですが)は、CDとしては見ていない。もしかして売っているのかもしれませんが。「クローズ・カバー」は出来すぎている感もあるが、何も情報も無い中で自ら発見したという個人的経験は重要である。ピアノの名曲である。
「ストラグル・フォー・プレジャー」はピアノの打楽器的な側面で出来ている曲だが、冬に似合う。

⑥ドゥルティ・コラム ポルトガルの友



ドゥルティ・コラムには、いつも孤独と死がつきまとう。
「ポルトガルの友」と聞いて、それは死んだ友人と想うのは考えすぎか?しかし、そう思わせる力が、彼の音楽にはある。「LipsThatWouldKiss」という曲を、自殺した友人のイアン・カーティス(ジョイ・ディヴィジョン)に送ったかのように、「居ない誰かを想う心」がつむぎ出した音楽が、彼の音楽の芯にいつも感じられる。

どの曲も、自分と共に「孤独」をわかちあった、大事な音楽だった。
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