擦弦楽器は、楽器があって、それを弓で弾きます。
言うまでもありませんね。
でも、通常の洋楽の弓はかなり大切にされているのですが、
二胡の弓はいまだに消耗品扱いです。
毎日弾くひとですと、長く保って、一年くらいではないでしょうか。
弓毛の消耗というのは、弾くたびにあります。
鉄の弦を馬毛で擦るのですから、当然馬毛が日々弱っていきます。
ヴァイオリンなどの弦は巻弦ですから、弓毛の消耗は二胡の弦などより、早いです。
何しろ直線のガットの周りを細い鉄で巻いてありますから、その弦の引っ掛かりは、
二胡の直線の弦より強いです。
したがって弓毛の消耗も、相当早く、早い人ですと半年に一回くらい、弓毛の張替えをします。
二胡の弓の毛も弾くたびに摩耗していきます。
徐々に摩耗していきますから、いつが、買え時なのか判然としません。
また、弓毛の張り具合もきっちりとはできていませんから、
始終伸びてきてだらりとしますし、切れる本数も多いです。
さすがに、現時点で15000円を超える弓などは、あまり伸びてくる毛の数も少ないですが、
やはり消耗品であることは間違いありません。
この消耗品であるという事が一番の問題だと思います。
本来なら竹は相当長く使えます。
ところが、自然の竹のままですから、重さが弦を弾くためには足りないのです。
色々自分でも試したり、演奏家の方に試してもらったりして、
現在の弓の重さの平均45グラムくらいでは、弦を弓の重さだけで弾くには、10グラムくらい足りないようです。
また自然のままの竹ですとバランスのとりようがありません。
ヴァイオリンの弓などは削り込んで作っていきますし、手元のフロッグ(弓魚)や
銀線などを巻き付けてあるラッピングなどで、全体のバランスをとってあります。
その重さや、そのバランスをとっていないのが現状の二胡の弓なのです。
西洋のヴァイオリンに負けないような擦弦楽器を作ろうと、中国では楽器自体には相当力を入れてきています。
しかし、肝心の道具である弓はいまだに、民族楽器の域から出ていません。
それにしては、弓毛の張り方などヴァイオリンの弓を目指しているところもあります。
自然のままの竹の弾力と反発力そして、バランスを使う切ありませんから、
どうしても無理な力をどこかで使ってしまいます。
中には力を入れて胴に弓の竹を押し付けるようにと教えているところもあるくらいです。
これは先生が悪いのではなく、そのような道具きりないからでしょう。
二胡の弓は消耗品であるという考えがありますから、
どうしても作りも雑になります。
その雑な造りのものを持たされて、みなさんはそれを何とかコントロールしようと大変な苦労をしているのです。
そしてそれを誰も咎めません。
二胡の弓はこんなものだろうというところから、進んでいないのです。
肝心の竹そのものの強度や反発力、しなりなどに手をかけず、毛の種類だけをうんぬんすることになります。
最近では、二胡の弓毛を張り替える人も出てきています。
しかし弓で肝心なのは、竹なのです。
ですから、いちどに100本の弓を購入して、その中で選んでというのは、
竹の質を選んでいるのです。
では、どんな竹がよいのか、それもはっきりとはいまだにしていません。
演奏家それぞれが自分の感覚で選んで、そして弾いてみて、確かめている。
それも、また1年ぐらいで消耗するのは仕方がないのです。
選べる人はまだ良いですね。
日本ではそれがほぼありません。
先日あるお客さまが、他店に楽器の調整に出したところ、(ほんとに名前を出してしまいたいくらいにひどい商売しています)
じっと我慢です。
楽器には問題ないが弓が悪い、とのこと、そこで新たに弓を送ってもらったのだけれど、
その悪いといわれたもののほうが良い状態だった、などということもあります。
弓を通販で購入したけれど、以前のもののほうが使いよいなどというのは、普通にあることです。
せめて、どんな弓であろうと、弓毛も切れず、竹も安定したものを、
どの一本を取っても、弾きにくいという事がない弓、むしろ弾きやすい!
安定した弓という事で作り始めた福音弓です。
ここへきて、さらに進化させたつもりです。
言うまでもありませんね。
でも、通常の洋楽の弓はかなり大切にされているのですが、
二胡の弓はいまだに消耗品扱いです。
毎日弾くひとですと、長く保って、一年くらいではないでしょうか。
弓毛の消耗というのは、弾くたびにあります。
鉄の弦を馬毛で擦るのですから、当然馬毛が日々弱っていきます。
ヴァイオリンなどの弦は巻弦ですから、弓毛の消耗は二胡の弦などより、早いです。
何しろ直線のガットの周りを細い鉄で巻いてありますから、その弦の引っ掛かりは、
二胡の直線の弦より強いです。
したがって弓毛の消耗も、相当早く、早い人ですと半年に一回くらい、弓毛の張替えをします。
二胡の弓の毛も弾くたびに摩耗していきます。
徐々に摩耗していきますから、いつが、買え時なのか判然としません。
また、弓毛の張り具合もきっちりとはできていませんから、
始終伸びてきてだらりとしますし、切れる本数も多いです。
さすがに、現時点で15000円を超える弓などは、あまり伸びてくる毛の数も少ないですが、
やはり消耗品であることは間違いありません。
この消耗品であるという事が一番の問題だと思います。
本来なら竹は相当長く使えます。
ところが、自然の竹のままですから、重さが弦を弾くためには足りないのです。
色々自分でも試したり、演奏家の方に試してもらったりして、
現在の弓の重さの平均45グラムくらいでは、弦を弓の重さだけで弾くには、10グラムくらい足りないようです。
また自然のままの竹ですとバランスのとりようがありません。
ヴァイオリンの弓などは削り込んで作っていきますし、手元のフロッグ(弓魚)や
銀線などを巻き付けてあるラッピングなどで、全体のバランスをとってあります。
その重さや、そのバランスをとっていないのが現状の二胡の弓なのです。
西洋のヴァイオリンに負けないような擦弦楽器を作ろうと、中国では楽器自体には相当力を入れてきています。
しかし、肝心の道具である弓はいまだに、民族楽器の域から出ていません。
それにしては、弓毛の張り方などヴァイオリンの弓を目指しているところもあります。
自然のままの竹の弾力と反発力そして、バランスを使う切ありませんから、
どうしても無理な力をどこかで使ってしまいます。
中には力を入れて胴に弓の竹を押し付けるようにと教えているところもあるくらいです。
これは先生が悪いのではなく、そのような道具きりないからでしょう。
二胡の弓は消耗品であるという考えがありますから、
どうしても作りも雑になります。
その雑な造りのものを持たされて、みなさんはそれを何とかコントロールしようと大変な苦労をしているのです。
そしてそれを誰も咎めません。
二胡の弓はこんなものだろうというところから、進んでいないのです。
肝心の竹そのものの強度や反発力、しなりなどに手をかけず、毛の種類だけをうんぬんすることになります。
最近では、二胡の弓毛を張り替える人も出てきています。
しかし弓で肝心なのは、竹なのです。
ですから、いちどに100本の弓を購入して、その中で選んでというのは、
竹の質を選んでいるのです。
では、どんな竹がよいのか、それもはっきりとはいまだにしていません。
演奏家それぞれが自分の感覚で選んで、そして弾いてみて、確かめている。
それも、また1年ぐらいで消耗するのは仕方がないのです。
選べる人はまだ良いですね。
日本ではそれがほぼありません。
先日あるお客さまが、他店に楽器の調整に出したところ、(ほんとに名前を出してしまいたいくらいにひどい商売しています)
じっと我慢です。
楽器には問題ないが弓が悪い、とのこと、そこで新たに弓を送ってもらったのだけれど、
その悪いといわれたもののほうが良い状態だった、などということもあります。
弓を通販で購入したけれど、以前のもののほうが使いよいなどというのは、普通にあることです。
せめて、どんな弓であろうと、弓毛も切れず、竹も安定したものを、
どの一本を取っても、弾きにくいという事がない弓、むしろ弾きやすい!
安定した弓という事で作り始めた福音弓です。
ここへきて、さらに進化させたつもりです。