二胡の弱点。
楽器として、二胡には弱いところが有ります。
やってはいけないと言うほどではなくても、その環境においたら、まずいでしょう、と言うことです。
一番は、夏の日の車の中。
4月を過ぎると、10月ぐらいまでは、駐車中の車の中の室温は、50度以上にもなります。
真夏は、80度になると言います。
木も、蛇皮も生ですから、これは、やってはいけない事ですね。
木は乾きますし(木の乾燥と言うのは、30度以上の温度だと、どんどん進みます)
皮も乾きますし、熱に弱いです。
次に、冬場10度を切ったところに放置するのは、まずいでしょう。
皮が、かさかさに乾きますし、皮だけが縮みます。
木はそれほど縮みません。
結果として、室温に戻した時には、皮は多少なりとも緩みます。
ただ寒いところと言う程度なら、後で多少た高いところへ置いておく、とか、
後ろから息を吹き込むとか、懐に入れて温めるとかすれば、それほどの悪影響でも無いと思いますが、
流石に零下はまずいでしょう。
生ですから、水分を含んでいます。
水分が凍れば、フリーズドライと言うことになりませんかね。
これはやってはいけない事になりますね。
冬場に、蛇皮が、かさかさになるのは、人と同じですが、人は潤いを保つ、尿素系のクリームなどで保湿すれば気持ち良いですが、
蛇皮は、尿素系に当たると、緩くなります、柔らかくなります。
繊維が柔らかくなるのです。
ちなみに割箸を、アンモニアをつけたり、尿素系の物に漬けたりすると、割りばしはくにゃくにゃに曲がり、紐のように結ぶことさえ可能です。(これは極端ですが)
勿論、オイルなどもってのほかですね。
オイル塗っても良いと言う人が居たら、ご自分の二胡にやってみてもらって下さい。
その結果で判断すればよいのではないですか。
勿論オイルにしても、色々な物が有ります。
揮発性の良いスクワランや、乾きにくい、ポピーオイルなど、でもどんな成分が入っているかは、市販品では解りませんね。
私の見てきた限り、何人の人が、この脂の塗りすぎ、(あくまでも塗りすぎです)で皮を痛めてきた事か。
多少なら良いのですが、多少だと、皮に変化が見られず、ついやり過ぎてしまうのだと思います。
オイルは、直ぐには、皮にしみ込みませんから。
後は、水気禁止ですね。
水気に当たると、ニカワの接着力が落ちます。
これは他のどんな楽器も同じことが言えます。
暑いのも寒いのも、水気も、駄目でしょう。
ほんとに、二胡は箱入り娘なのです。
大事にしてやって下さい。
楽器として、二胡には弱いところが有ります。
やってはいけないと言うほどではなくても、その環境においたら、まずいでしょう、と言うことです。
一番は、夏の日の車の中。
4月を過ぎると、10月ぐらいまでは、駐車中の車の中の室温は、50度以上にもなります。
真夏は、80度になると言います。
木も、蛇皮も生ですから、これは、やってはいけない事ですね。
木は乾きますし(木の乾燥と言うのは、30度以上の温度だと、どんどん進みます)
皮も乾きますし、熱に弱いです。
次に、冬場10度を切ったところに放置するのは、まずいでしょう。
皮が、かさかさに乾きますし、皮だけが縮みます。
木はそれほど縮みません。
結果として、室温に戻した時には、皮は多少なりとも緩みます。
ただ寒いところと言う程度なら、後で多少た高いところへ置いておく、とか、
後ろから息を吹き込むとか、懐に入れて温めるとかすれば、それほどの悪影響でも無いと思いますが、
流石に零下はまずいでしょう。
生ですから、水分を含んでいます。
水分が凍れば、フリーズドライと言うことになりませんかね。
これはやってはいけない事になりますね。
冬場に、蛇皮が、かさかさになるのは、人と同じですが、人は潤いを保つ、尿素系のクリームなどで保湿すれば気持ち良いですが、
蛇皮は、尿素系に当たると、緩くなります、柔らかくなります。
繊維が柔らかくなるのです。
ちなみに割箸を、アンモニアをつけたり、尿素系の物に漬けたりすると、割りばしはくにゃくにゃに曲がり、紐のように結ぶことさえ可能です。(これは極端ですが)
勿論、オイルなどもってのほかですね。
オイル塗っても良いと言う人が居たら、ご自分の二胡にやってみてもらって下さい。
その結果で判断すればよいのではないですか。
勿論オイルにしても、色々な物が有ります。
揮発性の良いスクワランや、乾きにくい、ポピーオイルなど、でもどんな成分が入っているかは、市販品では解りませんね。
私の見てきた限り、何人の人が、この脂の塗りすぎ、(あくまでも塗りすぎです)で皮を痛めてきた事か。
多少なら良いのですが、多少だと、皮に変化が見られず、ついやり過ぎてしまうのだと思います。
オイルは、直ぐには、皮にしみ込みませんから。
後は、水気禁止ですね。
水気に当たると、ニカワの接着力が落ちます。
これは他のどんな楽器も同じことが言えます。
暑いのも寒いのも、水気も、駄目でしょう。
ほんとに、二胡は箱入り娘なのです。
大事にしてやって下さい。
その日は触らずに乾かしておきました。
翌日、弾いてみたところ、少し音が大きく、ビリビリ音が減りました。
弾かないときは、シープスキンで皮面を保護してシルクスカーフを被せています。
あとは、弾きこみですかね?
いろいろ御教示いただきありがとうございます。
追記
精製スクワランは、アマゾンでチューンメーカーズというところに20ml、1,050円で買えます。高いですが、そんなに使うものではないのでいいかと思います。
高いですね。
乾きが早いのでまあ良いかもしれませんが、
菜種油塗った人もいます、これは乾きません。
それと、良くやり過ぎてしまうのです。
ですから私は反対します。
適量と言うのは、スクワランでさえ、布に含ませて、何か他の物に一回塗って、それを拭き取った布ぐらいで、ホントに薄く、
照りがよくなるからと胴や竿にも塗ってましたね。「北京ダックじゃあるまいし」と思って見てました。
ほんとは、「そんなの塗っちゃだめだよ。」と言うべきなのでしょうが、本人達はご満悦なので、嫌われるのもなんなので、つい黙ってました。
二胡の真のメンテナンスへの道のりはまだまだ通そうです。