少し心配、楽器が売れない！

それはそうでしょうね！

楽器自体がそんなにたくさん売れるというのは変ですね。

楽器をたくさん買うという方もいます。

ギターの世界などでは、これは相当多いようです。

私の知り合いの兄弟はギターを、ナント１４１台。

これはもう、単なるマニアとしか言えません。

ヴァイオリンなどの世界では、プロの人は、ある時期この楽器を弾いてと言うのは有っても、

意外と同時に沢山持っている人と言うのは少ないようです。

だいたいが良い楽器と言うともう、１００万円を超えてしまいますから、よほどお金持でないと、

それもありますが一度これは良いと相性の良い楽器に出会うと、ほとんどの人が換えませんね。

二胡の場合は、紫檀の音があり黒檀の音がある、また、老紅木と言うように、来の種類によって音色が変わるということもありますので、案外3台位持っている人というのはいますね。

でも普通カルチャーセンターなどで習っている人は、最初の初心者用の物を2，3年使うと、その後先生に勧められて、もう一台相当高額の物をお買いになる方も多いようです。

たぶん2台以上持っている人と言うのは、それほど多く無く、不思議とＦＢをやったり、ミクシーなどのＳＮＳなどでネットでの人の繋がりを求めようとする方に多いようです。

比較的積極的な方が多いのかもしれません。

でも、それでも、４０００人ぐらいでしかありませんかね。

二胡を始めてもう少し良い音にしたいもっとうまくなりたいと思う時、やっぱり楽器ももっと良い物をと考える方も多いのです。

楽器屋としてはありがたい事です、

しかし、今弾いている楽器をけなされ、なんだかわからずもっと高額な物を先生に勧められて購入する落ちうのは、どうなのでしょう？

先生のレッスン料が安い事が、こんなところでの商売に発展するのかもしれません。

しかし、私のおススメは、やはり1台の二胡をしっり弾き込むということです。

しっかり弾き込むことで、二胡そのものが解ってくることがあります、

季節により環境により、鳴りも変われば音色も変わるし、長く弾くと自分が出せなかった音が音色が弾けてくるようになるのが実感できるからです。

もし、貴方が今もうかなりの高額な二胡を持っていたとして、（20万とか30万とか）そしたらお薦めは、皮の張替です。

もしかしたらもっと良い物と思って50万円ぐらいの先生のおススメを買おうとするかもしれません。

でも、10年前に購入した20万円の二胡は今の4,50万円の二胡と変わらないという事実も知っていてほしいのです。

何しろ円安ですし、中国そのものがインフレになっています。

その二つを考えたら、今の4,50万円の物が当時の2,30万円の物と同じくらいだと判るはずなのです。

光舜堂にさまざまな楽器を持って皆さんこられます。

その中で10年ぐらい前に10万円代だった20万円代だったという楽器は、下手をすると今の40万円台の二胡と変わらないレベルであったりします。

今新たに、ご自分の持っている楽器より良い物をと、願って購入したとしても、本当に今の物より良いものかどうかというのが解らないのです。

それであったら今ご自分の持っている二胡で好きな音色の物を皮を張替えて内部まで手を入れて、きちんと全音鳴るように仕立てた方が遥かにレベルアップします。