『ニッカウヰスキー宮城狭蒸留所』は仙台駅から仙山線で約40分の作並(さくなみ)駅よりシャトルバスで5分です。
到着直後にショップに行ったので(その18参照)ここで見学の受付を済ませます。
受付の建物の前からは蒸留所の風景が。
あ~、三角屋根(パゴダ型屋根)のキルンが見えるなあ。
『キルン(乾燥塔)』は麦芽を乾燥させる施設です。
中に入ると、いきなり単式蒸留器(ポットスチル)がありました。
NHKの連続テレビ小説『マッサン』で実際に撮影に使用された蒸留器なんだそうですよ!
あそこで受付を済ませます。
蒸留所見学は事前にネットで予約しています。
無料の蒸留所見学と有料のテイスティングセミナー付き蒸留所見学がありますので、予約時に選びましょう♪
受付が結構雑で・・・有料のテイスティングセミナー付き蒸留所見学を無料の蒸留所見学と間違えられてしまう場合があるので注意しましょう(危なかったんですよ)。
奥は展示スペースになっています。
蒸留所見学の時間まで、展示品を見て楽しめます♪
ここでは原料にされるモルトを見ることができます。
モルトと言うのは大麦麦芽の事です。
ちなみに大麦には二条大麦と六条大麦の2種類があって、ウイスキーには二条大麦が使われます。
ウイスキー1本あたり、これぐらいの量のモルトが使用されているんだって。
ウイスキーを仕込む際に重要なのは仕込み水。
硬度等水質によって、味わいに違いが現れます。
右の展示品は『ピート(泥炭)』。
麦芽を乾燥させる際にこの香りが付くと、ウイスキーはスモーキーな香りになります。
ブレンデッドウイスキーのブレンドに使用される数多くの原酒たち。
ブレンデッドウイスキーは個性の異なったシングルモルトウイスキーを数種類から数十種類とグレーンウイスキーをブレンドして作られます。
シングルモルトウイスキーは前出の単式蒸留器(ポットスチル)で蒸留されます。
原料は大麦麦芽。
ではグレーンウイスキーはと言うと・・・原料は大麦・小麦・コーンなどで連続式蒸留機で大量に製造されます。
シングルモルトウイスキーに比べて個性は少ないです。
その連続式蒸留機がこれ。
ニッカウヰスキーではカフェ式連続式蒸留機を使用しています。
ニッカウヰスキーでは『カフェグレーン』、サントリーでは『知多』がこのグレーンウイスキーにあたります。
で、そのブレンデッドウイスキーがこれです。
スーパーでも見掛けますね。
左はシングルモルトウイスキーだけをブレンドしたピュアモルトウイスキーの『竹鶴』、真ん中と右がブレンデッドウイスキーの『スーパーニッカ』と『ザ・ニッカ12年』。
蒸留されたウイスキーは、樽に詰められて熟成されます。
樽の内側はバーナーで焼かれています。
ここでは樽の種類と、樽の内側を焼く工程を説明しています。
右の樽にはモニターが仕込んであって、樽焼成(チャー)の工程を見ることができます。
これがその『チャーの効果』。
これは樽の焼き方の違い。
一番奥が生の樽で、手前に来るほど焼き方が強くなります。
樽の内側を焼くと、ウイスキーを熟成する際に独特の風味が付きます。
焼くことで樽材の内側に『バニリン』という甘いバニラ成分が生成されます。
これがいわゆる熟成香味成分になっていくんですね。
また炭化層には活性炭による未熟成香を減少させる働きがあります。
で、この展示されている樽の側板(がわいた)は色々な樽の種類。
上から焼いてから一度も使用していない『新樽』、何度か使用した『旧樽』、シェリー酒が詰められていた『シェリー樽』、使用済みの樽を一度分解して組み直した『リメード樽』。
この樽の種類によって、熟成されたウイスキーの個性が変わっていきます。
これがそのそれぞれ違う樽で熟成された原酒。
上から側板の展示と同じ順番で『新樽熟成』、『旧樽熟成』、『シェリー樽熟成』、『リメード樽熟成』の原酒です。
『新樽熟成原酒』。
左から5年熟成、10年熟成、15年熟成、20年熟成です。
『旧樽熟成原酒』。
同じく左から5年熟成、10年熟成、15年熟成、20年熟成。
大人気の『シェリー樽熟成原酒』。
左から5年熟成、10年熟成、15年熟成、20年熟成。
以前詰められていたシェリーの色が強く出ています。
『リメード樽熟成原酒』。
左から5年熟成、10年熟成、15年熟成、20年熟成です。
サントリーではリメード樽っていうのは聞かなかったなあ。
ここでは原酒の香りをテイスティングすることができます。
左から12年熟成原酒、5年熟成原酒、未熟成原酒(ニューポット)。
ニューポットを飲んでみたいなあ。
ウイスキーの種類の展示。
右から・・・。
『シングルカスクウイスキー』。
シングルモルトウイスキーの単一樽からボトリングされるウイスキーです。
樽ごとのハッキリした個性が現れていて、高価な場合が多いです。
二番目は『シングルモルトウイスキー』。
単一蒸留所のウイスキーをボトリングしたもので、数種類の樽、数種類の熟成年数のシングルモルトウイスキー原酒をブレンドしたものが多いです。
但しラベルに『12年』の表記がある場合は最低でも12年熟成された原酒がブレンドに使われています。
三番目は『ピュアモルトウイスキー』。
複数蒸留所のシングルモルトウイスキーをブレンドしたウイスキーです。
ニッカウヰスキーでは余市蒸留所とここ宮城狭蒸留所のシングルモルトウイスキーをブレンド・・・ってことになりますね。
ちなみにシングルモルトジャパニーズウイスキーにシングルモルトスコッチウイスキーをブレンドしても『ピュアモルトウイスキー』ですよ。
そして4番目が前述の『ブレンデッドウイスキー』。
言い方が悪ければ、ウイスキー同士なら何を混ぜてもブレンデッドウイスキー。
一番右は『グレーンウイスキー』。
ボトリングされて製品化されたウイスキーたち。
一番左の『第一号ウイスキー』から順に歴代のウイスキーが展示されています。
『シングルモルト余市12年』と『シングルモルト宮城狭12年』。
今やどちらもレアボトルだなあ。
左から『竹鶴12年ピュアモルト』、『竹鶴17年ピュアモルト』、『竹鶴21年ピュアモルト』、『竹鶴25年ピュアモルト』。
マニア垂涎、ってやつですね☆
展示場全体の雰囲気。
年配の男性が多いイメージが強いんですが、若いカップルや家族連れも多いんですよ。
さあ、そろそろ見学の時間だ。
受付の左の扉のセミナールームに向かいます!
次回、蒸留所見学!
御期待ください!!
到着直後にショップに行ったので(その18参照)ここで見学の受付を済ませます。
受付の建物の前からは蒸留所の風景が。
あ~、三角屋根(パゴダ型屋根)のキルンが見えるなあ。
『キルン(乾燥塔)』は麦芽を乾燥させる施設です。
中に入ると、いきなり単式蒸留器(ポットスチル)がありました。
NHKの連続テレビ小説『マッサン』で実際に撮影に使用された蒸留器なんだそうですよ!
あそこで受付を済ませます。
蒸留所見学は事前にネットで予約しています。
無料の蒸留所見学と有料のテイスティングセミナー付き蒸留所見学がありますので、予約時に選びましょう♪
受付が結構雑で・・・有料のテイスティングセミナー付き蒸留所見学を無料の蒸留所見学と間違えられてしまう場合があるので注意しましょう(危なかったんですよ)。
奥は展示スペースになっています。
蒸留所見学の時間まで、展示品を見て楽しめます♪
ここでは原料にされるモルトを見ることができます。
モルトと言うのは大麦麦芽の事です。
ちなみに大麦には二条大麦と六条大麦の2種類があって、ウイスキーには二条大麦が使われます。
ウイスキー1本あたり、これぐらいの量のモルトが使用されているんだって。
ウイスキーを仕込む際に重要なのは仕込み水。
硬度等水質によって、味わいに違いが現れます。
右の展示品は『ピート(泥炭)』。
麦芽を乾燥させる際にこの香りが付くと、ウイスキーはスモーキーな香りになります。
ブレンデッドウイスキーのブレンドに使用される数多くの原酒たち。
ブレンデッドウイスキーは個性の異なったシングルモルトウイスキーを数種類から数十種類とグレーンウイスキーをブレンドして作られます。
シングルモルトウイスキーは前出の単式蒸留器(ポットスチル)で蒸留されます。
原料は大麦麦芽。
ではグレーンウイスキーはと言うと・・・原料は大麦・小麦・コーンなどで連続式蒸留機で大量に製造されます。
シングルモルトウイスキーに比べて個性は少ないです。
その連続式蒸留機がこれ。
ニッカウヰスキーではカフェ式連続式蒸留機を使用しています。
ニッカウヰスキーでは『カフェグレーン』、サントリーでは『知多』がこのグレーンウイスキーにあたります。
で、そのブレンデッドウイスキーがこれです。
スーパーでも見掛けますね。
左はシングルモルトウイスキーだけをブレンドしたピュアモルトウイスキーの『竹鶴』、真ん中と右がブレンデッドウイスキーの『スーパーニッカ』と『ザ・ニッカ12年』。
蒸留されたウイスキーは、樽に詰められて熟成されます。
樽の内側はバーナーで焼かれています。
ここでは樽の種類と、樽の内側を焼く工程を説明しています。
右の樽にはモニターが仕込んであって、樽焼成(チャー)の工程を見ることができます。
これがその『チャーの効果』。
これは樽の焼き方の違い。
一番奥が生の樽で、手前に来るほど焼き方が強くなります。
樽の内側を焼くと、ウイスキーを熟成する際に独特の風味が付きます。
焼くことで樽材の内側に『バニリン』という甘いバニラ成分が生成されます。
これがいわゆる熟成香味成分になっていくんですね。
また炭化層には活性炭による未熟成香を減少させる働きがあります。
で、この展示されている樽の側板(がわいた)は色々な樽の種類。
上から焼いてから一度も使用していない『新樽』、何度か使用した『旧樽』、シェリー酒が詰められていた『シェリー樽』、使用済みの樽を一度分解して組み直した『リメード樽』。
この樽の種類によって、熟成されたウイスキーの個性が変わっていきます。
これがそのそれぞれ違う樽で熟成された原酒。
上から側板の展示と同じ順番で『新樽熟成』、『旧樽熟成』、『シェリー樽熟成』、『リメード樽熟成』の原酒です。
『新樽熟成原酒』。
左から5年熟成、10年熟成、15年熟成、20年熟成です。
『旧樽熟成原酒』。
同じく左から5年熟成、10年熟成、15年熟成、20年熟成。
大人気の『シェリー樽熟成原酒』。
左から5年熟成、10年熟成、15年熟成、20年熟成。
以前詰められていたシェリーの色が強く出ています。
『リメード樽熟成原酒』。
左から5年熟成、10年熟成、15年熟成、20年熟成です。
サントリーではリメード樽っていうのは聞かなかったなあ。
ここでは原酒の香りをテイスティングすることができます。
左から12年熟成原酒、5年熟成原酒、未熟成原酒(ニューポット)。
ニューポットを飲んでみたいなあ。
ウイスキーの種類の展示。
右から・・・。
『シングルカスクウイスキー』。
シングルモルトウイスキーの単一樽からボトリングされるウイスキーです。
樽ごとのハッキリした個性が現れていて、高価な場合が多いです。
二番目は『シングルモルトウイスキー』。
単一蒸留所のウイスキーをボトリングしたもので、数種類の樽、数種類の熟成年数のシングルモルトウイスキー原酒をブレンドしたものが多いです。
但しラベルに『12年』の表記がある場合は最低でも12年熟成された原酒がブレンドに使われています。
三番目は『ピュアモルトウイスキー』。
複数蒸留所のシングルモルトウイスキーをブレンドしたウイスキーです。
ニッカウヰスキーでは余市蒸留所とここ宮城狭蒸留所のシングルモルトウイスキーをブレンド・・・ってことになりますね。
ちなみにシングルモルトジャパニーズウイスキーにシングルモルトスコッチウイスキーをブレンドしても『ピュアモルトウイスキー』ですよ。
そして4番目が前述の『ブレンデッドウイスキー』。
言い方が悪ければ、ウイスキー同士なら何を混ぜてもブレンデッドウイスキー。
一番右は『グレーンウイスキー』。
ボトリングされて製品化されたウイスキーたち。
一番左の『第一号ウイスキー』から順に歴代のウイスキーが展示されています。
『シングルモルト余市12年』と『シングルモルト宮城狭12年』。
今やどちらもレアボトルだなあ。
左から『竹鶴12年ピュアモルト』、『竹鶴17年ピュアモルト』、『竹鶴21年ピュアモルト』、『竹鶴25年ピュアモルト』。
マニア垂涎、ってやつですね☆
展示場全体の雰囲気。
年配の男性が多いイメージが強いんですが、若いカップルや家族連れも多いんですよ。
さあ、そろそろ見学の時間だ。
受付の左の扉のセミナールームに向かいます!
次回、蒸留所見学!
御期待ください!!
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