『ニッカウヰスキー宮城狭蒸留所』見学には無料の蒸留所見学と有料のテイスティングセミナー付き蒸留所見学があります。
さあ、蒸留所見学ツアー開始だ!
まずはセミナー室で説明を受けます。
『モルトウイスキーができるまで』の説明です。
左上の原料から始まって時計回りに熟成までです。
原料(二条大麦麦芽)→製麦→粉砕→糖化・濾過→発酵→蒸留(初留・再留)→熟成・・・の工程でモルトウイスキーは造られていきます。
こちらは『グレーンウイスキーの製造方法』。
モルトウイスキーとは随分違いますね。
原料はトウモロコシです。
これを首にぶら下げて行きますよ~☆
セミナー室を出て最初に説明を受けたのは、受付の前に見たポットスチル。
NHKの連続テレビ小説「マッサン」の撮影で使われたものです。
裏側。
撮影が終わってから、ここに設置したそうですよ。
宮城狭蒸留所のほとんどの建物がこのレンガ造り。
雰囲気が落ち着いていて綺麗です。
キルン塔が見えました!
景観重視の建築をしているそうで、山の地形を平らに均さず、起伏があるままで建物の高さを変えて建築しています。
樹木の伐採も最小限度にとどめているそうです。
そして・・・電線が無い!
全て地下に埋設しているんだって!
確かに美しい景観です・・・。
後ろの山を借景にしています。
最初に見学するのはこの『キルン塔(乾燥塔)』。
これはいきなり楽しそうですねえ~。
キルン塔に入ると最初に目に入ったのが『ピート(泥炭)』。
乾燥されているので、この大きさでも軽いですよ。
ここで麦芽を乾燥させる際にピートを一緒に焚きしめて麦芽にピートの香りを移します。
湿り気の強い麦芽にはピート香は移りやすく強いピート香になり、逆に乾燥された麦芽にはピート香は移りにくく、ライトなピート香の麦芽に仕上がります。
あれ?でもここ、ピートの香りがしないなあ。
次に向かうのは『仕込棟』。
北海道・余市で第一の蒸溜所をスタートさせてから、約30年。
竹鶴政孝は、新しい蒸溜所建設の地を求めて動き始めました。
「異なる蒸溜所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウイスキーはより味わい深く豊かになる」という信念を抱く竹鶴にとって、第二の蒸溜所は夢を実現するためにどうしても必要なものだったのです。
その頃、ニッカウヰスキーは日本で初めてモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドした「ハイニッカ」を発売し、ウイスキーブームを巻き起こしていました。
日本にウイスキー文化が浸透しつつある状況も、第二の蒸溜所づくりへの気運を高めました。
当時の北海道工場長・竹鶴威をはじめとしたスタッフが調査した候補地の中から、竹鶴政孝が選んだ地は仙台・宮城峡。
仙台の街から西へ約25km、山形との県境に近いこの地は、広瀬川と新川というふたつの清流に恵まれた緑豊かな峡谷です。
竹鶴は初めてこの地を訪れた時、新川(にっかわ:ニッカとは関係ないそうです)の清流で持っていたブラックニッカを割って飲み、味わいを確認。
その場で蒸溜所建設を決定したと言われています。
※ニッカウヰスキーホームページより
麦芽に仕込み水を加えて醗酵させる『醗酵槽』。
奥に糖化槽もあるはずなんですが・・・スルー。
蒸留棟に来ました!
ポットスチルがカッコイイ!!
左の2基が初留釜、右の2基が再留釜です。
竹鶴政孝が第二の蒸溜所に求めていたのは、余市蒸溜所とはまったく異なる個性を持つ原酒づくり。
スコットランドの「ローランド」のように華やかで軽快なモルト原酒をつくることによって、ブレンドに幅と奥行きを与えることができると考えていたのです。
気候風土がローランドに似通った宮城峡に建設地を決めると、竹鶴は蒸溜においても余市蒸溜所とは異なる「蒸気間接蒸溜方式」を選択しました。
蒸気間接蒸溜はスチームを使い、じっくりと130℃ほどで蒸溜する方法です。
ポットスチルも余市と異なり、胴体部分に丸い膨らみのある「バルジ型」です。
宮城峡蒸溜所開設当時、スタッフの中に蒸気間接蒸溜を経験したことのある者はいませんでしたが、竹鶴がスコットランド留学で得た知識をもとに試行錯誤を重ね、華やかでスムースなローランドタイプの原酒づくりに成功したのです。
・・・というような説明を受けました☆
余市蒸留所のポットスチル。
宮城狭蒸留所のポットスチル。
確かに余市とは形が違いますね。
次は樽貯蔵庫に向かいます。
・・・広いな。
『樽貯蔵庫』が見えてきました~♬
6番貯蔵庫。
見学者用の貯蔵庫だ、って言ってましたよ~。
貯蔵庫の中には樽がいっぱい!
この雰囲気、好きだなあ~。
しかし、ウイスキーの匂いが薄い・・・。
ガイドさんが「見学用なので、実は中身が入っていません。」って言ってました・・・。
そうなのか~(-_-;)。
樽の大きさの説明。
小さい方から順にバレル(180リットル)・ホグスヘッド(230リットル)・パンチョン(480リットル)・シェリー樽(480リットル)。
工場見学はここまでで、セミナー室に戻ります。
途中、貯蔵庫の側には使用済みの樽が積まれていました。
ここ、樽製造棟だそうです。
見学できなかったけどね。
次回、試飲!
御期待下さい♬
#ニッカウヰスキー#ニッカウヰスキー蒸留所#宮城狭#蒸留所見学
さあ、蒸留所見学ツアー開始だ!
まずはセミナー室で説明を受けます。
『モルトウイスキーができるまで』の説明です。
左上の原料から始まって時計回りに熟成までです。
原料(二条大麦麦芽)→製麦→粉砕→糖化・濾過→発酵→蒸留(初留・再留)→熟成・・・の工程でモルトウイスキーは造られていきます。
こちらは『グレーンウイスキーの製造方法』。
モルトウイスキーとは随分違いますね。
原料はトウモロコシです。
これを首にぶら下げて行きますよ~☆
セミナー室を出て最初に説明を受けたのは、受付の前に見たポットスチル。
NHKの連続テレビ小説「マッサン」の撮影で使われたものです。
裏側。
撮影が終わってから、ここに設置したそうですよ。
宮城狭蒸留所のほとんどの建物がこのレンガ造り。
雰囲気が落ち着いていて綺麗です。
キルン塔が見えました!
景観重視の建築をしているそうで、山の地形を平らに均さず、起伏があるままで建物の高さを変えて建築しています。
樹木の伐採も最小限度にとどめているそうです。
そして・・・電線が無い!
全て地下に埋設しているんだって!
確かに美しい景観です・・・。
後ろの山を借景にしています。
最初に見学するのはこの『キルン塔(乾燥塔)』。
これはいきなり楽しそうですねえ~。
キルン塔に入ると最初に目に入ったのが『ピート(泥炭)』。
乾燥されているので、この大きさでも軽いですよ。
ここで麦芽を乾燥させる際にピートを一緒に焚きしめて麦芽にピートの香りを移します。
湿り気の強い麦芽にはピート香は移りやすく強いピート香になり、逆に乾燥された麦芽にはピート香は移りにくく、ライトなピート香の麦芽に仕上がります。
あれ?でもここ、ピートの香りがしないなあ。
次に向かうのは『仕込棟』。
北海道・余市で第一の蒸溜所をスタートさせてから、約30年。
竹鶴政孝は、新しい蒸溜所建設の地を求めて動き始めました。
「異なる蒸溜所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウイスキーはより味わい深く豊かになる」という信念を抱く竹鶴にとって、第二の蒸溜所は夢を実現するためにどうしても必要なものだったのです。
その頃、ニッカウヰスキーは日本で初めてモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドした「ハイニッカ」を発売し、ウイスキーブームを巻き起こしていました。
日本にウイスキー文化が浸透しつつある状況も、第二の蒸溜所づくりへの気運を高めました。
当時の北海道工場長・竹鶴威をはじめとしたスタッフが調査した候補地の中から、竹鶴政孝が選んだ地は仙台・宮城峡。
仙台の街から西へ約25km、山形との県境に近いこの地は、広瀬川と新川というふたつの清流に恵まれた緑豊かな峡谷です。
竹鶴は初めてこの地を訪れた時、新川(にっかわ:ニッカとは関係ないそうです)の清流で持っていたブラックニッカを割って飲み、味わいを確認。
その場で蒸溜所建設を決定したと言われています。
※ニッカウヰスキーホームページより
麦芽に仕込み水を加えて醗酵させる『醗酵槽』。
奥に糖化槽もあるはずなんですが・・・スルー。
蒸留棟に来ました!
ポットスチルがカッコイイ!!
左の2基が初留釜、右の2基が再留釜です。
竹鶴政孝が第二の蒸溜所に求めていたのは、余市蒸溜所とはまったく異なる個性を持つ原酒づくり。
スコットランドの「ローランド」のように華やかで軽快なモルト原酒をつくることによって、ブレンドに幅と奥行きを与えることができると考えていたのです。
気候風土がローランドに似通った宮城峡に建設地を決めると、竹鶴は蒸溜においても余市蒸溜所とは異なる「蒸気間接蒸溜方式」を選択しました。
蒸気間接蒸溜はスチームを使い、じっくりと130℃ほどで蒸溜する方法です。
ポットスチルも余市と異なり、胴体部分に丸い膨らみのある「バルジ型」です。
宮城峡蒸溜所開設当時、スタッフの中に蒸気間接蒸溜を経験したことのある者はいませんでしたが、竹鶴がスコットランド留学で得た知識をもとに試行錯誤を重ね、華やかでスムースなローランドタイプの原酒づくりに成功したのです。
・・・というような説明を受けました☆
余市蒸留所のポットスチル。
宮城狭蒸留所のポットスチル。
確かに余市とは形が違いますね。
次は樽貯蔵庫に向かいます。
・・・広いな。
『樽貯蔵庫』が見えてきました~♬
6番貯蔵庫。
見学者用の貯蔵庫だ、って言ってましたよ~。
貯蔵庫の中には樽がいっぱい!
この雰囲気、好きだなあ~。
しかし、ウイスキーの匂いが薄い・・・。
ガイドさんが「見学用なので、実は中身が入っていません。」って言ってました・・・。
そうなのか~(-_-;)。
樽の大きさの説明。
小さい方から順にバレル(180リットル)・ホグスヘッド(230リットル)・パンチョン(480リットル)・シェリー樽(480リットル)。
工場見学はここまでで、セミナー室に戻ります。
途中、貯蔵庫の側には使用済みの樽が積まれていました。
ここ、樽製造棟だそうです。
見学できなかったけどね。
次回、試飲!
御期待下さい♬
#ニッカウヰスキー#ニッカウヰスキー蒸留所#宮城狭#蒸留所見学
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