コナラやミズナラ、カシワなどナラ類の芽に作られる虫えい(虫こぶ)で一寸見だとクヌギなどの種子を包む殻斗のように見え昔からよく知られているものです。
虫えい(虫こぶ)の形成者はナラメイガタマバチで名前のとおり全体を見るとイガ状の球形ですが、中心部は木質で1つの幼虫室があります。
ナラメイガフシは萌芽枝など成長が旺盛な太い新梢に作られることが多く、普通は1芽に一個できますが副芽などがあると密生して作られます。
写真の虫えい(虫こぶ)は昨年作られ12月に羽化してしまったものですが、6月に出現し始めて最初は緑色で9月ごろに成長が止まると褐色に変化します。9月には蛹になって11~12月に羽化するのだそうです。
羽化した成虫は冬芽に産卵して若芽の葉脈にナラワカメコチャイロタマフシをつくり、成虫は4月下旬~5月上旬に出現してナラメイガフシの元となる卵を新梢の芽に産み付けるのだそうです。
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