野外で実習していると樹木や草本はもちろん、色々な虫たちにも行き会えます。学生の中には虫に興味を持つものも多くて結構捕まえてくるのですよね・・・
↑↓はハラビロトンボ♂ 近くにため池があるのでそこから来たのかな? もちろん観察した後は逃がしてやりました。
これはタラノキの圃場で死んでいたカミキリムシですが、このように肩や首の白いのが居たっけ?
・・・って、よく見るとボーベリア菌にやられて白くなってしまったセンノキカミキリのようです。センノキカミキリはタラノキの害虫ですがボーベリア菌は微生物殺虫剤として有効なのですよね・・・
そして極めつけは虫好きの学生O君がスズメバチトラップから瀕死の状態で脱出してきたものを見つけたコガネムシ・・・これが非常に珍しい種類だったのです。
残念ながら死んでしまったのでO君が標本にするため乾燥させているものを撮影しました。名前はアカマダラハナムグリ(アカマダラコガネ)で幼虫がワシタカの巣で見つかったことで話題になり、今では数が少なくなって各県で絶滅危惧種に指定されているそうです。群馬県は絶滅危惧種Ⅱだったかな・・・
現在はクワマットなどでの養殖が出来るようですし、カワウコロニーなど他の鳥の巣でも見つかっているようですが、自然状態での詳しい生態は文献やネットで調べても分かりませんでした。
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