成果発表会の水産分科会の記事(その3)です・・・
一つ目は養殖池で水車を回して流れを作り出し流速馴致をしたアユに移動性(遡上)が出るのかという試験・・・
結果的には有意差が認められず流速馴致効果は確認できなかったようです。 もう少し早い時期に高密度でやってみたらどうなのかな?
そして「近県連携」では栃木水試から栃木県内の漁協の取組について報告が有りました。
栃木県内で大きな漁協は那賀川と鬼怒川・・・
何処も同じようにカワウとの戦いは厳しいらしい・・・獲っても獲っても減らないって!
釣り人はアユが釣れていても減少の一途・・・現在、那珂川は日本一釣れる川なのにねぇ!
そんなこんなで何処も同じ負のスパイラル・・・
放流量は昔の6割・・・だからどんなによく釣れても昔の6割しか釣れない! あたりまえだけどこれが問題なのよ!
だったら放流数を増やして、回収率を上げるしかない!
・・・で、選択した道は種苗を小さくして放流匹数を増やすことにしたらしい!
小さいから自ずと放流日は早まったけど追跡調査をしたら生き残っていたらしい! 水温が低いと心配なのだけどねぇ・・・この辺はもう少し詳しく聞きたかった!
そしてゾーニング・・・河川環境の悪いところに鮎を放流しても残存率が悪いことが分かった。だから透明度が高く巨石が有って浮石の多い川(つまり上流域や支流)に集中的に放流しているのだという!
下流のあまり綺麗じゃない水の所にも放流をしているどこぞの組合に聞かせたいね・・・組合長だけ来ていたけどこの発表の時には居なくなっちゃった!
大河川ほど放流量に対する回収率が悪く集客効果も悪いという結果・・・要は相対的な資源量の問題だろうな!
で取り組みの骨子は以下のとおり・・・「早期の小型種苗の放流」の早期は一概に賛成できないけど放流量の確保、カワウ対策、冷水病対策、釣り人対策、河川環境回復の施策は行政も業者も漁協も釣り人も皆で取り組まなければならないのだろうな!
もう一つ経験則から言うと爆釣は無くてもソコソコの釣果が長く続くと好いよネ! 今年の碓氷川は何だかんだで10月中旬まで釣れた・・・
言うは易く行うは難し・・・
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