農林水産業関係機関成果発表会の最後は「さくらの里のサクラ衰退」・・・
今回の発表会の中で、このテーマは一番気になる内容です・・・と言うのも私が「さくらの里」の計画から植栽管理まで10年以上も携わっていたのだから!
計画が悪かったのか? 管理が悪かったのか? 他に何か問題があったのか? 色々と気になるのは当たり前なのです。
当初計画に沿った間伐等の管理がされなかったソメイヨシノが衰退しているのかと思ったのだけど、ソメイヨシノは花付きが悪いものの衰退はそれほどでも無いようでした。花付きが悪いのも大きな問題だけどね・・・
異常が認められる。生育状態が極めて悪い。明らかに枯死という状況はオオヤマザクラとカスミザクラに見られるという・・・これに加えてサトザクラのカンザンも良くないらしい。
オオヤマザクラは生育に適した標高ぎりぎりだったのだけど当初の成績は悪くなかったような気がするし、カスミザクラは自生種だし・・・
枯死木を調べたらナラタケ菌が検出されたらしいけどナラタケの防除は難しい・・・
さらにオオヤマザクラなどは温暖化の影響で適正標高が上がってしまった可能性もあるらしい・・・
今後どのように管理していくのか「さくらの里」も岐路に立たされている・・・
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