久しぶりの冬芽と葉痕ネタです。水曜日に学生たちを連れて大桁県有林に地拵え実習(↑)に行った時に採取したイタヤカエデ(オニイタヤ)です。
イタヤカエデの仲間は変異が多く幾つかの変種または亜種、品種に分類されていて分かりづらいのですがオニイタヤの冬芽と葉痕をアップしておきます。
狭義のイタヤカエデやエンコウカエデなどは小枝が赤くツヤが有って無毛なのですが、オニイタヤは小枝が灰褐色で稀に頂芽付近に毛が生えています。頂芽は暗赤褐色で大きく無毛、やや扁平な卵形で4稜を持っています。
多くの頂芽には2個の予備芽若しくは頂生側芽が有ります。
頂芽が充実してくると内側の芽鱗が顔を出し軟毛が密に生えている様子が見られます。
側芽は頂芽よりも小さく、さらに扁平・・・
枝の下部に行くほど側芽は小さくなります。
皮目は楕円形で小さく、葉痕は狭い三日月形で3個の維管束痕があります。
髄はほぼ円形で白色、周囲を緑色に縁どられています。
(冬芽と葉痕:230種類目)
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