木天蓼とは漢方薬で、マタタビに作られた虫えい(虫こぶ)のマタタビツボミフクレフシのこと・・・
ここ数年観察を続けている株(雄株と雌株)が数株あるのだけど、今年は虫えい(虫こぶ)の出来方が少ないような気がする!
マタタビツボミフクレフシはマタタビミタマバエが蕾に産卵して孵化した幼虫が形成するもので、雌株の両性花(↓)にも作られるし・・・
雄株の雄花(↓)にも作られる
雌株の方は虫えい(虫こぶ)が作られないで、両性花が受粉すれば正常な実が出来るのだが、今年は正常果の割合が多いようなのだ(↓)
一方、雄花は虫えい(虫こぶ)が作られなければ咲き終われば落花してしまい、虫えい(虫こぶ)が作られた蕾は落下せずに残って肥大していくのだが、その数が少ないような気がする(↓)
と言うことは、今年は木天蓼が不作の年と言うことになるのかな・・・
安易な結論を出したくはないが、温暖化の影響によって昆虫が感じる季節と植物の季節にズレが生じてしまってのではないか、つまり昆虫が羽化・産卵する時期と植物の蕾ができ花が咲く時期がほんの少しだけどズレてしまったのではないかと心配になってしまうのだ・・・
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