今回の「つる植物の花」はマメ科の野生種2題で、草藪で一緒に並んで咲いていたヤブツルアズキ(↑右)とヤブマメ(↑左)・・・
まずはアズキの祖先野生種と言われているヤブツルアズキ(マメ科キササゲ属)・・・
開出毛がある茎がつる状になって他者に絡みつく、葉は3出複葉で小葉は先が尖り、葉柄が長い、花は黄色、果実は線形の豆果で垂れ下がる・・・
果実を見ると確かにアズキだね! つる状のアズキだからツルアズキ・・・藪に生えるからヤブツルアズキなんだけど、ツルアズキだけで好いんじゃないかな(笑)
マメ科の花は左右対称の蝶型花が多いのだけど、ヤブツルアズキの花は非対称で、旗弁も左右の形が違う、竜骨弁は捻じれてC字形、右の翼弁は竜骨弁の下を抱き、左の翼弁は竜骨弁の吸蜜口の下から距にかぶさっている・・・
すぐ隣で咲いていたヤブマメ(マメ科ヤブマメ属)も3出複葉だけど小葉の先端はあまり尖らず、つるは細く下向きの毛がある・・・藪に生えるマメとは単純過ぎ!
花は左右対称の蝶型花で旗弁は紫色、竜骨弁と翼弁は白っぽい・・・
ヤブマメは地上に開放花を咲かせ、地下に閉鎖花を作るらしいけど今度確認してみよう・・・
地上部の豆果は扁平・・・
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