久しぶりの「冬芽と葉痕」ネタ・・・先日の入山峠で観察してきたカマツカで赤い実が沢山なっていた(冬芽と葉痕:239種類目)
頂生枝は長枝化して時に二次伸長する。 二次伸長部分は枯れやすく落枝痕として残る。
側枝は短枝化しやすく、果枝には数個の実を付け、果柄にはいぼ状の皮目が目立つ・・・
果実は子房を包む花托が多肉質になったナシ状果で花弁や萼片よりも下が膨らむため先端に枯れた萼片や花糸の一部が残ってが黒く見えるのが特徴だね!
長枝と果枝・・・
一年生枝(長枝)・・・側芽は2回まわって5つ目に元の位置に戻る、または1回まわって3つ目に元の位置に戻る2/5または1/3のらせん性。
頂生枝(長枝)の拡大・・・
短枝化した枝・・・短枝は葉痕が重なってゴツゴツしていて枝株には芽鱗痕が見られる。
仮頂芽付近の拡大・・・冬芽は2~3mmの小さな円錐形で芽鱗は3~4枚ある。
葉痕は広いV字型で維管束痕は不明瞭、葉痕が盛り上がって見えるのは葉柄下部が残って冬芽の基部を保護している・・・
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