年始の宴

労働組合の年始の行事「旗開き」なるイベントがある。
「旗閉じ」は縁起がわるく聞こえるので別のタイトルで年末にある。

旗開きは挨拶大会である。できるだけ多くの来賓を呼んで長々と景気の良い激を飛ばして１年をガンバローと気合をいれる。
お目当ては勿論ビンゴ大会等景品の抽選会と宴会となる。安い参加費でできるだけ多くの組合員の参加を呼びかける。

昨今の労働組合は資金不足で景品を買う予算に乏しい。１０年以上同じ予算の中で
やりくりしている。祝いの会場費用が上がると工面策として酒類、料理の持ち込み交渉、景品の調達に実行委員は苦慮する。（露骨に景品を複数個無心する所もある）

動員で呼ばれた旗開きの中には「何も食べるものがない」「飲む酒がない」「景品の中身が薄い」二度と呼ばれても行きたくな～い。と思える旗開きが昨今増えている。不況は労働組合の体力をかなり奪うボデイ.ブローの様であります。