しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

2012年問題

2009年01月10日 | Weblog
2007年問題(団塊の世代が大量に定年退職を迎え始める年)
と騒がれた実態は変貌した。そうであります。

NPOは自由になる男たちを求めてボランテイアとしての活躍を求めた。過疎に悩む自治体は田舎暮らしを呼びかけた。実態はいかに。

「期待はずれ」の声が上がっている。
団塊の世代と言われる1947年~49年生まれの人は約677万人。
日本の総人口の約5.3%を占めている。
青春時代に学生運動を経験した世代である。
それまでの日本人とは違う意識を持っている。といわれ、会社から離れた後の自由な活動が期待されていた。
しかし、どうやら期待はずれ。彼らはどこに?

「多くの人は再就職や雇用延長で働いています」
総務省労働力調査によると、08年11月現在60~64歳男性の就業率は
73.6%。老齢厚生年金の開始年齢が段階的に引きあがられることもあり、07年以降も会社で働いている実態です。

2007年問題と騒がれた大量退職は、彼らが65歳となり、再就職期間が終わる2012年問題に切り替わりました。(読売新聞1月9日記事)

そ~なのです。年金の制度悪化を受け、60歳で退職しても食べていけない。
したがって65歳(満額年金がもらえる時期まで)まで働き続けなければならない。

2007年問題は2012年問題と5年先送りされた問題となったのです。
政府は5年毎に年金の制度改定を繰り返しております。(改悪)

2012年問題が2017年問題に摩り替わり、延々と暮らせない人達を増やし続け、先送りするる社会はごめんであります。

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