しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

放送開始60周年

2013年02月02日 | Weblog

NHKの特番「放送開始60周年」を見た。 TV放送を開始してから60年を経過した。

東京オリンピック、アポロ13号、月面着陸、アームストロング船長の言葉、浅間山荘事件、力道山の空手チョップ、お笑い番組、ひょっこりひょうたん島、電波少年、茄子の懸賞生活、夢で会いましょう。11PM。実にバラエテイに富んだ面白い番組が多かった。

かっては実に多くの時間をTV鑑賞に費やしていた。NHKの「国民生活時間調査」によれば、日曜日に10代男性がテレビを見る時間は10代男性が平成7年の3時間34分から10年後の平成17年には2時間52分、20代男性の場合、3時間48分から2時間45分に減少した。

一方、70代以上は1日に5時間以上テレビを見ており、傾向として若い男性のTV離れが顕著という。

「情報」「娯楽性」共にテレビよりインターネット重視が傾向としてでており、ここ10年で1割以上の20代~30代の男女でTVを見ない層が生まれ、同年齢層の女性層で25%もテレビ視聴時間が減っているとNHKの全国世論調査報告も出ているとのこと。

原因はいろいろあるようだ。「お笑いブームが去り」ドラマも「AKB48や韓流コアユーザーに頼った視聴層の狭い番組が増えていること。「Uーチューブ」「にこにこ動画」等の無料動画サイトや定額動画サイトが伸びている。ゴールデンタイムにテレビを見る代わりに任天堂等のゲーム器で遊ぶ家族が増えている。

紅白歌合戦も1990年代は50%代だった。2008年は42%とこの傾向が出ている。

内閣府の「高齢者対策総合調査」でも現在の趣味としてテレビを挙げた高齢者の割合は31%だったが、今後の趣味としてテレビを挙げた人は「21%」だった。

漫然視聴の増加、視聴習慣の弱まり、仕事の充実度の低い人ほど長時間テレビを見る傾向。テレビ情報紙の発行部数の減少傾向も続いている。マスメデイアのリーク情報を裏付けを取らずに報道したり、失礼な態度でインタビューや質問をするスタイル。

昨年の朝日新聞土曜版のモニターアンケートでは実に「75%」が最近のテレビはつまらないと答えている。

つまらないと答えたつまらないジャンルは「バラエティ」「お笑い」「ドラマ」「情報」「ワイド番組」だった・面白いと答えたジャンルは「ドキュメンタリー」「二ユース」「ドラマ」の順だった。つまらない地上波放送局のワースト順は「フジ」「日テレ」「TBS」であり面白いチャンネルは「NHK][テレ朝」「NHKBSプレミアム」の順だった。

考えさせられる内容だ。NHKの「深海での大王イカ」の生態ドキュメンタリー等 実に興味深いものがある反面、民放各社の質の低下を嘆く視聴者層があることも事実だ。

放送開始から60年。これからの60年はどう動く?黒柳徹子の「徹子の部屋」が続いていることは無いだろう。  それだけが唯一確実に言えることだ。


ブログランキング

人気ブログランキングへ