最近涙腺が緩んで来た。
ドラマを観てすぐに「涙が出てくる」
年齢のせいか、感動が強いせいか。「いきものがかり」の「風が吹いている」の歌を聞いても涙が出てくる。
「市川團十郎」「大鵬」「中村勘三郎」「森光子」「田中好子」訃報を聞くたびに涙が出てくる。
感動することは年代的に若い程あっていいはずだ。
若い頃は同様な訃報を聞いても「涙はあまり出なかった」
数多くの葬儀にも参列した。会社人時代年間6~10件くらいの葬儀に参列した。
会社関係の知人より芸能関係で聞き知る人の訃報の方が涙腺を刺激する。
感受性は年とともに衰えるのが普通ではないのか。味覚、聴覚、嗅覚、視力同様年代とともに衰える筈だ。
大御所と言われる高齢者が第一線で最高判定者として実験を握っている現況は少し疑問に思うことがある。
10段位、名人位、チャンピオンベルト、横綱、競技会優勝者、等年齢にも性別、重量別でもハンデイ無くコンペ方式で一位を決めるならいい。
一度実権を握ったら力量が落ちても最終決定権者として実権を握る業界関係者が優劣を決める組織は問題が多い。
「相撲界」「教育委員会」「体育会系組織」等で出てくる不祥事事件。
世間一般の感覚と乖離した判断規範が存在するようだ。自浄機能が働かない。
組織保身にばかり目が行く。現場の意見、涙の意味がわからなくなる。
身内の悲しみに涙が出て来ない理事会。同類の仲間の損得ばかり気にする。
老害高齢組織の弊害。問題が起きたら即第三者機関が介入して判断が示せる環境づくりが必要と思う。日本には定年制の無い組織が多すぎる気がしている。
「ご長寿早押しクイズ」に出てくる高齢回答者と遜色無いおかしな発言をする高齢者が数多く組織の長に君臨している。
引退勧告する人がいない。自らは居心地がいいので決して辞めようとはしないのだ。
80代の後期高齢者となっても組織の長に君臨する「お笑い芸人」的老人集団組織。
組織の性格を踏まえた「定年制」はやはり必要だ。この国の未来の為。平均的倫理規範を保つ為にも。
感動することが乏しくなった。
「四季の変化」「民謡・JーPOP」「料理」「スポーツ」若い頃より確実に感受性は下がっている。それでも外見的には「涙をすぐ流して誤解を与える」
「通じがついた喜びの方がテストで満点を取った時よりうれしい」
老人世代に実権を委ねる社会は変えた方が良い。