しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

誤った指導方法

2013年02月04日 | Weblog

精神鍛錬が指導者の仕事みたいに勘違いして「鉄拳制裁」「鉄拳指導」する教師、指導者の指導方法が問題となっている。

実は古くからの日本の教育方法を何ら科学的な根拠も無いまま盲信しているだけ。

つまり、古くからの教育指導法を世襲しているだけなのだろう。

俺も鉄拳制裁で目が覚めた。感謝している。とする指導者がまだ幅を利かせているのだろう。

欧米で確立している指導法が何ら日本では取り入れられていない。ということか。

精神論だけで強くなる時代は終わったと思う。

科学的な指導方法、論理的に納得できる指導手法がなおざりとなっていないか。検証が必要だ。

教育に金と時間をかけない徒弟制度時代の手法だ。小生が努めた職場も似たような手法で新入職員を扱っていた。

僅か1週間の研修という講義の時間があったが、その後は即現場で試練の嵐に遭遇した。一人で数千人の社員食堂での旅行相談窓口勤務。入社まで時刻表の見方すら理解できない素人だった。

「恥をかいて覚えるのだ!」と先輩は言った。こんな指導法がいいとは今でも思えない。

「冷や汗がつーと背中を伝わって流れた思い出がある」

大手の旅行社は研修に社運をかける。個人の力量を高める研修に金と時間をかけ、入社試験も当然必要とされる実務知識を問う問題だ。

いかんせん小生が勤めた会社は総合商社みたいな会社だった。入った後でそこの部署で必要とされる専門知識を深める手法だった。個人の適性などは考慮されない。

かなり乱暴な人事配置が日常だった。多くの新入職員がストレスに耐えられず去っていった。旧帝大卒の優秀な人でも耐えられず辞めていった。

上部団体から苦情が多いという指摘があった。当然だろう。無知から来る失態だ。当然あるべき教育、研修が為されぬまま新人に過度の負担をかける指導法を続けている帰結なのだ。

日本は変わらなければならない。古い精神指導ではなく、科学的に裏打ちされた正しい教育指導を徹底せねばならない。教育委員会、教育長が自ら自覚せなばならない。

いじめ問題もある。多くの教育現場で根本からの改革が必要と思う。


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