災害時に最初に求められる拠点機能は「災害ボランテイアセンター」である。昨日はその設置についての研修会があった。
普段から訓練が出来ていないと本番で機能しない。本番に際してより混乱を少なく、スムースな設置運営ができるようにとの研修会であった。
実行主体は「社会福祉協議会」研修に呼ばれた対象は「地区社会福祉協議会」「民生委員児童委員協議会」「自治会長・町内会長」「自主防役員」「学生」である。午後1時より4時30分過ぎまで研修と演習があった。手ずくりの教本、ビデオで丁寧に進行プログラムが作成されていた。
講師も経験豊富であり、コーデイネーターはNPO法人にいがた災害ボランテイアネットワークの事務局長だった。
大変タメになる研修を受けた。災害時に必要とされる現場での初期対応のありようを体験できた。少なくともこれを経験できたことで
地域住民からの問い合わせ。不安にこたえることができる現場での活動主体の一翼を担う覚悟を持つことが出来た。
地元ではまだまだ浸透していない組織・聞きなれない「災害ボランテイアセンター」である。頼りになるのは「自治・町内会長」であり「自主防役員」「交番」「消防団」「行政の危機管理該当部署」である。これら一次的に頭に浮かびやすい頼り先が連絡先として即思いつく先に
災害ボランテイアセンターがあり、どのような事をするのか具体的イメージを持つことができるようにとの意図があった。
様々な災害時のシュミレーションと対応ケース。イエスノーカードでグループ毎に結果討論をして、考え方を共有してゆく。ミニワークショップ形式も試される。グループ毎に発表もある。密度の濃い研修会だった。
決して発言が否定されることは無い。講師は実に丁寧に発言者の意図をフォローしていた。良い気分で研修会場を後にできた。
自分が活動主体となれる意識を根付かせる研修。それこそが目的だった。