変わってきた事がある。地域のボランテイア活動、環境整備の工事に非協力的だった住民の変化だ。
滅多に住民説明会には出てこなかったが出てくれば苦情を言って帰った。
地元でボランテイア活動している活動家と声をかけあう事はない。挨拶することもない。
行政が管理する歩道上に出来た植栽帯に自分が買って来た樹木を植える。勝手にである。
道路にゴミを捨てる。商売人である。こんな住民が地域活動に協力的な訳はない。
それでも、道路改良工事が終了して1年半。工事中に始まった維持管理の清掃活動は2年に届いた。
少し変化を感じる。自分の家の前にゴミを捨てなくなった。
工事業者、清掃作業員に非協力的なことは変わらないが、苦情、苦言を発することがなくなった。
水路、道路に浮かんだゴミ、落葉を拾う人が出て来た。定期的にボランテイアで清掃する活動に理解が深まったのか。
そう思いたい。清掃活動に新たなグループが参加してくれた。学校の児童だ。総合学習の地域貢献をテーマに活動してくれている。
度々行政の広報誌に紹介され、多くの視察団が来るようになった。
批判的だった住民にも意識の変化があったかも。
暗かった裏通りから街路灯が見事に一直線に点燈する電柱の無い空間が生まれている。
電線が地中に収納され明るい空が広がっている。誇れる住まい環境。
見事に清掃が行き届いた道路・水路・植栽帯。そこにゴミを捨てる、環境を汚す。
従来の非協力的な行為が目立つようになったのか。
兎に角、変わってきている印象。地道に活動。継続は力なり。自信となる。