過去の経験から予測して先行きも見込む。「予測」が必ずしも当たるとは言えないことが多い。
株価、景気、病気、事故、人事、環境、
あれこれあるが、自分に最も影響する環境に敏感であるべきだ。
先日、イベントを予定し、準備を進めていた事例があった。
突然、電話があった。イベントに合わせて環境整備を準備中の関係者からだった。
「通電工事」は終わっていたが「水道」が使えない。
系統が別であった。工事に時間がかかる。トイレが使えない。というのだ。
200人から来場者のあるイベントだ。寒い時期でもある。トイレが使えないことは困る。
簡易トイレの設置で対応したい。と連絡があった。直近になっての不都合。けっこうあるものだ。
連絡先としていた人が携帯に出ない。連絡がつかない。
普段の体調。突然の変調。緊急時の薬、緊急時の医療機関、突然の地震・津波の来襲。
対応策はできているのか。案外できていない。
「予測」があっても普段の「訓練」が出来ていないのだ。「毎年恒例の防災訓練」ワンパターンだから
参加者が減ると言う人がいる。 そうではない。楽しいイベントをする気はない。
必要だからするのであって、常日頃の訓練を反復継続することにより訓練の技量・練度を上げることを目的としているのだ。
航空機のパイロット・自動車の運転手。ペーパードライバーでは危険である。
常日頃の訓練で技量の維持を図る。意識を高めておく必要がある。
「予想外」と思われることは極力減らす。「想定内」の安全対策。
それが「原発事故」「核戦争防止」「テロ抑止」に効果を発揮する。「温故知新」「先達はあらましきことなれ」「予測と対応」
いつも「予想外と言う人が上司になってもらいたくない」ものだ。
転ばぬ先の杖をいつも気にかける人こそ。理想の上司である。