しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

韓国の大学受験事情

2015年11月13日 | Weblog

昨日の報道で韓国の大学受験事情が報道されていた。

英語のヒアリングに影響が出ない様航空機の離着陸が制限されたり、試験会場に遅れそうな受験生を警察のパトカーが送ったり、大学の正門前で高校の後輩がエール。両親がハチマキ。涙のキス。驚きの風景が報道された。

何故?と思うと韓国の大学受験事情は日本より厳しいらしい。日本より「学歴偏重社会」ということ。有名大学を卒業しないと良い企業に就職できない。偏差値の基準の無い韓国の大学受験。18歳人口でどの程度の学生がトップレベルの大学に入るか。という観点で調べたデータがあった。日本の東大・京大の学生数は人口の0・44%で200人に一人程度。

韓国のソウル大・浦項工大・科学技術大学(KAIST)は人口の0・78%で130人に一人。と日本より定員が多い。

OECD加盟34か国中1位の大学進学率の韓国は4割が大学を卒業しても就職できない。8割の大学進学率で4割が卒業後就職できない韓国。6割の大学進学率の日本は96・7%就職できる。韓国はその為より良い評価の大学を目指すそうだ。

ちなみに韓国の大学ランキングが出ていたので紹介したい。

1位ソウル大、2位延世大、3位高麗大、4位西江大、5位成均館大、6位漢陽大、7位梨花女子大、8位中央大、9位慶熙大、10位韓国外国語大、11位ソウル市立大、12位釜山大、13位建国大、14位東国大、15位弘益大、16位亜州大、17位仁荷大、18位淑明女子大、19位慶北大、20位国民大というところらしい。

大半がソウルに有る大学です。(釜山・亜州、仁荷は除く。)日本の旧帝大の様な歴史が無い為地方の国立大学の高いレベルは地方都市に無い為、大半の難関大学がソウルに集中している。地方大学卒は肩身が狭い。

地方警察官倍率500倍、サムスン電子の入試倍率700倍。非正規の率は日本の数倍。

大卒5人集まれば正規1名、3人非正規、1人は無職というのが韓国の大学卒業生事情。

なるほど。日本の比でない雇用環境。韓国の平均年金支給額(月4・4万)は生活保護(月4・7万)を下回っている。これが韓国の大学受験競争を煽る基礎事情となっていた。


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