国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

ミラクル52on1カード

2022-06-30 20:30:00 | マジック

ミラクル52on1カード

 

★以下、ファンタジアさまのHPより引用。

●簡単にできます。
●面倒なシステムを覚える必要はありません。
●コメディカードを使うことにより、確実に演じられる新しい方法です。
●フォースは不要です。
●完全なフリーチョイスです。
●ほぼ観客が全てを行います。
●レギュラーデックで出来ます。

★なかなか良いマジック。「52on1カード」の使い方が非常にうまい! こう使うかと感心。

★動画通りに演じることを私はしないかもしれない。まあ、演出はマジシャンの好きにして良いわけで。

★グッドパターンに加え、ベストパターンあり。ワーストパターンなし。ただし、バッドパターンはあると思う。

★これでワンコイン(550円税込み)はお得じゃないかなあ。

★とりあえず、今度の土曜にマジックを趣味とする友人に見せようと思う。今から間に合うかな。まあ、「簡単にできます」と書いていることですし。

 

 

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私立大学型現代文

2022-06-28 12:17:00 | 国語

●ちょっと昔の私立大学の入試問題。ハードディスクの中から発掘した。

 一部、文章の改変、および中略があるが、それらは国語屋稼業によるものである。

 文章の内容自体も良いので、設問を解かなくても、読むだけで面白いと思う。

 現代文というのは面白い科目でその本の一番中核の部分が出ることが多いのである。

 もちろん、生徒さんたちには解いてほしいし、大人の方でもパズルのように解いても面白いだろう。

 なお、以下は教育目的である。

つぎの文章を読んで、後の問いに答えよ。

・・・・・・・・引用開始・・・・・・・

 A意見が一致しないことに同意するという言い方がある。リベラル・デモクラシーの基本、「敵と共存する」という矛盾に満ちた難しい精神的態度を要約した表現とも考えられる。オルテガはかつて『大衆の反逆』(一九三〇)の中で、政治における最も高度な「共存への意志」を示すリベラル・デモクラシーは、隣人、あるいは少数者を尊重するという決意を、極端にまで発揮した(1)カンヨウの政治思想であると述べた。かくも美しく、かくも矛盾に満ち、かくも優雅で、かくも曲芸的で、かくも自然に反する考えに人類が到達したということ自体、実は信じがたいことだと強調したのである。

 リベラル・デモクラシーは、このように元来不自然で難しい精神的構えを前提としているからこそ、容易に廃棄されることがあった。(中略)どこまでも同質的な大衆が、社会的権力の上にのしかかり、反対派をことごとく圧迫し、抹殺しはじめていたのである。この点を注視し、オルテガは「大衆は、大衆でないものとの共存を望まない」と(2)カンパした。共存を望まないということは、ひとつの価値観しか認めないということである。

 われわれ日本人の最近の言論感覚を反省するとき、このオルテガの言葉がどうしても思い起こされる。歴史認識の違いをめぐる論争はあって当然であるが、意見を異にする人間の言論を封じようという動きがいくつか見え隠れしているからである。こうした全体の「空気」が(3)カモし出す個人へのプレッシャーは、言論だけではなく、ボランティア活動においてさえも時として現れると聞く。つまり、この「善行」に加わらないと人間として失格だというような「空気」が立ち込め、善行の自発性が失われることがあるというのである。この「空気」は人間を、いつも善いことを言い、いつも善いことを行う(ア)機械のような存在にしてしまう。しかし善い悪いの判断が生じうるのは、各人が自由意志で自分の表現や行動を選び取っているからであって、内発性のない善行は物理法則に従って落下する(イ)小石と変わりがなくなる。

 ところが、人間社会の中には、善の衣をまとまった悪が生まれることが多い。本当の善はまったく(4)ヒソやかで、他人からの称讃とは無縁なはずである。善が悪に転化するひとつの姿は、この善を自慢するという悪であろう。Bどんなに善行と信じられている行為でも、強制や自慢が混じると、もはや善行ではありえないのである

 ここでとりあげた事例から、ただちに「言論の自由」についての大論争を展開させるのは不適当かもしれない。しかし「自由の獲得」は劇的な政治変化を伴うのに対し、C「自由の喪失」は音もなく徐々に、ほとんど人の気づかぬうちに進行することが多い。そして、突然「紅衛兵」のような実力行使の先兵隊が現れ、「なんということもない視線、同情、ため息すら重罪になる」というような恐ろしい事態を招くのである。戦前日本の思想弾圧を知る世代の人間は、自発的で自由な思考がいかに大切かを学んだはずである。しかしそうした思想の受難時代を経験していない(ウ)無菌培養の世代は、意外に「共存への意志」が(5)キハクで、画一主義の毒に染まりやすいのかもしれない。

(猪木武徳『自由と秩序』より。一部削除)

・・・・・・・・引用終了・・・・・・・

問1 文中の(1)から(5)の語のカタカナの部分を漢字に直せ。

問2 文中の傍線部(ア)~(ウ)は比喩として用いられているが、ここではどのような内容を意味しているか。それぞれの語群a~eの中から当てはまらないものを一つだけ選び、答えよ。

(ア)機械

a 規則どおりに行動すること

b 繰り返しの行動をとること

c 受身の行動をとること

d 一定の命令に一定の行動で答えること

e 単調な仕事を嫌がらずにこなすこと

(イ)小石 

a 多数の質的に同一な存在

b 自分の意志を持たない存在

c 個性がない存在

d 無力な存在

e 空気の抵抗を受ける存在

(ウ)無菌培養   

a 大衆の反逆を受けたことがない

b 思想弾圧を経験したことがない

c 善行も悪事も行ったことがない

d 少数者として存在した経験がない

e 自分で考えることを禁止されたことがない

問三 文中の傍線部Aの「意見が一致しないことに同意する」とはどのような意味か。最も近いと思われるものをつぎのa~eの中から一つ選べ。

a 敵と共存することは人間にとって不自然なことなので、集団で圧力をかけないと実現が難しい。

b 大衆は同質的であるために、価値観を一つにしやすい。

c 人間が自由意志で自分の表現や行動を選択すると、秩序は維持しにくく社会が混乱する。

d 多数の人間の間で意見の一致をみることは困難であるが、全体の「空気」で調整は可能となる。

e 意見が一致しない人がいてもその存在を認めて、集団の中に多様性を認める。

問四 文中の傍線部Bの「どんなに善行と信じられている行為でも、強制や自慢が混じると、もはや善行ではありえないのである」とは、どのような意味か。最も近いと思われるものをつぎのa~eの中から一つ選べ。

a 善い行いは、社会的な貢献となるもので、他人の称讃の有無とは関わりなく評価されるべきだ。

b 善行の自発性と言論の自由との間には、行為と言論との相違が存在しているので、無理に両者の関係を問うことは危険だ。

c 善い悪いの判断が必要とされるからこそ善行となるので、集団のプレッシャーを受けての行動は善行とは言えない。

d 会社が自社の社会貢献を宣伝することは、悪ではなく善行となる。

e ある行為に対して、善行か否かという評価を与えてはならない。

問五 文中の傍線部Cの「『自由の喪失』は音もなく徐々に、ほとんど人の気づかぬうちに進行することが多い」とは、どのような意味か。最も近いと思われるものをつぎのa~eの中から一つ選べ。

a 言論の自由が失われるという事態は、最初に誰が政治権力を握るかに左右される。

b 突然現れる実力行使の先兵隊は、全体に一つの「空気」を生み出して恐ろしい事態を招く。

c 自由の獲得と自由の喪失は相反する事態なので、前者が達成されれば後者は起こり得ない。

d 自発的な自由な思考を続けないと、いつの間にか自由が失われることがある。

e 自由の喪失は静かに進行するので、いったん自由が失われると、元に戻せない。

問六 つぎのa~eのうち本文の内容と一致するものを二つ選べ。

a リベラル・デモクラシーは矛盾に満ちた不自然な思想である。

b 大衆はリベラル・デモクラシーの実現をつねに希望する。

c リベラル・デモクラシーは容易に廃棄されやすいが、幸いなことに歴史上その例はまだない。

d ボランティア活動とは自発的な活動という意味であり、個人へのプレッシャーを与えることはない。

e リベラル・デモクラシーを社会で実現することは高度に困難なことであるが、可能でもある。

【解答・解説】

問一 (1)寛容  (2)看破  (3)醸  (4)密  (5)希薄(稀薄)

問二

(ア)d 

直後の「しかし」に注目。「各人が自由意志で~選びとっている」の反対の内容を選ぶ。次に前の内容を把握する。主語は「『空気』は機械のような存在にしてしまう」とある。「空気」は、「こうした全体の『空気』」に注目。「意見を異にする人間の言論を封じようとする動き」をさしている。aは規則と空気が等しくない。明文化されていないのが、空気。bは比喩として正しいが、設問にある「ここでは」という条件にあっていない。cも空気の説明がない。dは一定の命令が「個人へのプレッシャー」「『善行』に加わらないと人間として失格だ」などに近い。eは文脈と無関係。接続語、指示語、設問の条件などを学べるという意味で良問。段落で短文章設問にできる。

(イ)b

一文でケリが付く問題。「内発性のない善行」が主語。「落下する」が修飾語。易問。

(ウ)e

「しかし」を根拠にした場合、「戦前思想弾圧を知る世代」の反対が「無菌培養の世代」とわかる。その「思想」の中身は「自発的で自由な思考」になる。指示語を根拠にするなら「そうした思想の受難時代」を、打消語を根拠にするなら直前の「ない」に注目。bは代入した場合、同じことになってしまうので、落とす。

問三 e

まず、筆者はこの意見に賛成の方向であることを全体から判断する。内容としてはリベラル・デモクラシーの少数者を尊重するということである。aは「集団で圧力」について否定的なので不適。bは第二段落の共存を望まないということになってしまうので不適。cは「優雅」「美しく」などのプラス評価がないので、不適。dは「空気」は個人へのプレッシャーであり、傍線部自体に矛盾。eは多様性自体についての直接書いていないが、最終の文の画一主義の反対と考えればよい。

問四 b

「強制と自慢」を否定的にとらえること。aは「他人の称讃」は自慢と逆。bは直後の段落の冒頭「ここで」が重要。「言論の自由」は「強制」の反対である。「混じると、もはや善行ではない」を言い換えたのが「両者の関係を問うことは危険だ」ととらえる。悪問だが、「最も近い」であり、そのものではない。正解とみなす。cは前半部「善い悪いの判断」が文脈にない。dは逆の内容だし、会社だと狭い。eは「与えてはならない」が「強制や自慢が混じると」に不適。

問五 d

「自由の喪失」は「共存への意志」を持たない画一主義の社会で起きることが同一段落で判断できる。ちなみに「画一主義の毒」という表現から画一主義は筆者にとってマイナスである。次に「ほとんど人の気づかぬうちに」に対応した内容を持った選択肢を選ばねばならない。自発的で自由な思考は作者の肯定的な概念であり、それをしないと気づくことはできまい。「いつのまにか」も合致する。よって、答えはd。aは「最初に」は無関係。bは「突然現れる」に「いつのまにか」という方向性がない。cは同一段落の無菌培養の世代の話題にズレ。eは「いったん」の話題はない。

問六 ae 

aは第一段落の内容に合致。プラス面が欠けているが合致はしている。bは「大衆は、大衆でないものとの共存を望まない」などの培養とズレ。cは第二段落に「容易に廃棄されることがあり」という部分と合致しない。dは第三段落の内容に合致しない。個人へのプレシャーを与えることがある。eは、たとえば戦前思想弾圧を知る世代は実現ができているようである。解答はaeとなる。

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古文の敬語演習問題(枕草子百二段付き)

2022-06-27 19:12:25 | 国語




単語演習
空欄に入るのに適当なものを次の中から選びなさい。

1 かぐや姫、人目もいまはつつみ給はず泣き給ふ。〈
竹取物語〉
 かぐや姫は、人の目もいまは気がね〔  〕ず泣き〔  〕。
  ①なさら・申し上げる ②申し上げ・なさる ③なさら・なさる ④申し上げ・申し上げる

2  片時まかでさせず、召し使はせ給ふ。〈宇津保物語〉
 (帝は仲忠を)ほんのちょっとも〔  〕させないで、側近く呼び寄せてお使いになる。
  ①参上 ②退出 ③申し上げ ④差し上げ

3 かの白く咲けるをなむ、夕顔と申し侍る。〈源氏物語〉
 あの白く咲いている花を、夕顔と申し上げ〔  〕。
  ①ます ②なさる ③ていた ④ました

4 宮の御前近くさぶらひて、もの啓しなど、〈枕草子〉
 中宮様のお側に〔  〕て、何か申し上げたりなど、
  ①差し上げ ②お与えになっ ③お仕え申し上げ ④いらっしゃっ

5 夜いたくふけて、(宮の)御前にも大殿籠り、人々みな寝ぬる後、〈枕草子〉
 夜もたいそう更けて、中宮様も〔  〕、女房たちも皆寝てしまった後で、
  ①退出し ②お帰りになり ③おやすみになり ④寝室に入り

6  六衛府の官人の禄ども、大将給ふ。〈源氏物語〉
 六衛府の役人へのほうびを、大将が〔  〕。
  ①差し上げる ②お与えになる ③与える ④いただく

7  泉の大将、ほかにて酒などまゐり、酔ひて、〈大和物語〉
 泉の大将は、よそで酒などを〔  〕、酔って、
  ①召し上がり ②飲み ③いただき ④差し上げ

8  西国にて左の中将殿失せさせ給ひさうらひぬ。〈平家物語〉
 西国で左中将殿はお亡くなりなさい〔  〕た。
  ①申し上げ ②まし ③お仕え申し上げ ④られ

9  春宮の生まれ給へるときに参りてよめる、〈古今和歌集〉
 皇太子がお生まれになったときに〔  〕て詠んだ(歌)、
  ①いらっしゃっ ②申し上げ ③参加し ④参上し

10 天皇の、天の下しろしめすこと、九返りになむなりぬる。〈古今集仮名序〉
 帝が、天下を〔  〕ことは、九年目になった。
  ①御覧になる ②巡行なさる ③治めなさる ④ご心配になる

11  ある人、男女もろともに人の国へまかりけり。〈古今和歌集〉
 ある人が、夫婦あい連れだって他国へ〔  〕た。
  ①追いかけ ②下っ ③逃げ ④物を届け

12  おのがもとにめでたき琴はべり。〈枕草子〉
 私のところにすばらしい琴の琴が〔  〕。
  ①ありました ②おありになる ③ある ④あります

13  花見にまかれりけるに、はやく散りすぎにければ、〈徒然草〉
 花見に〔  〕たところ、すでに散ってしまっていたので、
  ①出かけまし ②行かせ ③歌を贈った ④招い

14 (その話を)きこしめす人、涙を流し給はぬはなし。〈宇津保物語〉
 (その話を)〔  〕人で、涙を流しなさらない人はいない。
  ①申し上げる ②お聞き申し上げる ③お聞きになる ④おっしゃる

15 (僧が)加持などまゐるほど、日高くさしあがりぬ。〈源氏物語〉
 (僧が)加持祈祷などを(源氏のために)〔  〕うちに、日も高くのぼった。
  ①しておられる ②参上する ③して差し上げる ④お願いする

空欄に入るのに適当な言葉を入れなさい。
16・17  内々に、思ひ給ふるさまを奏し給へ。〈源氏物語〉
 うちうちに、わたしの思ってい〔 16 〕ことを〔 17 〕に申し上げてください。

18  親王にむまの頭、大御酒まゐる。〈伊勢物語〉
 親王に馬の頭は、お酒を〔  〕。

19  夕さりまで(帝の側に)はべりてまかり出でける折に、〈古今和歌集〉
 夕方まで(帝の側に)〔  〕て退出したときに、

20 何事をのたまふぞ、聞け聞け。〈今昔物語〉
  何を〔      〕のか、聞け、聞け。





解答
1 [③] 2 [②] 3 [①] 4 [③] 5 [③] 6 [②]7 [①] 8 [②] 9 [④] 10 [③] 11 [②]
12 [④] 13 [①] 14 [③] 15 [③] 16 [ます] 17 [帝(天皇)]
18 [差し上げる]
19 [お仕え申し上げ]
20 [おっしゃる・おっしゃっている]




問題演習1
傍線部a~dの主語を文中の一単語で答えよう。
帝、おりゐ給ひてまたの年の秋、a御髪(みぐし)おろし給ひて、ところどころ山踏みし給ひて行ひ給ひけり。備前の掾(ぜう)にて橘良利といひける人、内にbおはしましけるとき、c殿上にさぶらひける、御髪(みぐし)おろし給ひければ、やがて御ともにdかしらおろしてけり。(大和物語) 
注 山踏み…(ある目的をもって)山を歩くこと。   掾…補佐官
      a[    ] b[    ] c[    ] d[     ] 
問題演習2
傍線部の敬語の種類と敬意の方向を答えよう。
蝶めづる姫君の住み給ふかたはらに、按察使(あぜち)の大納言の御むすめ、心にくくなべてならぬさまに、親たちかしづき給ふことかぎりなし。(堤中納言物語)
敬語の種類【    】  【         】から【       】に対する敬意

問題演習3
次の傍線部の敬語の種類はa―尊敬語、b―謙譲語、c―丁寧語のどれか。記号で答えなさい。また、誰の誰に対する敬意かをも書きなさい。なお、訳の文の敬語をチェックするのも良い勉強になる。


 中納言(=隆家)(が中宮さまの前に)①まゐりたまひて、御扇③たてまつらせたまふに、〈中納言〉「隆家こそ、いみじき骨は得て④はべれ。それを張らせて、進らせむとするに、おぼろけの紙は、得張るまじければ、求めはべるなり」と申し⑤たまふ。〈中宮〉「いかやぅ

にかある」と、問ひ⑥きこえさせたまへば、「すべて、いみじうはべり。『さらにまだ見ぬ、骨のさまなり』となむ、人々申す。まことに、

かばかりのは見えざりつ」と、言高く⑧のたまへば、〈清少納言〉「さては、扇のにはあらで、海月のななり」

と⑨きこゆれば、「これは、隆家が言にしてむ」とて、笑ひ⑩たまふ

〈番号〉< 種 類 〉 〈 誰  の  〉 〈  誰 に 対 す る  〉
 ①  〈  〉  〈         〉〈             〉
 ②  〈  〉  〈         〉〈             〉
 ③  〈  〉  〈         〉〈             〉
 ④  〈  〉  〈         〉〈             〉
 ⑤  〈  〉  〈         〉〈             〉
 ⑥  〈  〉  〈         〉〈             〉
 ⑦  〈  〉  〈         〉〈             〉
 ⑧  〈  〉  〈         〉〈             〉
 ⑨  〈  〉  〈         〉〈             〉
 ⑩  〈  〉  〈         〉〈             〉







問題1解答
a帝 b帝(おはす=尊敬 「おはします」がは「おはす」より敬意が上)
c橘良利(謙譲語・さぶらふ=お仕え申し上げる) d橘良利(常体=無敬語)

その他の重要単語
御髪(みぐし)おろす…出家する   行ふ…仏道修行する  掾…補佐官  内…宮中。内裏。 やがて…そのまま、すぐに
かしらおろす…出家する


問題演習2解答
尊敬語・作者の親たちへの敬意

その他の重要単語
   めづ…かわいがる 心にくし…奥ゆかしい
   なべて…一般に・普通に  かしづく…大事に育てる

問題演習3訳文

中納言隆家様が中宮様の前に参上なさって、(中宮様に)扇をさし上げなさると、
「私隆家はまことに素晴らしい骨を手に入れましたよ。それを張らせてさし上げようと存じますが、いいかげんな紙はこの骨には張られまいと存じますので、いい紙を探しているところです」
と、申しあげなさる。そこで中宮様が、「それはどのような骨ですか」とお尋ね申しあげなさると、隆家様が、
「何から何まで素晴らしいものです。『今まで、一向に見たことのない骨の様子である』と、人々が申します。本当に、これほど素晴らしいものは、まだ見たことがありませんでした」
と声高くおっしゃったので、私が、「それでは扇の骨ではなくて、海月(クラゲ)の骨みたいですね」と申し上げたところ、隆家様は、「これは私が言った言葉にしておこう」と言われて、お笑いになる。


問題演習3解答
〈番号〉〈 種 類 〉〈     誰  の     〉〈  誰 に 対 す る  〉
 ①  〈 b 〉〈       作者(清少納言)  〉〈   中宮            〉
 ②  〈 a 〉〈       作者(清少納言)  〉〈   中納言(隆家)       〉
 ③  〈 b 〉〈       作者(清少納言)  〉〈   中宮            〉
 ④  〈 c 〉〈       中納言(隆家)   〉〈   中宮            〉
 ⑤  〈 a 〉〈       作者(清少納言)  〉〈   中納言(隆家)       〉
 ⑥  〈 b 〉〈       作者(清少納言)  〉〈   中納言(隆家)       〉
 ⑦  〈 a 〉〈       作者(清少納言)  〉〈   中宮            〉
 ⑧  〈 a 〉〈       作者(清少納言)  〉〈   中納言(隆家)       〉
 ⑨  〈 b 〉〈       作者(清少納言)  〉〈   中納言(隆家)       〉
 ⑩  〈 a 〉〈       作者(清少納言)  〉〈   中納言(隆家)    〉


★イマイチできなかった人には以下の記事が有効だと思われます。

ご参考までに。

『古文の敬語、その前に』

『敬語のレジュメ』

 

 

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2022-06-24 12:01:00 | 戯言
●「こ、殺す気か!」と「こ、コロ助か!」って似ている。












●言い間違えないように注意しようっと。



※2009年7月15日の記事の改変。
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寂しくなんかない

2022-06-22 11:36:00 | 戯言
寂しいときに用いるための道具を秋葉原で見つけました。


一人でも手をつないでいられます。


素敵ですね。

ありがたいですね。

寂しさなんてこわくないですね。


※2007年9月24日の記事を一部改変

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大きいなあ

2022-06-20 18:59:00 | 戯言
印度象の印象。
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FRACTURED FORK

2022-06-18 22:39:00 | マジック
07/04/19の記事です。今でも販売しているらしく、アップしました。

新宿のハンズで買った折れるフォークです。先月、かなりはまっていました。

元はジョークグッズなのでしょう。蝶番の部分で折れ曲がる仕組みです。

ジョークとしては「ママ、これじゃ食べられないよー」みたいな演出ですかね。

私は超能力っぽく見せたかったので、次のようにしていました。3月頃にはまっていたような気がします。以下、稚拙な説明ですが、参考までに。



まず、写真のように人差し指と中指の上にフォークをのせる感じにします。その際、蝶番の部分は人差し指と中指の間にくるようにします。蝶番の部分は親指で隠して持ちます。全体的に指先を使ってください。

次にその状態で親指に力をいれると写真のようになります。
曲げるときの力加減は練習するしかないのですが、フォークの先のところと持つところが同時にゆっくりと上がっていくようにすると神秘的に見えます。反対側の手で念をいれるような手つきをするといいでしょう。

親指に力をいれていくとやがて曲がっていくのが止まるはずです。そうなったら、フォークを持っている手を反転させて、親指が下に、人差し指と中指が上になるようにします。その状態になったら、フォークを持っている三本の指の力を徐々に抜いていきます。今度は指の力ではなく引力によってフォークは曲がっていきます。ある程度曲がったら、親指の根元にフォークを移動させます。人差し指や中指を使ってもかまいませんが、観客に蝶番を見せないように気をつけてください。

人差し指と中指を親指から離し、親指の根元でぶら下げます。蝶番の部分が見えないように親指の角度に気をつけてください。



この後、超能力で終わらせるか、ジョークとして蝶番を見せるかはやる人の個性によるでしょう。

あと、周囲の状況にもよりますかね。

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『チェーザレ 破壊の創造者』

2022-06-15 11:16:49 | Books

●頭が働かないにもかかわらず『チェーザレ 破壊の創造者』読了。

●かといって、頭の調子がイマイチでも簡単に読めるわけではなく、重厚な内容。

 くやしいかな、解説、用語集などは読めず。再読の際、読んでみようと思う。

●ルネサンスの英雄(奸雄?)にして、『君主論』の著者マキャベリのアイドル的存在のチェーザレ・ボルジアの青年時の物語。

●建築物や内装の表現は豪華にして、緻密。再現性も高いらしい。

●チェーザレの一年間前後しか書いていないにも関わらず、彼は非常に魅力的で狂言回しのアンジェロ同様、私も引き込まれた。

●下手な大人より思慮深い一方で少年らしい一面もある。例えば「人の心を操る魔術師」として現れるレオナルド・ダ・ヴィンチとの対面時などがそうである。

●13巻での完結が惜しい(もっと続きが読みたい! 続きが連載されているということはないよね?)が、それは青年期の終わりで完結したのであり、成年以後は読者に委ねられたのかもしれない。

●私は世界史にたいして無知なので(大手予備校の代講で地歴公民を教えたことがあったが日本史、地理と公民だけ)、良い偏見をいただいた。この漫画に創作面が多々あるのは承知の上。

●13巻は書店にあるものの12巻は見当たらない。古本だと結構なお値段。講談社に書店の方が確かめたところ、重版の予定はないとのこと。

●私の勘だが、豪華版が出るな、これは。なにせ累計部数140万部以上なんだから、12巻が重版されないのはおかしいと思う。

 

●ついでに(?)川原泉の怪著(?(コミックスは1巻しか出ていなくて文庫版で完結している)『バビロンまで何マイル?』も読了。チェザーレも出てくるもんで。

 

 

 

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国語の授業の受け方(追加版)

2022-06-14 20:45:36 | 国語

以前の記事(・・・部以下にある旧稿のこと)は予備校の授業を受ける生徒さん向けに書かれている。

なもんで、高校やら中学校やらの実情にあっていない部分もあったり、具体的な事例が少なかったりしたので、ちょっと詳しくしたいと思ったのである。

まずは教科担任の言う通りにすることである。

下手に違うことをすると嫌がる先生もいらっしゃるのである。

で、だ。

私がお勧めする国語の授業の受け方のヒントは以下の通り。

要はノートだ。

良いノートは良い受講の証拠である。そこでノートについて書いておこう。

●ノートは余白が命。

上から三分の二のあたりに線を引く。すると下三分の一の余白ができる。上三分二が板書、下三分の一の部分が授業中の先生のポイントとなる発言や疑問点=質問に行くべき点、復習する予定の箇所を授業中に余白へ書き込もうとすると授業で寝ることは少なくなるはず。

要は単に板書を写すだけでなく、能動的に授業のポイントを探せばよいのである。

●先生にお暇がある(先生方は本当に多忙なのだ)なら、復習したノートを見せに行こう。

余白に書くのは文章の要約、単語の整理(※)、短めに自作した例文(漢文で特に有効)などで、それを先生に見てもらう。

もちろん、授業中に書いたポイントなども見られる。

しかし、それによって先生に積極的に授業を受けている証拠を見せることができる。

  ※単語の整理には参考書などが有効。できれば学校の教材を使う。同類語、反意語などをチェックする。

●なお、三分の二のところにいちいち線を引くのがめんどくさい人はノートを半分に折ってしまうのもいい。板書が狭くて書きにくかったら、サイズを変えてA4ノートにするなど、自分で工夫してみよう。

 実際にいた生徒である。

 こういう自力で工夫する生徒は教師にとって理想の存在である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・旧稿・・・・・・・・・・・・・・・・・

最近(2006年当時、今もか)、マジックの話ばかりだなあということで、授業の受け方についての話を少々。

国語という科目は、何を覚えれば勝ちというのがわかりにくい。知識問題の多い古文ですら、決め手は読解力だったりする。

読解力を作っていくって意外と大変なもんだ。
例えば、国語の参考書などが多く出ているのは、本屋さんにいけばご存知の通りだ。

しかし、だ。

読解力が足りない人間が参考書を読解するのって難しいと思わないか?

そこで大切なのが授業なのである。授業では、いい講師は必ず、本ではわからないコツというか、身体的な知識というか、どっちも同じじゃねえかというかを伝授しようとしているのである。ここで、おいらの話はおいとかせてくれ。おいらが受けてきて、いいと思った講師はそうだったと思ってくれ。

で、だ。

そのコツやらなんやらを受け取るには、君たちに最低でも、一つのことが要求されると考えている。

その一つのことを単純に言うと「わくわく感をもて」である。

次はどうなるのか、なぜに自分はできなかったのか、何を新しく知ったのかなどなどを実感するためには、わくわくしなくちゃいけないんだな。そして、実感する度に、その「わくわく感」も成長していくだろう。むろん、先生方は君たちをわくわくさせるための手立てはうってはいる。だが、受身のわくわくって擬似わくわくだとおいらは思う。相手のわくわくさせる手に乗るにも、主体性ってのが必要なのだ。イエス・キリストも「笛を吹いても踊らない」人間たちの存在には困っていたようだ。

自ら「わくわく」しようという気構えを持って欲しい。

「わくわくする」っってことが重要なのは、国語の授業に限らない。

何事も上達するには大事なもんだ。

例えば、おいら、コインマジックが苦手なんだが、こないだ二川滋夫氏のコインマジックを見て感動した。非常に「わくわく」したわけだ。その後、自分でも驚くほど、コインマジックが上達している。むろん、前のレベルが低いせいなんだが、わくわくした思いなくして、コインを片手に練習はできなかっただろうな。

あ。


あ。


結局はマジックの話になったよ。





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錬金術っぽいメニュー

2022-06-13 09:08:00 | 戯言
どんな料理だ?

「シルバーの黄金焼き」について本気出して考えてみた。

●銀を黄金で焼く…。錬金術か。←が第一印象。

●「しのればー」と読み、「し」の「レバー」。
 んー、わけがわからん。

●シルバーは魚の一種であろう。銀鮭とかあるし。昔の銀ムツ(マジェランアイナメORメロ)かな。
 黄金焼きは味噌かなあ。たぶん。

あ。意外と結論が(俺の中で)出た。

※2007年6月30日の記事を大幅改変
※もう写真を撮った校舎もいまはない…。
コメント (2)
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