●
60歳からのマジック入門
麦谷眞里 著。麦谷氏の「入門」って言葉は重いよね(挨拶)。
3カードモンテが「エースをとらえよ」という題名で紹介されている。
DPさんのスリーカードモンテ (メガサイズ)の解説書として読むのもいいやも。
非常にわかりやすくて、台詞と手つきなどの解説が細やかでいいと思いました。
他のマジック(良作ばかりだ)の解説もあるので、「60歳から」という言葉に抵抗がある若い衆(俺だよ、俺)も買うといい。
ちなみにDPさんのスリーカードモンテ (メガサイズ)は上下がわかるようにデザインされているので、うまく活用するといいやもしれんよ。確かDPさんの解説書に書いていなかったような気がするんで、念のため。
●
地球にやさしい?
吉田一平氏の作。
3枚でやるマジックは3カードモンテになるよね。
苦しいか。
演出としてはエコの分別ができていればあたりですとか言えば何とかなるんぢゃないだろうか。
苦しいか。
まあ、易しく効果的なパケットトリックですよ。
飲み屋で何か見せたいときに最適。
あるいは、送料を無料にするときの値段の調整にも良いだろう(おいおい)。
ムーブメントさんで買い物するときに、そういう買い方をしたもんで。
●モンテの迷い道
3枚なら3カードモンテというのはひどいよね。
自覚はあるわけです。
で、だ。
先日、マジシャンと話し合ったんですが、「3カードモンテとは現象か、演出か」という話題でした。
私見では、まず、現象、次に演出(台詞・設定)だろうと思います。
仮に現象が違っていても、モンテにすることで利益があるならいいと思うんです。
モンテにすると何がいいかというと、特定のカードに観客の関心を持ってもらいやすいんです。
たまに矛盾した現象がマジックの現象でないのに起きていることがマジックではあるんですが、観客の関心の主導権をある意味握れるモンテは設定として活用できますよね。
むろん、逆に関心を持たれたら困るカードのこともありますが、そのときはモンテと言わなければいいわけで。
ワイルドカードやオイルアンドウォーターも演出によってモンテにしている作品で素敵なものもあるわけで。
●ということで、どんどん3カードモンテを作る人が増えるといいですね。
最低、一つは売れますよ。
俺が買うだろうから。
●ついでに最近、思ったこと。
アメリカで売っているモンテ、日本の××モンテじゃねーか。
固有名詞は書けないや。