間もなく金剛山は紅葉の時季を迎えますが、
それまでのつなぎ役として、がんばってくれ
ているのが、草木の果実たちです。
果実は様々な色、形をしていて、花撮りマン
の私には、金剛山からの何よりの贈り物です。
アオツヅラフジ(ツヅラフジ科)
落葉ツル植物。花期6~7月。
花は小さくて目立たないが、果実になると人目にふれやすい。
ブドウみたい!
一つの花から、6粒の果実が出来るそうです。
思わず一粒お口にポイ、と手が出そうですが、
有害植物だそうですよ。ご用心を!
漢方ではツルや根を乾燥させ、関節炎、神経痛
などの鎮痛剤として用いられているようです。
緑色は若い果実。
熟してくるとこのように、白い粉を帯びた
藍黒色になります。
ツルリンドウ果実(リンドウ科)
クサギ(クマツヅラ科)
ヘビイチゴ(バラ科)
ヤマホロシ果実(ナス科)
ムカゴ(ヤマノイモ科)
ムカゴとは、ヤマノイモの葉の付け根に出来る球芽のこと。
ムカゴには鉄分、カリウム、マグネシウムなどが多く含まれ、
栄養価の高い食べ物。
とは言っても、スーパーなどでは見かけませんよね。
ムカゴを土中に埋めておくと、ヤマノイモの芽が出てきます。
タネの役目も担っているのです。
モミジカラスウリ果実(ウリ科)
トキリマメ弾ける!
ヤブコウジ(サクラソウ科)
ナンバンハコベ果実(ナデシコ科)
コマユミ果実(ニシキギ科)
チゴユリ果実(ユリ科)
ノブドウ虫コブ。
クズ(マメ科)
枝豆みたいですが、クズの果実です。
ヤブムラサキ(クマツヅラ科)
秋、独り占め!
金剛山への途中、道路沿いのこの一本、
早くも秋色に染まっていました。
金剛山でもブナなどが、色づき始めています。
昨年の紅葉はもう一つでしたが、
今年はどうなんでしょうか。楽しみですね。
(2016・10・16)