金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

石光寺の寒牡丹(奈良県葛城市)

2018年12月14日 01時17分32秒 | 奈良県ぶら~り

 枯れ葉が風に舞う寒い1日、寒
 牡丹を見に行って来ました。
 寒さに耐え、凛と咲く寒牡丹、
 ここ石光寺には300株ほど育て
 られているそうですが、寒牡丹
 は気候に左右されやすく、管理
 が難しいそうです。
 
 藁苞(わらづと)をまとった寒牡
 丹、、、風情
がありますよね。







 種類は大正紅、時雨雲、冬鳥など
 36種。
 寒牡丹は春牡丹のように一斉に
 は咲かず、日にちをかけて順次、

 咲いていきます。






 石光寺の牡丹は薬用として、
 奈良時代から育てられていま
 した。
 観賞用として植えられたのは、
 昭和に入ってからだそうで、
 その頃には既に、寒牡丹は
 植えられていたそうです。







 春の開花を待つ春ボタンの株。
 (見頃は4月中旬~4月末)




 私は、藁づとは寒さ対策のため
 に施されているのだと、思って
 いましたが、そうではなく、花を
 保護するためだそうです。
 
 元々寒牡丹は、寒さには強い
 植物。が、花首が細く(寒牡丹
 の特徴)折れやすいため、強い
 風などから守るためだそうです。
 (花首の所に、折れないように
 添え木もしてあります)
 





 石光寺は「関西花の寺霊場
 第20番」。他にも今の時季、
 こんな花が楽しめます。

 ベニチョウジの花
 メキシコ原産。明治時代に日本
 に入ってきた外来種。




  サザンカ





 マンリョウ



 スイセンなど



 石光寺には、多くの文人が訪
 れ、歌碑が建立されています。

 中でも与謝野鉄幹・晶子夫妻は
 石光寺をこよなく愛し、住職との
 交流の手紙が残されています。

 境内に建つ与謝野晶子の歌碑
 初春や 当麻の寺へ 文かけば
 奈良の都に住む ここちする
 
 (歌碑の裏面に、詳しく記されて
 いますので、機会がございまし
 たら、覗いて見て下さい)
 



 側には鉄幹の「時雨」の詩碑も



 (メモ)
 拝観料 大人400円、子供200円
 駐車場は2カ所あり(無料)
 朝9・00~夕方4・00迄


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