口蹄疫の感染拡大が止まらないようだ
宮崎県にはお世話になった畜産家の方々も多くいらっしゃる
また、畜産関連の業者の方々にもずいぶん可愛がってもらい
彼らに大きな影響があることで心が痛む
畜産は宮崎県の基幹産業であり、県内を走っているといたるところに畜舎/鶏舎がある
もともと広々とした農村地域であり、農場がそれほど密集しているわけではないが
なにせ農場の数が多く、どこにでもあるイメージだ
それ故に感染がなかなかと止められないのだろう
関係されている方々は不眠不休で対策に追われているようで、心から応援したい
ただ、鳥インフルが発生したときもそうだったのだが
「取材」と称して東京から大挙して人が訪れ、方々を歩き回り、走り回る
人の目に見えないウイルスとの戦いであり、県民に対しても「不要不急の外出は控えて」と
指示が出ているにも拘わらず全国的な話題になればなるほど取材陣の人数は増えていく
しかも畜産に対しての知識が乏しい記者までが送り込まれて知事にぶら下がり始め
大事なことは被害の拡大防止であるのに、「責任論」をふりまわして「悪者探し」を
始めているようだ
そんなことは色んなことが片付いてからでよい
また、誤報も目立ってきている
被害発生場所となった「川南町」について某全国紙は
「川南町の商店街も人影はまばらで、まるでゴーストタウンのようだった」と
しているが、東京や大阪の商店街を想像してもらっては困る
旧10号線沿いの商店街はアーケードがあるわけではなく商店街と呼ぶには
ちょっと商店が少ないのも事実だと思う
川南町は「川南合衆国」と呼ばれるところで入植者の多いところだ
そもそも過疎地で、もとから人ごみなどはなく、さらに買い物といえば10号線
沿いの「Aコープ」か「パントリーけいすけ」が中心だろう
いったい何処を取材して「まるでゴーストタウン」としているのだろう
普段、一度でも川南に来たことがあるのか?
とは云え、あのまま宮崎に居続けられたら
5月は入梅前のとてもさわやかな時期であり
お弁当を持ってルピナスパークの芝生に出かけていたはずだ
子供たちはジャブジャブと公園の中のせせらぎに遊んでビチャビチャになり
木城温泉「ゆらら」に寄って帰るのだ
すべり台のある露天風呂なんてこっちではどこにもない
子供たちは皆、よく日に焼けて元気でやかましくて・・・・・
また、あの元気な子供たちの児湯弁が聞きたい
がんばれ川南、都農、高鍋
がんばれ宮崎県!
あと、ミヤチクとアパス・・・・・・
転勤が決まってから怒涛の日々が始まった
姫さまを小学校に行かせるためにはどうしても
四日までに住民票を動かさなければならなかった
三月後半の連休で住居を決めて三日までに引越して
同時に小学校の入学手続きを済ませる必要があった
自分も奥さんも納得するような部屋は見つからなかったが
期限のある話であり、宮崎に移ったときのような幸運も
なかったのだから仕様がない
昨日、無事に姫さまの入学式を済ませた
川崎市の桜は今週が「満開」
桜吹雪の舞い散る中でちょっと大きめの洋服に袖を通して
姫さまは慣れない道を歩き出した
未だ見慣れない自宅の前での記念写真
真っ赤なランドセルを背負って歩く姫さま
その横をブラブラとついていく王子
我が家に新しい朝が来た
川崎と宮崎、なんだか似てるような感じがする
最大の違いは、人口と坂道だろう
丘を削り、谷を渡って電車か走っていく
王子にとっては大好きな電車がいつでも走っていることで
ずいぶん楽しいところのようだ
昨夜、最後の引継ぎのために宮崎空港に着いた
あたたかい風がこの身を包んでいた
五年間、こんなにあたたかい風に包まれて過ごしたのかと
思うとなんだか泣けてくる
相変わらず変な話ばかり溜め込んでいるので
引継ぎは大変で、皆に迷惑をかけてしまうけれど
できれば笑って宮崎を後にしたい
あぁ、片思いの彼女を残して転校していくような
無力感でいっぱいだ
東京から大分・熊本を13時間ほどかけてつなぐ列車だ
鉄道好きの父だが、ブルートレインには乗れずじまいに終わった
昨年は0系新幹線の引退もあり、にわか鉄ちゃんには寂しい1年間だった
<<会うは別れの始めなり>>
本日午後、内示があった
来月から勤務先が東京本社になる
<<袖すり合うも他生の縁>>
色々な意味でこの宮崎という土地にはお世話になった
いつかこの日が来ることがわかっていたはずなのに
実際にその日が来てみるとやり残したことの多さに
言葉がつまってしまう
きれいな富土の海でもっと泳ぎたかった
涼しい夷守のキャンプ場、高崎北斗ハウスにも
もう一度泊まりたかった
観音池公園、川原自然公園、蜂の巣公園にも
泊まってみたかった
引越しまでにもう一度木城の「ゆらら」や西米良の
「ゆたーと」に寄れないものだろうか
5年の間、暖かく「よそもの」を受け入れ育ててくれた
宮崎の人々に心から感謝します
そして引越しまで、もう少しの間、宮崎を満喫します
知らない人は知らない・・・当たり前かという焼酎がある
ようやく今夜開けてみた
うまい
実は盟友である明石のやなやんのところに持参しようとして
去年のうちに仕入れていたものなのだが
先月の明石行きのときに忘れてそのままになってしまった
2本買っていたので
やなやんには申し訳ないが今夜開けてしまった
うまい
麦焼酎、5年熟成樫樽貯蔵と言えば
普通は高鍋の「百年の孤独」を思いうかべるのだが
今夜の焼酎は霧島裂罅水を使った35度の憎いヤツだ
霧島裂罅水と言えば・・・・霧島酒造なのだが
霧島酒造の商品一覧にコレは載っていない(ホームページでも確認)
でも、志比田の霧島酒造が創っている
そんな焼酎だけれど、実際に飲んでみると
なんともバーボンのような樫樽の甘い香りが心地よい
というわけで残り1本
やなやん、今度はちゃんと持参するからな!!
宮崎で暮らしていると
必然的に林業関係の方と話す機会が多くなる
宮崎県は杉材出荷日本一
地元の林業関係者の方々(経営者や実際の作業関係者)と
山奥の現場で直接話してみると
なかなか勉強になる
例えば、森林伐採に関して
最近、森林を伐採することが悪いことのように報道しているが
実際に関係者に聴くと
森林を伐採することが「悪」なのではなくて
伐採したまま放置することが「悪」であり
伐採した木材を短期間のうちに焼却してしまうのが「最悪」だという
種類にもよるが、樹木は一般的に動物よりも大きく成長する
そして長寿である(あくまで一般的に)
樹木はその成長過程で多量のCO2を吸収して自らの組織
(セルロースなど)として炭素を固定化する
現在、我々が消費している化石燃料(原油・天然ガスなど)は
古代の樹木が炭化したもの
つまり、大昔にCO2を吸収して炭素として固定化していたものを
燃焼(酸化)させてCO2に戻して大気中に放出しているのである
現在の樹木が化石燃料になるのは待てないので
森林(特に人工林)は成長させて伐採して植樹
また成長させて伐採していくことで多量のCO2を大気中から
木材の中に固定化できるのだ
樹木は成長期に多くのCO2を吸収して
何十メートルの高さ、何ひろもの根幹を形成していく
そして、成長過程を過ぎた樹木はあまり炭素を固定化しなくなる
従って、成長しきった樹木は伐採して木材として活用し
永年にわたって留置していくべきだという
廃材などといって焼却してしまうなどということは
化石燃料を浪費するのと同様に最小限に抑えるべきなことだ
さて、現在賃貸マンションに住んでいる父などは、いかにフローリング
とはいえ木材をほとんど活用せずに暮らしている
近頃の新築マンションの広告をみてもそんな感じである
土地の狭さ、高価格から木造一戸建ての拡大が困難なのだろうが
骨格は鉄骨、鉄筋コンクリートとしても壁床はすべて杉や檜という
マンションなんてどうだろう
海底何千メートルのところにCO2を貯蔵するなんて取組に
何十億円もかけるより木造住宅(特に国産材を活用する住居)に
対してもっともっと助成していく方が長期的には様々な問題を
解決できるんじゃないかと思う
日本人の多くが「重厚な木造家屋」に憧れているのも現実なんだし
実際の杉材の相場はバカみたいに安くなっているし・・・・
結露やハウスダストで悩むひとも多い世の中だし
花粉の少ない種類の杉への植え替えが進めば花粉症のために
浪費される健康保険も減少するでしょ?だめ?