My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

Western Electric のスピーカー・ケーブルを少し加工。~取り回し易くなりました~

2018-10-18 12:52:45 | ケーブル

ウェスタン(WE)のケーブルも使い始めてから、ほぼ1か月になり、ますます調子が出てきました。良い感じです。

 

今日は、このケーブルの端末を少し加工して、使い易くしました。

今迄の懸念点は、

 ①単線のため、アンプのSP端子に接続する時に、接続面積が少なくなるのが心配。

 ②単線のために若干固く、端子周りの取り回しが難しい。

 ③好みのアンプに交換する時に、接続のやり直しが面倒。

です。

この解決策として、

 ①、②に関しては、先端に撚線を継ぎ足しました。

 ③に関しては、バナナ・プラグを使いました。

継ぎ足した撚線は、ダイエイ電線のケーブルです。夫々12cmほど継ぎ足しました。

半田には、ケスター44を使いました。

バナナ・プラグには、手持ちのフルテックの物を使いました。音質劣化や色付けが無くて気に入っています。

このプラグは、6年位前に海外で購入したのですが、今は結構良い値段になってますね。 

 

実際に使ってみて、音の変化は、わかりませんでしたが、ケーブルの取り回しは良くなりました。

 

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いにしえのWestern Electric スピーカー・ケーブルを使ってみました。

2018-09-24 13:08:27 | ケーブル

久々にケーブルに関する投稿です。

ケーブルは何かと電線病になり易いので熱くならない様に注意しなくてはなりません(笑)。

今回、以前から気になっていったWE(ウエスタン・エレクトリック)のスピーカー・ケーブルを購入してみました。

仕様としては、芯線は単線の銅線に黒エナメル、外皮はシルク(絹)の二重巻き、さらに綿布巻きで、1940年代~50年代に製造された伝説的な、マニアの間では神格化しているケーブルらしいです。

実は、先日、JBLのスピーカー端子を交換した理由も、このケーブルを使ってみたい為だったのです。

 

届いた商品がこちらです。

私のリスニング・ルームの場合、2mも有れば十分なので1.9mを4本。

太さはスピーカーから長さが3m以下の場合は18GAがお勧めと言うことでした。

先端の加工をして行きますが、これが結構大変でした。

最初、何も考えずに、ワイヤーストリッパーを使ったら、導線とも簡単に切れてしまいました。

気を取り直して、カッターナイフで丁寧に外皮だけを取り除いて行きました。

左側が外皮を一枚剥いたところ。

最外皮をもう少し詳しく撮影しました。

細い糸が並べられた帯。これが巻き付けられています。

この裏側、つまり表面に出る方(上の写真右)はツルんとしています。

この内側は絹(シルク)で覆われています。綺麗なシルクです。

剥がすときに二枚有りました。このシルクが正巻きと逆巻きとで二重になっていました。

 シルクを剥がしたところです。

黒エナメルが出てきました。これが有名なWEの「黒エナメル」ですね。

導通を取るためには、これを剥がす必要があります。ここも苦労しました。

最初に粗目の布ヤスリを使い、仕上げは細目の金属用ペーパーヤスリを使いました。

それでも剥がれない箇所は、カッターナイフの刃で優しく削り取りました。写真ではまだ少し黒い部分が残ってます。

これを4本分、計8か所、導体出しを行いました。結構、根気が要りました。

それにしても、この年代に此処まで手の込んだ細かい作業、製造が出来ていた事に驚きと加工技術に感動しました。マイスターが作った歴史上の芸術作品ですね。私はこんな部品、製品が好きです。

何故このような構造、材料を使ったのか、試行錯誤の結果だけでは無いと思うので、技術論理的根拠を知りたいものです。

考えらるのは、電磁誘導を避けるためでしょうか?PVC被覆は静電気を引き起こし帯電し易い?。マイナスかプラスかどちらかに帯電して、これが電子の流れに影響する?それならば帯電防止のPVCにすれば良い?そんな単純なものではないでしょうね。

ここに何やら参考になりそうな事が書いてあります。↓

http://energychord.com/children/energy/trans/tl/contents/tl_em.html


因みに、上の拡大写真は、マイクロスコープを使って撮影しました。役立ってます!

DEPSTECH 顕微鏡 デジタルマイクロスコープ 高解像度 IP67防水レンズ 高倍率10-200倍 USB接続 PC Android対応
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DEPSTECH

 

先端の加工が終わったところで、スピーカーとアンプに繋いで、音を出して聴いてみました。

今まで使っていたダイエイ電線のケーブルよりもかなり細いので不安になりましたが、出音は、巷の噂どおり、今迄使ってきたの他のケーブルとはなんか違う音です。OFC、POCC、ベルデン、ダイエイとも違う。

何が違うかって、表現が難しいですが、高域はよく伸びいて、低域は締まりが有り、ダブつかない、音数情報量多く細かい音まで出る、全体的に帯域フラットで変な癖がなく、自然な表現力でいつまでも聴きたくなる様な音です。

でも、使い始めた今は、何かが足りません。

そうです、質感は良いのですが、量感が不足している様な気がします。

70年の眠りから覚めるには、ケーブルももう少しエージングが必要なのでしょう。

色々と音楽ソースと変えたり音量を上げたり下げたりしてじっくりと聴いてみると、音量が小さい時は、確かにボーカルなどはよく通って聞こえます。これは中域から高域にかけて特徴があるのでしょう。しかし、ある程度音量を大きくすると、フォルテの音の立ち上がり、応答性(レスポンス、トランジェント)の不満や、量感不足、押し出し不足を感じます。

これは、単線の欠点、ケーブルの太さに起因するものでしょうか?瞬間的に大電流を伝送するには無理がある?

さらに聴き込むと、音空間が広がり過ぎて、なんだか位相を間違えたような音で纏まりがありません。

やはり、鳴らし込みが必要なのでしょう。


毎日、鳴らし込んで、音の変化を観察していました。

私の耳で聴いても、日々の目まぐるしい変化がわかります。

低音が徐々に出る様になり、レスポンスも良くなって行きます。さらに高域も落ち着いてゆきます。中域は少し張り出してきて、ボーカルなんかは、本当に生々しくて目の前で歌っている様です。

鳴らし始めてから、延べ時間で大体50時間経過した頃から、定位も安定してきて音に纏まりが出てきました。

そこで、思ったのですが、音が落ち着いてくると、従来のダイエイ電線の時とさほど変わらないような気もします。耳が慣れてしまったのでしょうかね。

しかし、まだ伸びしろ、変化は有りそうです。焦らずまだまだ鳴らし込みを続けます。

 

今回をきっかけにWEの虜になりそうです。WE病に注意。

このWestern Electricの部品、製品は、とうの昔に製造終了品なので市場でも枯渇状態ですが、この製品、部品を崇拝する人は多いです。まさに、オーディオ界では世界遺産級のビンテージと言えるでしょう。 

 

最近、音楽をある程度の音量で鳴らし続けていると、部屋に妙な臭いが漂ってきます。これは最近アンティークなビンテージ品を買い集めているからでしょうか? ケーブルからも? 骨董品屋の様な古臭い匂いがします。フラシボでその様に脳が反応しているのでしょうかね?

 

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PHONO CABLEの製作、交換。~百均のチューブを使って大正解~ 

2017-08-27 11:18:56 | ケーブル

3年前に再びレコードを聴き始めてから初めて、レコードプレイヤー用のフォノケーブルを交換しました。

今まで使用していたのは、ゴッサムのGAC-1です。

これを日本が誇るモガミ製の2534に交換しました。(以前に製作記事を載せています)

フォノのグランドケーブルも2本(L/R)のシールドケーブルにしっかりと抱かせました。

 

交換後の音は、なんと、なんと素晴らしい!!!

今までの音とは質が全く違う、かなりのレベルアップです。

なんと清々しい爽やかな音、歪ぽっさがなくなり、楽器の細かい音まで聴こえ、音空間が広がりました

CDを聴いている様な感じでもあり、それでいてアナログの良さが出ています。

 

製作の詳細は、以下です。

ケーブル本体は、モガミ NEGLEX2534です。

長さは、私のシステム構成上と利便性かを考え、最低限の1.25mとしました。

これに、レコードプレーヤーには付き物?のグランドケーブルを抱かせます。

抱かせるのに、百均のケーブルチューブを使います。←ここがポイント!

このケーブルチューブの中にL/Rケーブルとグランドケーブルを収めます。

完成形がこちら↓。 チューブのサイズも丁度良かったです。

3本が纏まっているので、取り回しも楽です。

この左右の信号ケーブルに、グランドケーブルをしっかりと抱かせる事がポイントです。

 

実際に聴いてみると、ボリュームをいっぱいに回してもハムノイズが全くと言えるほど聞こえなくなりました。

やはり、ノイズフロアーを下げると、音の見通しが良くなり、繊細な音も聴こえる様になります。

歪っぽさもなくなりましたが、これは、以前のゴッサム製GAC-1が高音寄りで歪っぽかったせいも有るかも知れません。

扱う信号が小さいほど、線材の影響が大きく、またシールドのケアが必要と実感しました。

 

今回の交換は大成功です!

なんで、もっと早くやらなかったのかと後悔しますが、でも、それがオーディオの楽しみですよね。

少しずつ改善して前進、前進~。

より一層レコードを聴く時間が増えそうです。

 

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RCAケーブルの製作 ~BELDEN 8412 + Switchcraft 3502AAU~

2017-07-01 11:59:48 | ケーブル

またもう1組RCAケーブルを作りました。

今回は、定番中の定番、ベルデン8412のケーブルとスイッチクラフトのプラグの組み合わせです。

いつもの様に、信号の流れがBELDENの文字の流れになる様にし、上流側では、編みシールドと黒をショートしてプラグのグランドへ、白をホット側に半田付け。下流側では、黒のみをグランドへ、白をホットに半田付け。下流側の編みシールドは根元で切り、グランドと接触しない様に収縮チューブで絶縁。

使用した半田は、これもいつものKESTER 44です。

プラグは、L,Rが分かる様に、ナチュラルと黒にしました。

完成したケーブルがこちらです。BELDEN8412は、いつもの黒では芸が無いので、今回は赤にしてみました。

なかなかカッコよく出来ました。オーディオ用というよりは、楽器用っぽいですね。

これをCDプレーヤー REVOX B226に使いました。

やはり、この組み合わせは、接続、音とも安心感がありますね。

いつも通りのベルデンの芯のあるしっかりした音です。

これで、ベルデン8412のケーブルを使ったRCAケーブルが何本になったのだろう?

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RCAケーブルの製作 ~MOGAMI 2534 + Amphenolプラグ~

2017-06-04 12:28:04 | ケーブル

久々に、ケーブルを作りました。

組み合わせは以下です。

ケーブル:モガミ 2534

       有名ですね。日本が誇るケーブルです。日本の録音スタジオでも使われているとか。


プラグ:アンフェノール ACPL

  航空宇宙、ミリタリー分野の草分け的メーカー。70年以上の歴史を持つらしい。写真は後ほど。

   

作り方の手順はいつも通り。

少し忘れた部分もあるので、以前ベルデンを作った時の自身のブログを参考にしながら進めました。

http://blog.goo.ne.jp/kontakun_2010/e/74cb245f4787565ca9f827c66c24cdd0

参考のポイントは、外周の編みシールドの処理です。

上流側では信号グランドと編みシールドをショート、下流側では編みシールドは切り、どこにも接続しないこと。これは、アース・ループを作らないためでもあります。

ケーブルの方向は、ケーブルに印刷の文字の流れとしました。

 

ケーブル被覆を剥くと、この様になります。青2本、透明2本、編み線、樹脂線。

 

上流側:青2本を束ねて半田付けします。編み線と透明2本は纏めて半田付けします。

    樹脂線は根元で切り落としました。

 

下流側:青線2本、白線2本をそれぞれ束ねて半田付けします。

 

プラグに半田付けします。狭いので神経を使います。半田には、ケスター44を使いました。

 

Lch用の白、Rch用の赤ケーブルが完成しました。各2mですが、少し長すぎたかも?

 

アンプに挿したところです。

プラグの金メッキ、クロムメッキ、赤白の色合いがカッコ良いですね。

高級感があります。(本当はそんなにお金掛かってませんが)

 

実際に使ってみて、音質のほうは、使い始めは少しざらざらした薄っぺらい音でしたが、30時間も使っていたら、それも落ち着き、情報量が多く粒立ちの良い、鮮度の高い音を聴かせてくれています。

今はCDP~KT88PPアンプ間に使ってます。


製作が面倒な人は、アマゾンでも完成品が販売されている様です。

 

MOGAMI モガミ 2534 RCAピンケーブル Amphenol ACPL-C 2本ペアセット (1.5m)
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
MOGAMI


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噂のBelkin USB cable 15cmを試してみた。音質変化は?

2014-12-19 23:34:48 | ケーブル

PC~DAC間のUSBケーブルとして、とあるサイトで最強のUSBケーブルと書かれているBelkin製15cm(0.6inch)ケーブルを購入して使ってみた。

Belkin 15cm USB2.0ケーブル F3U133-06INCH Pro Series USB 2.0 Device Cable 並行輸入品
←クリックでAmazonのページへ移動します。
Belkin

通販では偽物が送られてきたとか色々ある様だが、私はAmzonから購入して並行輸入品の本物が送られて来た。 

袋から出したところ。

ケーブルにBelkinの文字が印刷してある。

USBコネクタにもBelkinの刻印がある。

まあ、本物に間違いないだろう。

さて、このケーブルを使っての音質評価ですが、今使用している1.2mのフルテックの7,000円程度のものと遜色なかったので、コスパ的には良いと言えるでしょう。念のため書き加えておきますが、当然、1m程度の一般品とは差があります。

USBケーブル(差動ケーブル)は短いほど波形の乱れが少ない(アイパターンが開く)傾向にあるが、短いケーブルは汎用性がないのか、あまり市販されていない。その意味では、このケーブルは選択肢として有りでしょう。

このケーブルをCDリッピングの際のCD Drive~PC間にも使ってみたが、リッピングのスピードがあがり、EACのエラー訂正も減った様に思える。たまたまかも知れないが。


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MARINCO AC電源コードの製作(3本目) ~ドイツ製ケーブル使用~

2014-09-07 11:58:36 | ケーブル

今まではMARINCOとBelden19364の組み合わせが定番で今まで2本作ってきましたが、今回の3本目はケーブルを変えてみました。

今回は、桜屋電機で売っていたMade in Germanyのケーブル700円/m。

音が良いと書いてあったので、つい釣られて買ってしまいました。

しかもメーカーは教えれませんと書いてあったが、まあ、騙されたと思って試してみよう。

昨日、やっと製作。

その前に、今回購入したMARINCOはプラグの方はいつものMARINCOの説明書と一緒に袋に入っているが、

ソケットの方は何故かビニール袋に入っているだけで説明書も無い。本物か疑ってしまう。まあ、いいか。

 

謎のドイツ製ケーブル

Web上でも調べるも、この型番KT966ものの情報は見つからず。ただ、UKらしきページはある。

Belden19364よりは少し細くて柔らかいです。

ソケット側

プラグ側

完成状態

いつものことだが、MARINCOの場合は、半田付けとかカシメとか不要なので加工が簡単でよい。

 

さっそく真空管プリアンプに使うことに。

が、ここで問題が発生。

ソケットがアンプ側にしっくりと刺さらない。奥まで挿入できない。すごく不安な状態。

そこで、もしやケーブルの銅箔が長すぎて、金具が広がらないのではと思い、5mm程度短くしたが、

改善はされたものの、まだシックリとしない。

覗き込んで金具の合わせを見ると、以前のものよりも幅が狭い。

まあ、抜けることは無さそうなので、このまま使用。


音の変化は、、、良くわからないですね。クリヤーになった様な気もしますが。?です。

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AC電源ケーブルの手直し(マリンコとベルデン)

2014-08-23 16:03:48 | ケーブル

引っ越してからオーディオ機器を再セッティングして気が付いたのだが、AC電源コードの使い方でノイズが入る。

事の発端は、CDプレーヤーの電源を入れていない状態でもRCAコードをアンプに接続するとスピーカーからのノイズが大きくなるのだ。

DACからのRCAコードはその様なことはなく、関係ない様だ。

そして、CDプレーヤーの電源コードを挿しただけでもノイズが大きくなる。

そこでグランドの回り込みノイズを疑った。特に真空管アンプはグランドが微妙だ。

まずは自作した電源コードに問題が無いか確認。

自作ケーブルとは、Belden 19364とMarincoのプラグ、ソケットの組み合わせである。

極性と接続状態を確認したが問題は無い。

その後、気が付いたのが、このケーブルのシールド用のドレインの処理方法である。

Web上での書き込みを調べてみると、片側(ソケット側)はオープンにしないとAC電源ノイズが機器に入ってしまうと書いてある。

私は、両側ともにグランド端子に接続していた。下の写真の銅線剥き出しの線である。

そこで、さっそくソケット側のドレイン線を切断した。下の写真。プラグ側はそのまま。2本ともこの処理を実施した。

そして、アンプとCDプレーヤーともに修正したAC電源コードを接続。

結果は、アレレ? さっきと状況が変わらない。

これが直接原因では無いのか?まあ、この処理方法が正しそうだから、これはこのままで良いか。

そこで次は、AC電源レギュレータ FUMAN AR-1215の裏面に合計8箇所あるAC outletへの接続位置を変えてみた。

その結果、ACプラグの接続位置でノイズの大きさが違う事がわかった。

このAC outletは、ひとつずつ独立して出力レギュレータを持っていた筈だが何が違うのだろう?。理由はわからないが、ACプラグの挿入箇所を選んで使う事にする。

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RCAケーブルの製作 ~BELDEN 81553~

2014-02-03 12:49:33 | ケーブル

現在、旧正月休みの真っ只中。

先日のブログでも書きましたが、この休みを使って先日購入したBuffalo簡易NAS化のため、このPC使いHDDの中の膨大な音楽ファイルを移動していたので、色々と製作や改造をしたきたにも係わらずブログにアップ出来ていませんでした。続けてアップしていきます。

 

まずは、知人のお勧めでRCAケーブルの作成。

部品は先月の東京出張時にトモカ電気で購入。

・ケーブル:Belden 81553 (2,180円/m) 2m購入

・プラグ:トモカ JS-52?(JS-42の色つきが無かったので仕方なく) (210円/個) 4個購入

81553の芯線はこんな構造になっています。テフロンで二芯構造。

透明なテフロン紐も入っている。何のためだろう?意味があるんだろうな?絶縁?Plenumタイプ?

さっそく製作に取り掛かる。

信号の上流側。

半田付け。半田はケスターを使いました。

編みシールドはカシメます。青線と編みシールドはショートすることになる。

上流側が完成。

信号下流側。外側の編みシールドは切り落とします。編みシールドとプラグがショートしない様に熱収縮チューブを被せます。

そして半田付け。

この要領で2本作ります。これでペアが完成。

 

さっそく、CDプレーヤーとプリアンプ間に使用してみる。

聴いた印象は、情報量が多く、とてもクリアーで音の広がり、臨場感も良いと思います。特に高域がよく出ます。

しかし、低域が少し不足して高域寄りで音が細ってしまっているような気がします。

ドラムのタムがスネアに聴こえるような(言いすぎか)。

上に書いた「情報量が多く、臨場感も良い」というのは、実は、高域寄りだから、そう聴こえるのだと思う。

中高域も音がちょっとガサついた感じもある。少しですが、、、

なんとなく、金属質で全体の厚みが失われた様な感じです。

このケーブルは調べて見ると銀メッキ線です。

銀メッキ線は、概して、この様な感じになります。

信号は芯線の外側を走るのでメッキの音となってしまいます。

一番ナチュラルなのはメッキを施さない銅線ですが、銅は腐食するので大概何かメッキが必要ですね。

RCAケーブル定番の8412は高導電率錫メッキです。

トモカ電気でも、81553と8412は別ジャンルに分類されています。81553はシールドラインケーブル、8412はオーディオとなっています。

 

もう少し調べてみると、81553は映像信号など同軸ケーブル用とか。インピーダンスが77Ωで調整してある。

http://beldenstore.jp/shopdetail/005013000005/005/013/X/page1/brandname/

さらに、Twinaxケーブル。これはデジタル信号の高速伝送用である。あれ?

 

そこで思い立ったのが、SPDIF(COAXIAL)の同軸に使ったら良いのでは?

実際にCDPとDACの間に使ってみたら、これがバッチリ、良かった。

今までより、ぐっと情報量が増えて、音がさらに鮮明で空間も広がりました。

スピーカーからの音離れも良いです。音にも張りがあります。

今までデーターがシッカリと転送されていなかったのでしょうか?

SPDIFの同軸はHDMIやUSBほど影響を受けないと思っていたのですが、まあ、LANケーブルでも変わるらしいですからね。

なにか、グランドの回り方が変わったのでしょうかね。

アンバランスで信号転送する限り、グランドのループノイズからは逃れられない様なので。

ということで、このケーブル81553はCOAXIALの同軸として使うことにしました。

 

RCAケーブルはBELDEN 8412で充分と思います。私はこちらが好きです。

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BELDEN 8412 RCAケーブルの作り直し(正しい接続方法)

2013-12-08 16:14:45 | ケーブル

偏人さんのアドバイスで、今使ってるBELDEN 8412ケーブルのRCAプラグへの接続方法が間違っていることがわかった。

白、黒、シールド編み線の接続方法、使い方のことである。これには悩まれている方も多いのでは思います。

8412 RCAケーブルを作るとき、ある人のブログを見て真似をして製作した。

その時の接続方法は、以前のその時のブログにも書いているが、

信号上流側:BELDENのB側で、編みシールドと白をショートしてコールドに、黒をホット。

信号下流側:BELDENのN側で、白のみをコールドに、黒をホット。編みシールドは接続しない。

にしていた。

その時から、音がなんだか篭り気味で、信号の上流側と下流側を入れ替えると、音がクリアーになるが音の高低音のバランスがちょっと悪く、ちょっと浮ついた音になるので、本当にこの接続で正しいのかと疑問を持ちながら使っていた。

質問コーナーでも、すっきりした答えが返ってこなかったし、他の製作例をみても、その接続方法が多かったので、そのまま使っていた。

そしたら、最近、ケーブルの事で偏人さんとやり取りしていたら、先週、私のBELDEN 8412接続方法が間違っていると偏人さんから指摘、アドバイスを受けたので、さっそく造り換えてみた。

指摘どおりに造りかえたら、音が劇的に変化! バランスも良い。

やっぱりこうだったのかと、改めてBELDEN 8412の良さがわかった。

正しい接続方法は以下である。ご存知で無い方やこれから作る方は参考にして下さい。

信号上流側:BELDENのB側で、編みシールドと黒をショートしてコールドに、白をホット。

信号下流側:BELDENのN側で、黒のみをコールドに、白をホット。編みシールドは接続しない。

要するに、白をホットに使う。

 

少なくとも、オーディオ機器に使う場合、この様に使う方が良い結果が得られる。

ギターに使う場合は違うかも知れないが。。。

BELDEN 8412は定番中の定番なので正しく使いましょう。

ノイズのほうも減った様な気もする。

3年目にして、やっと悩み解決!スッキリした。

 

偏人さん、アドバイスありがとうございました。

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