My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

DAC/HPA(ヘッドホンアンプ)の改造

2011-04-10 10:59:37 | ヘッドホン・アンプ

昨年購入したUSB付きDACの改造履歴について書きます。

そもそもは、真空管アンプにヘッドホン出力が無かったので購入しました。

改造により、購入時からは、音質は劇的に向上しました。

購入したDAC: 中国製 購入価格 12,000円程度

   入力:USB、Coaxial、Opto  入力有無により自動切換え

   使用DAC:アナログデバイス製 AD1852

   USBレシーバ:BurrBrown製 PCM2704

   出力:RCA

   トランス:トロイダル Good ! 気に入ってる。

   ヘッドホン出力、Line出力切り替え   プリアンプとしても使用可。

 

<改造履歴>

==DAC部 OP Ampの交換==

オリジナルはDAC後にDualのOPA2604が1個。

これを、

LT製LT1028 x2 に交換。音が高音まで派手に。高音がきつく、ちょっと耳ざわり。

シングル→デュアル変換基板は自作。

NE5532   おとなしい。

OPA627 x2 やっぱりこれが良い。

ナショセミ製LME49710HA  CAN type x2  これも良い。

OPA627は、CDPにも使っているので、同じ音で面白くないため、今はLME49710HAで使用中。

==HPA ヘッドホンアンプ部のOP Ampの交換==

オリジナルは、JRCの082Dが2個使用。その後、ボルテージフォロワー回路がある。

これをNE5532→LM4562と交換。

LM4562は音に厚みがあって良い。HPに最適。 これで固定。

 

==Mute回路の追加==

ヘッドホンを挿したまま電源をON/OFFすると、ポップノイズが大きく、私愛用ヘッドホンのオーディオテクニカAD1000にダメージを与えるので、ミュート回路を追加。HPを抜いた状態で電源ON/OFFすれば問題ないのだが、うっかりと言う事もあるので。

電源ON時は、400ms位delayしてから出力。

電源OFF時は、すぐに出力cut。

問題なく動作中。

==Line入力追加==

Line入力が無かったので追加。

入力が自動切換えになっているため、結構面倒だった。

Digital入力が無いとき、Line入力となる。

 

==カップリングコンデンサの交換==

オリジナルはSilmicⅡが使われたいた。

これを部分的にWIMA MKPフィルムに交換。

HP部は電解コンが必要なので、ここをMUSEの無極性タイプへ交換。

==電源系電解コンデンサの交換==

アナログ部分はニチコンMuse KZに交換。

足が太いので基板への挿入に苦労した。またボディも大きい。

デジタル部分はOSコンに交換。

 

==クロック部分のセラコンの交換==

22pFのコンデンサをセラコンから精度の良いマイカに変更。

あまり変わらなかった様な。

 

結論的には、OP ampの交換と、コンデンサ類の交換が音質の改善にもっとも寄与していたと思う。

特に、電解コン ニチコンMuse KZでの改善は予想外であった。

 

あと、USB入力について、

これは、使うUSBケーブルによって音がかなり違うので、少なくとも5,000円/m以上のものをお勧めする。

安物はデータを取りこぼしていると思われる。

音楽データはストリームデータなので(垂れ流し)、HDDとのやりとりの様にコンペアや修正できない。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真空管アンプ(KT-88 PP) (回路図)

2011-04-10 10:08:24 | 真空管アンプ

改造を続けてきた私の真空管アンプKT-88の回路図展開を行いました。

本来、改造をする前に解析をすべきでしたが、後になってしまいました。

まず、前段プリ増幅部分の回路図です。

私はまだ真空管アンプの初心者なので、良くわからない点があります。

 この回路図の最初の6SL7のプレート電圧は、どこから供給されるのでしょう?

 差動増幅部分は、おそらくカソード結合のムラード回路と思われますが。 ??

やはり、一段目の6SL7の回路が良くわかりません。??

前段はカップリングなしの直結になっています。

出力段は普通のKT88プッシュプル回路です。

NFBは22kでオーバーオール負帰還となっています。この帰還抵抗に22pFのコンデンサを並列に追加したら、パルス応答波形のリンギングが少し取れました。

出力段のKT88の第2グリッドとプレートの間にも47pFのコンデンサが入っています。これもリンギングを取るため?

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする