My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

SIEMENS製 ECC83/ECC81を入手、差し替え。

2017-10-15 10:45:48 | 真空管いろいろ

SIEMENS(シーメンス)製のECC83(12AX7)とECC81(12AT7)を各2本づつ入手しましたので、さっそく使用してみました。

使用前に、まずピン(足)磨き、掃除を行い綺麗にしてソケットとの接続性を良くします。

今回入手した物は、箱の中での長期保管品だった様で、腐食(カビ?)しているピンもありました。

さすがに、このままでは使用できません。

 

汚れが酷かったため、今回のピン磨きには、メタルクリーナーなるものを使用しました。

これで酸化皮膜を取り除きます。

液を綿棒に付けて、ピンをゴシゴシと拭きます。研磨材が沈殿しているため良く掻き混ぜる必要があります。

AMAZONでも入手が可能です。

和光テクニカル メタルクリーナー MC13
←画像クリックでAmazonに移動が出来ます。
和光テクニカル

研磨後は、無水アルコールで研磨剤の成分を綺麗に取り除きます。 

結構、しつこい汚れでしたが、以下の写真を見てください。

左が掃除前、右が掃除後です。

2本とも磨いたところです。

ECC81も同様に掃除をしました。ピンの曲がりは後で修正しました。

さて、実装、差し替えです。

SIEMENSと言えば、Telefunken(テレフンケン)と並ぶ、高品質、高音質管として人気の球です。

以前にも使用したことがありますが、好結果でしたので、否が応でも期待が膨らみます。

 

ECC83は、プリアンプのフォノ・イコライザ回路の初段に使用しました。

松下製12AX7(Tマーク品)からの交換です。

暫く通電の後、音だしをしてみました。

結果はやはり優等生ですね。芯のしっかりとした質実剛健な音です。

くっきりはっきりな音です。テレフンケンの音とよく似ています。

 

ECC81は、パワーアンプFOX-BAT(6C33C)の初段SRPP回路に使いました。

初段に使うべきか、ドライブ段に使うべきか迷いましたが、良かったのかなぁ。

ECC82からの交換です。

ECC81はECC82比べ、増幅率が高いので音も大きくなり、少しゾリっとした感じなりました。

私の様に、ジャズ、ロック、ポップ系を聴くには、こちらが良さそうです。

しかし、こちらも芯のしっかりとしたテレフンケンによく似た音です。

 

この状態で暫くエージングをしながら様子を見ようと思います。

 

今回、FOX-BATの良い感じの写真が撮れましたので、併せて掲載します。Xperiaで撮影しました。

写真では、初段にECC802S、後段にECC81となっていますが、後で、入れ替えています。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする