プリアンプは不要なのか?
「プリアンプ不要説」。この議論はいつも湧き起こる。
レコード再生にはEQアンプが必要だが、それ以外の音源にラインアンプは必要か?
試しに、DAC DAS-703ESの出力を直接真空管パワーアンプに繋いでみた。
そしたら、音がクリアーで輪郭がハッキリして良い感じ。
真空管45シングルアンプの出力は、たかだか2W程度ですが、ボリュームを絞っても結構音が大きい。
ボリューム位置が8時くらいで充分。
しかし、これではボリュームの調整が難しいので、DAS-703ESのVariable出力(HP出力兼用)を使い、出力レベルを調整。
ボリュームを2箇所通ることになるが、これでも音が良い。
DAS-703ESのVariable出力(可変出力)を調べてみると、出力にはタンタルコンデンサ(10uF)とフィルムコン(0.01uF)がパラで接続されています。
※赤い円筒はDirect出力のカップリングコン(改造済)。この2個のコンデンサに挟まれた部分に赤いフィルムコン(PP)とタンタル(黒)が配置されています。
一般的には「カップリング・コンにはタンタルは使うな。」となっていますが、敢えて使ったのは「当時のソニーの音への拘り」なのでしょう。
プリ抜きで音が良いと言う事は、今使っている真空管プリが音質を悪化させているのかも知れない。
真空管プリのラインアンプ部の設計を再度見直してみる必要が有るかな~。