ビーフカリーを頂く。
アクセスの悪さと水曜休みにふられ続けていたが
ようやく来店。
内装はふる~い喫茶店のようで
店主は100歩ゆずってマイク真木ぽいおっさん。
ひと癖ありそうなおっさんのカレーは
確実にひと癖ある。
ただしうまいまずいは問わず。
この店も第一印象通りオリジナリティあふれる皿を提供してきやがった。
なんというか『具』しかないカレー。
個性的すぎて味の評価はし難いが
間違いなく再訪の価値ある店。
ビーフカリーを頂く。
アクセスの悪さと水曜休みにふられ続けていたが
ようやく来店。
内装はふる~い喫茶店のようで
店主は100歩ゆずってマイク真木ぽいおっさん。
ひと癖ありそうなおっさんのカレーは
確実にひと癖ある。
ただしうまいまずいは問わず。
この店も第一印象通りオリジナリティあふれる皿を提供してきやがった。
なんというか『具』しかないカレー。
個性的すぎて味の評価はし難いが
間違いなく再訪の価値ある店。
ランチの食べ放題を頂く。
新進気鋭のカレー屋、
しかも食べ放題があると聞いていてもたってもいられず
上京ついでにやってきた。
和式カレーのバイキングで
カレー以外の皿も豊富。
けどカレー自体はそんなに特筆するほどもないかなぁ。
とりあえず和製シックスセンスな話。
とても読みやすく引き込まれる。
冒頭に和製シックスセンスと書いてみたはいいものの
実はシックスセンスみたことない笑。
マカオのうだるような熱帯夜の中
業務用サイズの扇風機にあおられながら
蚊取り線香の匂いを嗅ぎつつ
まんじりともせずページをめくったという意味で
記憶に残る一冊。
さてと今日はマカオから直接香港国際空港へ入り帰国の予定。
海路のフェリーの支払いにやや不安が残ったため
わざわざ6時起きしてリスボアまでいって一部を香港ドルへ換金しておく。
宿まで戻るとデポジットを受け取って7:00チェックアウト。
榮地大街バス停から相変わらずの3番線に乗る。
結局この3番のバスしか乗らなかったな(苦笑)。
20分ほどで終点の外港碼頭に到着。
さっそく9:30発、香港国際空港行きのターボジェットチケットをゲット。
支払は一応香港ドルにしたけどマカオMOPは使えるのかな。
ここで驚愕だったのが、
このターボジェットに乗ると同時に
飛行機のチェックインも完了するということだ。
預けた荷物は到着の名古屋受取だというし
飛行機の席もここで選べる。
なるほどマカオから香港へ出国するのではなく、
ここから先は香港国際空港で
ターボジェットは空港内のモノレール感覚というわけだな。
それより1時間もあってひまだな。
とりあえず今回も郵便局に寄れなかったので
いつも通り手紙出すのを一般市民にお願いしてから
出国手続きをすませる。
ありがとうマカオ市民!
さて出国手続きを済ませたのち
いよいよターボジェットへ。
ここから香港までは1時間ほどの船旅。
中の売店は香港ドルしか使えないので要注意!
さっそくリスボアで変えた香港ドルでカールスバーグをゲット。
ビールがカールスバーグなところ少し香港に近づいた気がする笑。
10:30香港国際空港到着。
到着後赤い矢印に沿って搭乗口へ向かうが
途中で出国税120香港ドルの還付を受けることができる。
ラッキー!
なるほど香港には入国していないからそうなる訳ね。
で、今いるところがスカイピア。
ユートピア的なのりでスカイピアなのかと思ったら
空の桟橋=「SKY PIER」なのね。
システム的にもすごくわかりやすい!
ここから空港内を電車に乗って空港本体に移動。
この空港は10年ぶりだけどその時も乗ったなぁ。
でここでこの旅最大のミッション。
それは香港名物の鴛鴦茶を飲むこと!
ユンヨンチャと読み、
中身は珈琲と紅茶が半々。
数年前に知って以来ずっと気になっていたが
ようやくその味の全貌が明らかに!!!
最初の一口は珈琲っぽいんだけど
やっぱり紅茶っぽくて
いや、最初に紅茶がきて珈琲?
と無限ループに陥るほど表現のできない味で
結論的にはこの味好きだ!
帰りの名古屋便はANA。
と思ってたら僕の便は隣の小さいANAだった笑。
なんかもう小さすぎて空港の車に囲まれていじめられとるやん。
国際便でこんな小さいの乗るのはじめてだー。
などと思いながら読書して過ごす。
いやーとにかく日差しが痛い旅だった。
間違いなく平地では最も暑い旅だった。
相変わらずの灼けるような猛暑のなか
世界遺産をめぐる行脚は続く・・・。
世界遺産 16/30 大堂広場
世界遺産 17/30 大堂
この猫の額ような広場と建物とを
別々の世界遺産に認定するシステムってなんかずるい笑。
なかみはこんな感じでカチッとしてる。
ここから聖ドミニコ教会までの細い路地には
おでん屋が軒を連ねる。
どうやらおでん横町は静岡の専売特許じゃないようだ笑。
どれもカレー風味なのがポルトガル風なところ。
おでん屋の向かいには
世界遺産 18/30 盧家屋敷
100年前の中華屋敷とのことだが
デーンとしてるだけで
特に見るべきものはないように感じた。
おでん横町を抜けるとここいらも石畳のおしゃれスポット。
しかもここでも猫の額世界遺産システム。
世界遺産 19/30 ドミニコ広場
で、広場に隣接するのが
世界遺産 20/30 聖ドミニコ教会
なんかもうあまりにも広場がしょぼすぎて
「ドミニコ教会とその周辺広場」でいい気がする・・・。
で中身はこんな感じ
きれいな聖母像。
さてさて13時近くなって酷暑は激しさを増す一方。
立っているだけで首筋が日差しで痛くなり
顎からは汗がポタポタと路面に流れ続ける。
住民からも今日はあっついねぇー!
と情感たっぷりに挨拶されるしまつ。
そんな中「モンテの丘」に向かって急こう配を最短距離で上る。
上る上る
とにかく上る。
今日一番の暑さのなか文字通り汗を垂れ流しながら
けっこうな高度差を直登で一気に詰めていくと
坂の頂点に古びた砦が現れる。
世界遺産 21/30 モンテの砦
砦には今もなお大砲が並んでおり
中にはリスボアにロックオンしてるものも!笑
砦だけあって眺望がよく
市街地越しに川向うの中国も見える。
そしてこの要塞の内部はピッカピカのマカオ博物館となっている。
なんと毎月15日は無料開放されており
なんともラッキー!
遠藤周作フリークとしては
大航海時代末期の宣教師の動向にその興味が集中するのだが
貿易拠点としてのマカオの展示が少量あるだけで
実に興味をひかない内容。
聖ローレンス教会のジオラマ。
ちょっと面白かったのは闘コオロギの模型くらい。
しかしこのピカピカなわりに実のない博物館の最大の魅力は
冷房がキンッキンに効いている映写室だ。
異常な酷暑をしのぐためにここまで「化粧品屋」「百貨店」といった
これ以上にない程似つかわしくない店にちょこまかと入っては
ごまかしごまかし冷房休憩をとっていたが、
この映写室ではおおっぴらに座って冷房を堪能し、
かつ睡眠までとれてしまうのだ!
ということで30分ほどまじで気持ちよく寝る。
いやー無料だと思うとなおたまらん。
博物館を出るときにエスカレーターを発見。
気が遠くなるほどの暑さをおして上りつめた坂の逆側には
エスカレーターが完備されており、
あんな坂はまったく上る必要がなかったというわけだ。
良い子のみんなはこっちを利用しよう。
エレベーターを下ったさきにあるのが
世界遺産 22/30 イエズス会記念広場
広場の先の階段を上ると
世界遺産 23/30 聖ポール天主堂跡
マカオ観光のハイライトだけあって
さすがにセナド広場にひけをとらない混雑ぶり。
かつては東洋随一の教会があったのだが、
1835年の火災でファサードと呼ばれる入り口壁面を残し
消失してしまったらしい。
惜しいことをしたものだ。
さぞ火災も大きかったことだろう。
裏側に回ると礎跡にかつての本堂を偲ぶことができる。。
本堂跡の奥地下部分に
天主教芸術博物館と地下納骨堂がある。
博物館は小さい規模ながら本物の展示で見ごたえがある。
マカオの十字架は頭部が特徴的。
長崎の26聖人の絵画も飾られている。
中国人の服装で描かれているのが困ってしまうが・・・。
納骨堂は火災時のがれきのままなのだろうか
とてもリアル。
脇の縞模様がガラスケースになっており、
聖人や殉教者の骨が納められている。
しかしここもエアコンが最強にきいており、
ここから強烈な日差しの中に出るには
実に強靭な精神力と
ジュリアスシーザーなみの決断力を要することは疑いようがない。
ファサードの階段下に隣接するのが
世界遺産 24/30 旧城壁
ただの壁。
ここまでくると世界遺産もなんかのサギじゃないか
と思うくらいにただの壁。笑。
で壁の奥に見えているのが
世界遺産 25/30 ナーチャ廟
日本ではナーチャより哪?(なたく)の方が通りがいいかもしれない。
祀られているのは中国の腕白坊主な神様。
ナーチャについては隣の哪?展館が詳しい。
はぁーここもエアコンがたまらん・・・。
でたくないぃぃぃ・・・。
時刻はようやく14:30。
暑さは変わらないけど
日差しの痛さはほんの少しだけましになったかも。
人通りが多いのはセナド広場~聖ポール天主堂跡までで
ナーチャ廟から先は人通りが激減する。
つまりは一般的に観光客は
セナド~ポールくらいまでしか歩かないということだ。
大三巴街を歩いて次なる世界遺産を目指すが
この辺は朦朧としてあまり記憶がない笑。
世界遺産 26/30 聖アントニオ教会。
ここにも例のちょとかわったINRIと書いた十字架が。
中身も人が少なくてとても落ち着く。
当時は結婚式のメッカで花王堂と呼ばれたそうな。
この教会の裏手に位置するのが
世界遺産 27/30 カモンエス広場。
もういいよ、広場は。
ほんとになんでこの広場が世界遺産なのかさっぱりわからん。
広場の隅っこにあるのが
世界遺産 28/30 プロテスタント墓地
観光客ゼロ笑。
そりゃそうだ、墓地だもの。
教会もこじんまりで実用的?
これまでに比べるとかわいらしいサイズ。
そりゃそうだ、墓地だもの。
暑いが静かだ。
そりゃそうだ、墓地だもの。
墓地の隣にもまだまだ世界遺産があって
世界遺産 29/30 カーサ庭園
現在はギャラリーとして使われており
その外観以外に特に見るべき点はない。
だってほとんど解放されてないんだもの。
しかも「カーサ」って家って意味だから
「カーサ庭園」って訳としてもなんかヘンだ。
さて小腹が減ったのでセナドへ戻ろう。
同じ道を戻るのが嫌いなこともあって
せっかくなのでこのカモンエス公園を抜けてバスを拾うことにする。
中には遊具やら図書館やらあって
地元住人の憩いの場となっている。
公園内の丘はすこーしだけ見晴らしがよく
相変わらず川向うの珠海がみえる笑。
16:00になってもまだまだ太陽は頭上で燦々と照っている。
公園の図書館でまたも冷房休みをとってしまった。
公園を抜けて大通りで3番のバスを拾って
セナド広場に帰ってきた。
昔はバスさえももったいなくてけちったものだが、
最近ではその安さと便利さで積極的に使うようにしている。
そろそろ本格的なマカオ料理を口にしたいものだと思いながら
相変わらずの粗食っぷりで
大堂脇のコーヒーショップ檀香山で遅い昼食をとることに。
なぜかチョコレートドリンクのセットメニューでカレー風味の麺料理。
なんてこった。
これは持論だが
ラーメンは日本が一番うまいと思う。
ちなみに帰り際メニューより会計が高かったので一言物申したら
「氷代」とのこと。
そういえば最初に氷を入れるか聞かれたな。
マカオスタンダードにしてやられたぜ。
さてさて、
残す世界遺産はギアの灯台のみ。
これが1ヶ所だけ遠くに位置しており、
閉園時刻は17:30、現時刻は16:50と
今からの行動に迷いが生じるところ。
まぁダメならダメでそれもよしとしてギアを目指すことに。
大堂から白馬行をぬけるとポルトガル総領事館。
ここから大通りを越えると
その名が世界史に燦然と輝くヴァスコダガマの名を冠する
ヴァスコダガマ公園!
完全に名前負けしており
何があるわけでもない。
みんな大好きヴァスコダガマ様の胸像。
ヴァスコダガマを越えると
よく整備されたジョギングコースをひた上る。
でなんとか閉門直前の17:25に灯台のある高地、
東洋望砲台に到着。
世界遺産 30/30 ギアの灯台とギア要塞
この教会はシンプルながら頑丈で神秘的なつくり。
内部写真不可なのが残念。
とはいえ撮っちゃったものはしかたないので1枚だけ公開。
灯台は今も現役で珠江口の闇夜を照らし続けているのだそうだ。
またかつてはギアの要塞だったこともあるようで
ここには大砲が並ぶ。
地理的に夕日は無理だけど
東の海側への眺望が得られるので日の出にはいいだろう。
香港へ向かうジェットフォイルが橋の下を通過中なのがみえる。
対岸はもう香港かぁ。
ジョギングコースを西側へ下るとこじんまりとした動物園。
スケール的には船堀動物園くらいのちっちゃいやつ。
18:00ちょうどに東洋望砲台を下山。
ここから本日のメインイベント、
ドッグレース場を目指す。
ここから美副将通りをひた歩く。
途中気になっていた台湾系ジューススタンドCOME BUYで
緑茶のミルク割を頂く。
けっこういけちゃう。
でついに到達しましたドッグレース場
逸園賽狗場
入場料で100円払う。
10倍にして回収してやるぜ。
レース場はこんな感じで小さい競馬場みたい。
がんばれ犬!
走るようすはブラーのパークライフそのもの。
6~8頭だてで
全レース連勝複式で勝負をかけた。
唯一惜しかったのが2レースで
もう一歩で100円が8,000円になるとこだった。
21時頃までレースに励むが
とりあえず帰りの交通費に手が伸びないうちに
早々に退散する・・・。
帰りは相変わらずの3番路線で、
今夜はグランドリスボアに行ってみたかったので
ちょっと先の亞馬喇前地で下車。
グランドリスボアはさすがに『グランド』だけあって
リスボアよりもはるかにカジノらしいカジノで
無料のショーダンスなんかもやってる。
とにかくデラックス。
なんでもマカオではカジノにでも就職すればいいや
の学生が急増中とのことで問題となっているらしい。
22:00、昨夜と同じくトコトコと新馬路を帰路に就く。
途中、焼き芋でも売るかのように漢方茶を路上販売してて
しかもなかなかのご盛況だったので
冷たいのを一杯いってみる。
濃くて冷たくてこれがなかなかいける口だった。
晩飯は最終夜くらいマカオらしいものを・・・
なんて探したものの
結局辿りついたのはポルトガルバーガー。
きわどいスパイスの効かせ方が実にポルトガル風。
中身はカポナータみたいなやつ。
今夜も屋上で葉書を書いた後、
読書しながら朝方までまんじりともしない夜を過ごす。
寝苦しいなんて言葉じゃ表現できないほどに寝苦しい。
というか全く寝れる気がしない。
とはいえ熱病に苦しみながら命がけで日本に渡った
彼らと同じ体験ができているのだと思えば
これ以上にないいい夜だ。