2014年の御嶽山
2015年の箱根山
と
にわかに火山活動が活発化してきた
火山大国日本。
こりゃいつどうなるかわかりません。
ということでやってきました駒門風穴。
富士山の周囲には
有名な富岳風穴、鳴沢氷穴をはじめ
無数の溶岩窟がポコポコと口を開けている。
その中でも最古の洞窟と言われているのが
ここ富士駒門風穴。
なんと1万年前の噴火でできたものだそうな。
火山の神様ということで
木花咲耶姫なんかも祀られている。
富士山から少し離れた
住宅街という立地も異色。
ではさっそくぽっかりと口を開けた
風穴探検にGO!
足場は溶岩丸出しだが
全体的にかなり広いため
歩きづらいということは全くない。
照明もしっかりしており
ビビッて足を早めると
あっという間に行き止まりまで到達。
踵を返すと中央部の蝙蝠桟敷なる広場の右手に
枝穴を発見。
覗き込むと
細い穴の向こうに
広がりがある様子。
よしさっそく行ってみよう!
足元がさざ波のような
細かいうねりで覆い尽くされた広間へ到達。
ここは素晴らしい。
しばらく居着きたくなるほど。
いくつか鍾乳洞をしっている人ならお気付きと思うが
様相が鍾乳洞と全く異なり
鍾乳石も
石筍もなく
ただただゴリッとした溶岩洞窟になっている。
長い年月をかけて構築された神秘性はないが
刹那の爆発でできた
荒々しさもまた
自然の雄大さを感じる。
大広間を過ぎると久しぶりの日の光が見えてくる。
さあ地底の世界に別れを告げて
太陽の棲む世界に戻ろう。
駒門から進路を北へとり
R138を北上
続いてやってきましたのは
世界遺産の一つ
忍野八海。
訪問は約10年ぶりだけど
なんだかかつての神秘性が
やや雑多になった印象。
もう少し透明で
静かな農村の雰囲気だった気が。
湧水と水草がきれいだな
と眺めていると
人工池も混ざっており
(というか人工池が観光のメイン・・・)
年々観光地化がすすんでいるようす。
とはいえ
雪なし県に住まう身どもとしては
なんといっても一面の雪景色が一番のごちそう。
さらになんといっても驚くべきは
見渡す限りの中国人観光客。
観光バス数台でバーンと乗り付けて
数え切れないほどのチャイニーズが
ひっきりなしに送り込まれてくる。
東京から数時間でこれる気軽さと
ノスタルジックな原風景と富士山が
一度に楽しめるお手軽さが
うけている理由だろうか。
売り子の爺婆もたいしたもので
しっかり中国語フォーマットに対応済み。
そこかしこで
イーガースーバイイェン!
なんて言葉が
あたりまえに飛び交っている。
チャイニーズに姿が消えた時
忍野八海はどうなっているのだろう・・・。