この日のお目当ては天壇。
宗文門から天壇東門まで地下鉄で移動して
チケット売り場。
地元民がチケットレスでのこのこ入ってくのについてったが
案の定止められた。
ゲートから天壇の間は無料公園になっていて
中国名物「朝から賭博」にこうじるお年寄りでごった返す。
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仲間入りしたいもんだ。
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そして天壇へ到着。
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なんかもうわけわかんなすぎて宇宙船みたいだ。
ちょっとだけ皇帝気分で歩いてみる。
皇帝向の祭祠施設だけあって、
いたるところに龍の意匠が施される。
この両側に万民がかしずいたのだろうか。
ちなみに天壇は3部構成になっていて、
上記の祈念殿の他に、
音がグルグル反射する皇穹宇(回音壁)
圜丘(宇宙の中心)がある
宇宙の中心での記念撮影はなかなか競争率が高い。
天壇公園でも水書道はあいかわらず人気。
さて、天壇公園を後にして地下鉄で王府井まで移動
北京の銀座みたいなとこなんだそうだ。
小吃街で遅い朝飯にしよう。
なんだか観光地化された場所であまり肌にあわないなぁ。
で、観光屋台みたいなとこで、
北京飯の定番、炒肝と炸醤麺を頂く。
炸醤麺はうまいけど炒肝は・・・
ザ・ホルモン!のニンニクあんかけって感じ。
店を間違えたかな。
屋台街にはサソリの串揚げなんかも売ってる。
なお、観光ガイドに王府井のレンタサイクルの案内があったが
今はやっていないようす。
さらに地下鉄を乗りついでやってきました天安門
天安門広場へ入るには人民軍の厳重なセキュリティチェックを要する。
いろいろありましたからなぁ。
なお、ここで初めてわかったけど、
故宮=紫禁城で、
天安門は紫禁城の正門のこと!
なるほどねー
てことはあの門のむこうが紫禁城(故宮)だ!
さっそくいってみよう。
でかいぜ毛同志。
肖像画の両側には
「中華人民共和国万歳」「世界人民大団結万歳」のスローガン
門の上から人民広場を眺める。
これが建国宣言の眺めかぁ。
通りの向こうが人民広場で
その向こうが毛同志のミイラが展示される毛主席記念堂。
時間の都合で見れないけど見たかったなぁ、
ミイラ。
で、天安門をくぐるとまた巨大な門「午門」がお出迎え。
いやでかいぜ。
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午門をくぐると今度は「太和門」
また門かよ・・・
こんなでかくする必要あんのかな・・・
太和門をくぐると・・・
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ようやく本殿の「太和殿」がみえてくる。
いわゆるラストエンペラーの建物。
鶴は千年、
亀は万年、
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みたいな造りで多少めでたくなっている。
皇帝の椅子があったりとか。
太和殿の奥には「中和殿」というのがあり、
皇帝が出勤前に休憩する処だそうだ。
で、中和殿を抜けると「保和殿」
もう、同じ建物続きでわけわかんなくなる。
さらに保和殿を抜けると「乾清門」
さすがに同じすぎて飽きてきたよ・・・
ここからは皇帝のプライベートスペースだそうだ。
ホントに飽きたのでここからは画像のみでお楽しみください。
乾清宮
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乾清宮玉座
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交泰殿
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坤寧宮
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坤寧宮の中
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万春亭
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万春亭の天井
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御景亭
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養性斎(愛新覚羅溥儀の勉強部屋)
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ここまできてもまだ故宮の中心を直線でやっと北上したにすぎない。
うんざりなほど広い。
全部を見るのは100%不可能なので北東部に的をしぼる
九龍壁
寧寿門
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皇極殿
寧寿宮
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暢音閣
京劇の舞台で西太后も頻繁に鑑賞したとか
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暢音閣の向かい側の客席
西太后の還暦には10日以上ぶっつづけで観劇したそうな。
珍妃井
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故宮にも西日が傾き始めた。
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20%くらいしか見れなかったけど裏門から脱出
ようやく故宮を後にして胡同巡りへ
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ちなみに故宮の四方を囲う濠は厚い氷でカッチンカチン・・・。
胡同(フートン)というのは古い町並みのことで、
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わざわざ探さんでも北京のそこらじゅうに存在する。
天壇・紫禁城・胡同を見たのでもうこの日はすることないや。
というわけで紫禁城の裏山「景山公園」に上ってみる。
夕闇に煙る紫禁城・・・。
いい眺めだ。
すっかり日が暮れたがついでなので
隣の北海公園にもいってみよう。
胡同を通ってね。
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夜の胡同ってちびりそうなくらい趣がある。
北海公園はほんとまっくらで
カップルくらいしかいなくてガックシ。
さて晩飯は北海公園の北側「前海」エリアまでいってみよう。
うちで働く北京っ子曰く「冬は羊肉が激ウマ」とのことだが。
湖はもちろんカチンカチン。
西洋人好みのおしゃれバーがとても多い。
めぼしい羊焼き肉を見つけたが店の外まで行列しており、
受付だけして湖をブラつく。
口がさみしいので飲むヨーグルトをチューチューする。
早朝から夜遅くまでホントよく遊ぶ民族だな・・・。
で、今夜の晩飯は「南門?肉」で
羊肉のしゃぶしゃぶを頂く。
(もちろんお一人様)
しかしうめぇ。
どうやって帰ったか忘れたがバスでホテルまで戻り就寝。