おでんとかき氷を頂く。
なるほどー
これが静岡おでんなわけか。
駄菓子屋感覚でおでんを食べるという
県民の感覚は
何度説明されても
全く分からなかったが
この店にふれると
少しはわかった気がする。
1本60円のおでんに
魚粉とあおさをかけて頂く。
まぁ
おでんはおでんなわけですが
文化的な意味で
なかなか興味深い。
酒のつまみではなく
あくまでも駄菓子屋のおでんや。
おでんとかき氷を頂く。
なるほどー
これが静岡おでんなわけか。
駄菓子屋感覚でおでんを食べるという
県民の感覚は
何度説明されても
全く分からなかったが
この店にふれると
少しはわかった気がする。
1本60円のおでんに
魚粉とあおさをかけて頂く。
まぁ
おでんはおでんなわけですが
文化的な意味で
なかなか興味深い。
酒のつまみではなく
あくまでも駄菓子屋のおでんや。
孟嘗君(宮城谷昌光)
鶏鳴狗盗の故事で有名な戦国四君の一人、
孟嘗君こと田文の物語。
ただし70%はその養父「白圭」が主役(笑)
文献も少ない中で面白くしようとするのは難しいのだろうなぁ。
ほとんどがフィクションとは言わないけど
創作ぽい。
とくに白圭がw
史記や18史略のなかでは孟嘗君はもっと悪そうなんだがなぁ。
項羽と劉邦(司馬遼太郎)
言わずと知れた始皇帝没後~前漢までの楚漢戦争のお話。
主役は項羽でも劉邦でもなくまさに司馬遼太郎。
楚漢戦争を枕に司馬が独自の中国観をひたすら語る本。
司馬フリークじゃないと完読はきついかも。
自身も中学生の時に挫折してるし。
もちろん韓信も張良も范増もでてくるが
基本あまりクローズアップはされない。
司馬特有の起伏のある文章もなりを潜めているように思う。
世界よ踊れ(ナオト・インティライミ)
よくある(というと失礼だけど)バックパッカー本。
「お前にそっくりな歌うたいがいる」
と言われて買ってみた。
ひたすらポジティブというか能天気というか。
興味を持ったのは訪問地に「ジパング」とあり、
外国人のふりして日本を訪問していること。
さらになんとびっくりなことに
ナオトくんは
2003年8月14日にインドで
プジャゲストハウス@バラナシにチェックインしているが、
俺も同じ日にバラナシにいて
しかもまったく同じ日にプジャゲストハウスをチェックアウトしている。
世界はせまいなー。
上と外(恩田陸)
和製インディジョーンズな冒険譚。
この人の文章は肉付け肉付けでストーリーができあがっていく。
ところどころに
恩田流格言が織り込まれてるのが結構好きな作家。
誰もが通ったような思わず
あるある!
と共感できるような気持ちを上手に代弁してくれる。
「人間、自分は親に嫌なところばっかり似たって思うんだよね。
親からもらったいいものは感情に入れていない。
いいものは持ってて当たり前だって思ってるし、
自分が元から持ってるものだって思ってる、
で、
ここも嫌だあそこもいやだってところばかり数え上げて、
親を恨む。」
深いなぁ。
ストーリー的には南米が舞台なので、
ワイルドソウルな展開を期待するが、
どっちかというと夜ピク的な展開。
実写化したらおもしろそうだな。
うな丼並を頂く。
暖簾をくぐると鰻どころかただの焼き鳥やのようで、
串とジョッキを握って顔を染めていらっしゃる酔客だらけ
しかしでてきた鰻はなかなかのもので
ねっとりした身質と
カリッと焼いた皮が実にうまい
とくに皮がうまい。
けど名前が「うなぎ 池川支店」てw
10年間使ったカシオのプロトレックの方位磁針が壊れてしまい、
二代目の旅時計を購入。
気に入ってたのになー、
プロトレック。
海外でも国内でもほんと役に立ったなー。
さて、
このスントのコアだけど、
多くの機能はプロトレックと変わらない。
けど、
2国の時間を表示できるデュアルタイムと、
各国の日の出・日の入を表示する機能が、
海外を旅するのにとてもよい。
あと画面が大きくて見やすい。
これからこの時計といろんなとこに行こう。
たのんだぜ。
今年の夏は諸般の事情により、
移動14時間・滞在35時間の
弾丸一人旅にでることに。
まずは朝10時からやってるうどん屋で
醤油うどんをペロリン。
全然讃岐にいるわけじゃないけど、
関東で食う讃岐うどんよりは讃岐の雰囲気。
だし醤油ってほんとうまいよう。
次に備前国一宮「吉備津彦神社」を参拝。
ふむふむ、菊のご紋に五七の桐とは興味深い。
秀吉のゆかりか?
拝殿はこんな感じ。
で、
本殿はこんな感じ。
いい雰囲気だなぁ。
そして車もまばらな駐車場の片隅に
ひっそりたたずむ桃太郎。
全然いい雰囲気じゃない・・・。
犬なんて顔がもうカオスだよ・・・。
気を取り直して今度は、
山一つ隔てた備中一宮「吉備津神社」へ
おおお・・・。
さすが国宝。
△の破風を連ねる造りは
比翼入母屋造といい、
ここ吉備津神社でのみ見られるらしい。
立派な拝殿で天井が高い。
拝殿を右手にすすむと
えらく雰囲気の良いながーい回廊にでる。
この回廊を下ると、
右手にお釜殿なる小屋を見ることができる。
なかでは千年以上火が焚かれていて、
一面煤でまっ黒けの壁に、
巨大な鬼の面、竈、巨大しゃもじと
秘密結社の神事のような空気が立ち込める。
残念ながら内部の撮影はご法度。
この火の直下にご祭神の「温羅」の首が埋まっているのだそう。
古来、神社には征服者が滅ぼした勢力の怨念を削ぐために
建てたものの多いと聞くが
ここではまさに怨念への畏怖のようなものを感じた。
竈殿から北へ抜けると
5・15に斃れた犬飼首相の像がたつ。
犬飼首相の目線上には猫耳のような本殿。
駐車場に戻る途中の土産屋「桃太郎」では
桃太郎の征伐に屈したのであろう、
鬼が屈辱のバイト生活。
お暑い中ご苦労さまです。
また、
「吉備津神社」と「吉備津彦神社」の間には
ご神体の吉備中山が鎮座しており、
頑張って歩くと
宮内庁管轄の御陵へたどりつく。
大吉備津彦命が眠るのだそうだ。
ここから備中松山城を目指し、
高梁川を北上する。
途中、秀吉の水攻めで有名な「備中高松城」址を通る。
なるほどー。
ここがビッタビタになったわけですかー。
城は湖上に浮かぶ島のようになったと聞くし、
こんな沼沢地なら納得の水攻めだけど、
なかなか思いつくもんじゃないな。
如水と秀吉すげえな。
2時間ほどの快適なドライブで高梁市内に入る。
ズンズンと急な勾配をのぼりつめ、
いかにも山城だなぁ
なんて思ってると、
駐車場でさらにシャトルバスに乗り換えて5分。
降りたところからさらに20分の登山でようやく城壁に辿り着く。
よくもまぁこんなところに築城したものだ。
雨上がりのせいか
天空の城ラピュタのような
過去の栄華が偲ばれる
荒涼とした景色がつづく。
勾配がひたすら急なので
石垣から突然人影なんてこともしばしばで
ついつい
敵襲~っ!
とか叫びたくなる。
ようやく天守閣へ到着。
日本に現存する貴重な12天守のひとつではあるが、
国宝ではない。
途中の櫓址からは市内が一望。
もと来た道を辿って下山。
駐車場から車で3分ほどのところに
なんとあの有名な山田方谷先生の家塾跡を発見!
残念ながら当時を偲ぶものはなにも残っておらず、
この石碑が建つのみ。
ご近所の方に話を伺うも、
さら地にする前は工場だったとのこと。
心高ぶる偶然の出会いだったが口惜しいことだ。
さらに車で10分ほどのところには、
尼子十勇士でおなじみ「山中鹿之助」の墓が建つ。
志半ば、
この地で果てたらしい。
憂きことの なおこの上に 積れかし
限りある身の 力試さん
ここも墓以外に所縁のものはなし。
さっきの方谷先生もだけど、
解説版も皆無なのが腑に落ちない。
どんな人でどんな功績があったか
もっとドーンとアピールしたらよいのに。
夕立と登山でビタビタになったので
近くの「朝霧温泉 ゆらら」でひとっ風呂あびて帰ることに。
できたてホヤホヤの温泉で、
いかにも町が建てました風な温泉。
高速で岡山市街まで戻り、
ご当地名物ママカリを頂く。
ご飯を借りてでも食べたくなるから「ままかり」らしい。
なんて骨の多い魚だっ!
翌朝は倉敷まで遠征して、
名物のぶっかけうどんを食す。
釜玉うどんを注文してからの8分を待ち切れずに
ぶっかけうどん冷を頂く。
家庭でもあるような甘辛~い汁で
正直こちらはいま一つ。
お目当ての釜玉は・・・
あー胡椒もあうんだぁ!
とまた一つ新たな発見。
しかしだし醤油最強にうまい。
ここから7時間かけてえっちらおっちら岐路に就く。
お土産はもちろん
お腰につけたきびだんご。