僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

マルシン飯店(京都)

2024年09月11日 | いろいろいただく
天津飯と餃子を頂く。
ご満悦でヴィヤントを後にして
気持ちよく東大路通を南下しつつ
行列を見つけてしまい
気付いた時にはもう頭空っぽで列に並んでおり
並んでから携帯で何の行列か調べる始末。
するとなんと天津飯が名物とのこと!
しかもこの天津飯
いわゆる甘酸っぱいたれではない。
いかにも京都っぽいとってしまえばそれまでだが
お出汁のとろみなのだ!
天津飯の思い出といえば
名古屋市の千種郵便局で年賀状配達のバイトをして
その時局内の職員食堂で初めて食べた天津飯の味なのだけど。
この天津飯はその次にうまい!
出汁醤油と溶き卵で
まさに飲む天津飯って感じだな。
目の前のちっちゃなドラゴンが
餃子もおすすめだヨ!
みたいな顔ではしゃいでくるので
(語尾につけるザがうっとうしい・・・)

ついつい餃子も追加オーダー。
野菜主体のあっさりよく焼き餃子。
ドラゴンにすすめられるがまま
酢醤油にたっぷりの胡椒をぶちまけて頂く。
小ぶりでギュギュッと中身がつまっており旨い。
餃子の1Kとでも命名しよう。
瓶ビールでも行きたいところだが
さすがに満腹すぎる・・・。
しかしこの京都という町はすごい。
歩いているそばから次から次へと
名所が表れて休む暇なく驚きの連続。
なんか見たことある神社と
人だかりを発見。
なんとこれが八坂神社か!
この辺りが祇園というのね。
気分はすっかり不逞浪士をとりしまる新選組。
24時間オープンで外国人だらけ。
4代将軍徳川家綱により再建された本殿は国宝ながら
写真撮影禁止。
せっかくなので祇園の秘密基地も覗いてみる。
洛中ぶらり旅のしめとして
25時までやっている
京都駅東口の大行列店
第一旭へやってきた。
昔は黄色の縦じまで
タイガースぽかったような・・・。
油で濁ったスープと
ドラクエ5のゴンズのような
獄卒顔したおにいちゃんのパワハラに耐えつつ麺をすする。


キャベツ畑(大船)

2024年08月10日 | いろいろいただく
夏だ!
休みだ!
毎日出かけよう!
ということでやってきました。
初下車となります藤沢本町。
東口から宿場町を目指して
ますは白旗神社。
鎌倉の白旗神社は頼朝を祀っているのに対し
こちらでは同じ源氏でも義経を祀る。
鎌倉幕府を開いた頼朝と
鎌倉を追われて岩手で討たれた弟義経。
近くの神社で祀る祭神としてはやや複雑なものを感じる。
いろいろと新しく見るべき遺構は乏しい。
早々に後にして
近くの義経首新井井戸へ。
奥州衣川館で斬首されたのち、
鎌倉の西の入り口
腰越で首実検され
討ち捨てられた首がここ藤沢で
打ちあがったとかあがらなかったとか。
いずれにせよ
その首を清めた井戸との伝承が残る。
いや、もう人んちの軒先じゃん・・・。
旧道の周囲にお寺が分布するほかに
遺構という遺構も残っていない東海道藤沢宿。
川崎宿にもあったけど
地元の利権がからんで税金の無駄遣いと怒られていそうな
藤沢市ふじさわ宿交流館。
エアコンが効いているいる他
特筆事項のない建物。
そして本日のメインイベント
国宝所蔵もあるという遊行寺へ。
山門をくぐり
つらつらと参道を緩やかに上る。
墓地へのおしゃれなゲートながら
アウシュビッツの「働けば自由になる」
を思い出してしまう。
まずはウキウキでお目当ての宝物館へ。
え・・・。
国宝の一遍上人絵巻は非公開・・・
だと・・・。
下調べをさぼったせいで肩透かしをくらい
とんでもなくガックシ。
その代わりと言っては何だが
歴史の教科書でもお馴染みの
後醍醐天皇御像は常設展示のため拝むことができた。
いろいろ新しいアトラクションが多く
こちらは踊念仏で有名な一遍上人。
こちらの遊行寺は一遍上人が開いた
時宗の総本山で
なお遊行寺の正式名称は
藤沢山無量光院清浄光寺で
一遍上人から数えて4代目の呑海上人が開いたもの。
寺の裏手には
神仏習合で
宇賀神社。
ざるに柄杓に手水と
分かりやすい銭洗いセット。
こちらは境内最深部の
歴代上人さま御廟。
箱根駅伝で有名な遊行寺坂を渡って
ひたすら東へ大船を目指す。
途中自販機を埋め尽くす
落書きに遭遇。
こちらはおおだこポリス。
4つの約束が売り文句らしい。
左がオレオレ詐欺防止の
絆大使振り込まセンジャー。
右が万引き防止の
絆大使トラセンジャー。
いずれも神奈川県の公式マスコット。
むちゃくちゃだな!神奈川県警。
あの坂を上れば海が見える。
じゃないけど
この坂を下り始めれば
藤沢市から大船市へ入る。
そして念願のキャベツ畑へ到着!
肉玉そばと瓶ビールを頂く。
初めての大船商店街。
予想外にといってはなんだが
ものすごく賑わっているだけでなく、
ついふらふらと暖簾をくぐりたくなる
良さげな店も多い。
誘惑断ち切って
キャペツの畑はゲートイン!
すれ違いも難しいほど狭いL字カウンターのみ。
年齢層の広い男女4人でまわす厨房。
磨かれた鏡面鉄板をみて当たりの店を確信。
猛暑に枯れた喉を潤す相棒は
おすすめのレモンサワーと悩みに悩んで
瓶ビールを選択。

芸術的な焼きごて捌きを肴に
ポカリスエットのように秒で飲み干し
オリンピックダイジェストを見ながら
20分ほどでスッと登場。

さっきまであんなに山盛りだった肉玉が
しんなり水分がとんでポケットにはいるかも
と思えるほどミニマムに。
甘辛ソースと辛子マヨネーズの二刀流で好敵に対峙する。

これはうまい!
肉はカリッカリに焼き上がり
生地はまるで天女の羽衣のように軽やか。

こんな店が商店街にあるなんて
大船っこはなんて幸せなんだ!

昇竜(上野)

2024年08月09日 | いろいろいただく

アメ横の顔ともいえる北側入り口。
その入り口のど真ん中に
左折禁止の標識とともに鎮座するのが
上野町中華の雄、昇竜。
路面に椅子を繰り広げる
大統領・珍々軒と
昼飲みバミューダトライアングルを形成し
酔いどれ親父だけでなく
最近では若者や外国人すらも引きずり込む
魔のブラックホール地帯と化している。
ギョウザライスとチャーハンを頂く。

餃子4コ+平皿もりの白飯。

昇竜の顔ともいえる巨大餃子は
優しい味わい、
優しすぎる味わいで
先発に酢・二番手に胡椒・
中継ぎのラー油・クローザーの豆板醤を
フルで登板させて
変化を楽しみながら頂く。

ここでバッターボックスには赤★を送り込むのが
勝利の方程式であることは重々承知の上で
残念ながら車というのっぴきらなぬ事情を鑑みて
代打でチャーハンを投入。

しっとり薄味ながら走者一掃タイムリーで
しっかり仕事をして頂きました。

生姜の効いたスープに浸してもうまし
そのまま頂いてもまたうまし。

夏季休業前の最後の晩餐に相応しい
満腹ディナーでした。
21時閉店の一報通行。


赤萬(三宮)

2024年07月25日 | いろいろいただく

餃子3人前と中瓶を頂く。
昨日に続いて神戸餃子の雄
三宮赤萬を訪問。

こちらは餃子の発注は1回のみという
なんとも初見殺しな鬼ルールが存在するらしい。

ダラダラ長居させず
みんなに楽しんでもらうための配慮ってことね。
昨夜のひょうたんがとてもうまかったので
3人前で挑戦。

こちらも味噌だれをバチバチにつけて頂く。
こちらは味噌が白味噌。
餃子もあっさり目で
永遠に食べ続けられそうな
シンプル餃子。

店に入った瞬間なら
入口でコップ水を片手に
とんでもない量の餃子と格闘する親父を発見してしまい
チラチラ目をやっていると

すぐ左にひょこひょこやってきて会計が始まる。
「2,800円になりますー」
え・・・
飲み物は水のみだったから全額餃子代として・・・。

8人前?!
7個x8人前=56個。
それはすげえわ・・・。