うちの事務所の行田出身のやつが言った。
「行田といえばゼリーフライですよ」
((((;゜д ゜))))
ゼゼゼゼリーフライ???!!!
周りに尋ねまわっても
・ゼリーのフライではない笑
・コロッケみたいなもの
・肉屋に売ってる
等ナゾな情報が増えるばかり。。。
なれば百聞に一見は如かず!
とやって参りました
埼玉発祥の地、行田市!

ネットで調べると
こちらのかねつき堂さんが
駄菓子屋チックでよさげ。
それでは件のゼリーフライさんにご登壇頂きましょう!
ドドーン!

早速種明かしですが
ゼリーフライとは
「おからを俵状に丸めて素揚げにしたもの」
とのこと。

ビッチャビチャのソースに浸っているため
基本的にはソースが味の決め手となる。
というかもう
ソースの味しかしねえ笑。
ソースの味しかしない上に
揚げ物なので
実に単調な味わいで
2コはちょと多いかな。
1コずつ誰かとシェアするのがお勧め。
日露戦争時代に大陸から持ち込まれた何か。
が原型となって
小判ににたその形状から「銭フライ」と呼ばれ
いつしか「ゼリーフライ」となったのだとか。
さらにもう一品追加。
「フライ焼そば」

こちらもドシンプルな一品で
焼そばをクレープで包んだ
具のない広島お好み焼き笑。
どうやら行田には
小麦粉とおから以外の材料はないようす笑。
味付けはすべてソースで!
さてさて
小麦粉でお腹が膨れた後は
観光へ。
行田市の観光といえば
のぼうの城で超絶有名な
忍城!

忍城は秀吉の小田原征伐で唯一耐え抜いた
堅城なのだが
残念なことに
当時の遺構はほぼ残っておらず
本丸跡は
行田名物の「足袋博物館」のようになっている。
郷土の誇りの足袋作りなんだろうけど
先ほどのフライの印象が強烈で
行田市民=小麦粉とソースで飢えをしのぎ、
金持ちのためにひたすら足袋を作る。
というイメージがついてしまった・・・。
防衛施設というのは
強固であればあるほど
次の征服者に「無かったこと」にされる傾向にあるよね。
この忍城もまさにそうで
石田三成の水攻めに耐え抜いたあと
江戸時代に入ってからの庁舎としての遺構が
わずかに残るのみ。
最大の見所は
忍城そのものよりも
城から南東に3キロ離れた
さきたま古墳公園にある
こちらの石田堤!

さきたま古墳自体が
みどころ満載で
水攻めの際に三成が本陣をおいたという
この円墳の上に上れば

ぐるっと見渡す限り360度
古墳だらけ!

そして3キロさきに
忍城の三重櫓が!

忍城を囲む30キロ近い石田堤も
忍城そのものも
忍城の戦いの時ほど残っているわけではないけど
三成の見た景色が今も見れるというのは素晴らしく
大変感慨深い。
時間があれば
ばかすか残る前方後円墳や
国宝展示室で
1500年前の豪族に思いをはせたいところ!
もっとPRすれば
観光客がおしよせる
すばらしい観光資源をもっているのに
実にもったいない。
まぁそういったところも含めて
質実剛健な行田市民らしい。