( 桜貝・建国記念の日 )
戦前までは紀元節と言われ、昭和41年に建国記念の日として復活しました。
昔の趣を詠む場合には旧紀元節と詠んだ例句もありました。
今日は俳句のリズムに関して、五音、七音の持つ性格を大まかに書いたものが
有るのでご紹介します。
例えば 五音を 2と1の音のリズムに分けてみます
閑かさや( 2.2.1 ) 蝉の声( 2.1.2 )
七音は 岩にしみ入る ( 2.1.2.2 )
その他 七音の組み合わせは ( 2.2.1.2 )( 2.2.2.1)が有ります
五音→(2.2.1)→連続的で軽い律奏
→(2.1.2)→落ち着く律奏
七音→(2.1.2.2.)→終止的な静かな律奏
→(2.2.1.2.)→連続的な軽い律奏
→(2.2.2.1.)→弾力的な急調な律奏
全てこれに当てはまるとは思いませんが、推敲の参考になれば。
ぬか床を起し建国記念の日 竹元湖邑
いと長き神の御名や紀元節 池上浩山人
砂も亦美しきかな桜貝 高浜虚子
紀の海の波より生れし桜貝 田畑美穂女
桜貝見せてのひらのさくらいろ 荒井英子
☆ 余談 ☆
今月初めの句会の反省会(お酒あり)の時、同期のSさんが言った一言
ころころさんは結社の中での昇進は課長どまりだね。失礼なと思いつつも、言い得て妙
可笑しくてなりません。もしかしたら「浜ちゃん」?
確かに「浜ちゃん」(釣バカ日誌)。出世も考えていなかった。好きな事にまっしぐら。
それでもいいや、と思っている。
俳句は作品が一人歩きすればそれでいい。飯田龍太の言葉に「俳句は無名がいい」これは作品だけが評価されればいいと言うこと。 ころころの座右です。