2月 11日

2010-02-11 00:00:31 | Weblog

       ( 桜貝・建国記念の日 )

 

戦前までは紀元節と言われ、昭和41年に建国記念の日として復活しました。
昔の趣を詠む場合には旧紀元節と詠んだ例句もありました。

今日は俳句のリズムに関して、五音、七音の持つ性格を大まかに書いたものが
有るのでご紹介します。
例えば 五音を 2と1の音のリズムに分けてみます
     閑かさや( 2.2.1 ) 蝉の声( 2.1.2 )
 七音は 岩にしみ入る  ( 2.1.2.2 )
その他 七音の組み合わせは ( 2.2.1.2 )( 2.2.2.1)が有ります
五音→(2.2.1)→連続的で軽い律奏
   →(2.1.2)→落ち着く律奏

七音→(2.1.2.2.)→終止的な静かな律奏
   →(2.2.1.2.)→連続的な軽い律奏
   →(2.2.2.1.)→弾力的な急調な律奏

全てこれに当てはまるとは思いませんが、推敲の参考になれば。

 

ぬか床を起し建国記念の日          竹元湖邑

 

いと長き神の御名や紀元節           池上浩山人

 

砂も亦美しきかな桜貝              高浜虚子

 

紀の海の波より生れし桜貝            田畑美穂女

 

桜貝見せてのひらのさくらいろ          荒井英子

 赤塚植物園(セリバオウレン)

 ☆ 余談 ☆
今月初めの句会の反省会(お酒あり)の時、同期のSさんが言った一言
ころころさんは結社の中での昇進は課長どまりだね。失礼なと思いつつも、言い得て妙
可笑しくてなりません。もしかしたら「浜ちゃん」?
確かに「浜ちゃん」(釣バカ日誌)。出世も考えていなかった。好きな事にまっしぐら。
それでもいいや、と思っている。
俳句は作品が一人歩きすればそれでいい。飯田龍太の言葉に「俳句は無名がいい」これは作品だけが評価されればいいと言うこと。 ころころの座右です。




 

コメント (2)
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