Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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内装の製作

2016-03-08 21:43:26 | Mazda Carol360DX
今日は変な天気でしたね、ポツポツと雨が降りますが道路が激しく濡れる程では無い・・・だけど降る事は降ってるという感じですね。
遠くの景色を見ますとPM2.5なのか霞んだ感じでして春霞なのかPMなのかこちらもよくわからないです。

製作を進めてゆきましょう
まずはこれです・・・一見何も変わっていないようですが。

サイドウインドウを取り付けております。
こうして反射光が有りますとウインドウが入ったのがわかりますね~。
ウインドウが入ると俄然完成が近くなる様な気がしますが実際にはまだエクステリアが進んでいないのでまだまだ先は長いですよ。
このウインドウは4枚をバラバラに入れなければなりませんので時間がかかりますね。

ナンバープレートも準備しておきましょう、昨日でしたか作ったデカールを貼っておきます。
旧式のナンバープレートはさすがに小さいですね~普通車のナンバープレートや新しい規格の現代の軽自動車の物と比べますとかなり小さいです、デカールを貼るのも文字の配置が違うのでバランスが難しいですよ。
余り小さ過ぎて加工しなくても文字が全部読めないですね・・・

次は灰皿を作っています
この灰皿は蓋の中央に飛び出た部分が有りましてその部分を真鍮線の0.3mmをハンダ付けしておきます。
長いままにハンダ付けして後で切って加工した方が楽ですね。

塗装をする準備をしていますが何故3つ付いているのか?
良く見ますと一番上側の物が少し大きく後の二つは小さいでしょ!?
この小さな物はFドアとRドアの間に有るBピラーの内側に付いている灰皿?でして実際には見え難い物なのだけどやはり気になるから作っておきました。

そしてご紹介が遅れましたがシートの後ろにはネットで作られたシートバックのポケットがついています。
難しかったのはその色ですね。
御客様の物はピンク色の物なんですが、私の記憶では赤だった様な気がするのです。
想像ですが赤い物が日光にさらされて退色したのではないかと思われます。
でも私の記憶で作る訳にもゆかないので御客様の車に合わせて明るめのグレーに赤を混ぜた物を塗っています。
グリーン系の内装に赤系のネットポケットはかなり冒険の配色ではないかと思います。

また細かな事ですがドアの内装のこの部分をフラットブラックで塗っておきます。
この部分はリアのホイールアーチの内側で少し見えてしまうのでフラットブラックで塗っておく訳ですね。

そう言っているうちに灰皿がグレーに塗り上がりました
どうやら初期型はダッシュボードのスイッチやドアのレギュレターハンドルの中央部分のカバー等のプラスチックの部分は明るいグレーに統一されているようですね、後期型からは濃いグレーだそうです。
色々有るんですね~

ピラーの内側の灰皿も取り付けました
他の部分(ドアハンドルやレギュレーターハンドルの中央部分の丸い板)も明るいグレーで統一しているのがわかりますね。

ダッシュボードのメーターカバーや中央部分の灰皿もグレーですね。

ついにドアの内装を取り付けました・・・
窓越しに見える内装を見ますと完成が近いのか!?
と思われますね~。

ドアのサイドウインドウの三角窓部分のサッシを追加しています
サイドウインドウの雰囲気が抜群に良くなった様な気がしています。

ついでにリアのサイドウインドウもサッシを追加です。
そしてもっと目を凝らしてみて下さい、違いがわかりますでしょうか?
サイドウインドウの一番下側ドアのウインドウの開口部分との見切りの部分わかります?
サイドウインドウのウェザーストリップを追加しています。
素材は0.3mmの真鍮線をフラットブラックに塗った物です。

前側の三角窓に0.3mmの洋白線を使ってサッシを追加したのがわかりますでしょうか?
まあ良く見ないとわからないかもしれませんね。

追加した三角窓はこんな感じに洋白線0.3mmを曲げた物です。
三角窓にも開閉をする為にサッシが付いている場合が多いのです。
もちろんヒンジやロックをガラスに直接取り付けていて無い物も有りますが・・・

そうそう、本日アトリエに遊びにいらっしゃった御客様がブログをご覧のようでして、今作っているキャロルはもう少し大きな物と思っていらっしゃった様でして現物をご覧になってその小さい事に驚かれていました。
ブログの写真では大きさがわからないのでしょうね~。
10円玉3個を並べてやりますと同じ大きさになります・・・大きさをご理解頂く為に記念写真を・・・(笑)

Western Models 1/43 Bugatti Royale T41 Esders Roadster

2016-03-08 08:58:16 | 只今制作の御相談中のキットたち
いつもの様にアトリエで制作をしていますと1本の電話がかかりました。
そうそう!私のアトリエは模型店で電話帳に出ている様なので業者さんからの売り込みやサラ金のお金を貸しますなどと言う電話が多いので閉口しているんですが、この電話はそうでは有りませんでした。

宮城県の方からのお電話でして制作のご相談を頂きました。
希望されるのはクラシックカーを2台でして、一つは今製作中のアトランティックでしてこれは既に製作中なので金額も出ていますので内容をお話しして金額も(数年前の金額なので今と比べれば格安かも・・・笑)お話し致しました。
もう一台はWestern Models 1/43 Bugatti Royale T41 Esders Roadsterなんですね。
この車の存在は亡父の自動車関係の雑誌を集めたライブラリーを読破していますから存在は知っておりました。
が・・・まさか制作のご依頼を頂くとは思いもよりませんでした。

ボディはこの様な感じですね・・・第一印象ではこの模型は1/32か?という程大きくて立派です。
確かに当時の雑誌に載っていた写真でも大きく豪華だった印象が有りますから・・・
現在作っているマツダキャロル360が2台分程の全長ですね。
当時の軽自動車は全長が3.0mだからBugatti Royale T41 Esders Roadsterは6.0m程も有る様ですね・・・

お客様のご希望はこの赤いツートンのロードスターですね。
このキットのフォルムはまずまずの様ですね・・・大きな間違いは無さそうです。

この様な古い車を制作する上で一番の問題は資料の問題です、特に今回はお客様がフルディティールをご希望になっているのです。
しかもアトランティックと同様にシャーシから再現した物を望まれていますのでその資料は大切なのです
アトランティックの時には実車を見に行く訳にはゆきませんでしたのでCMC製のミニカーを分解し立体の資料とさせて頂きましたのはまだ記憶に新しい所でしょう。
例えばT51ならポケールの1/8のプラモデルが存在致しますので良い資料となるでしょう・・・
T41にはどこかのプラモデルが有りましたね・・・どこでしたっけ?子供の時に作った記憶が有りますが・・・ここで問題が有るのですその問題とはそのプラモデル自身が正しいのかという事ですね・・・どこだったかな・・・イマイ?バンダイ?

そう言えばもう一つボディに関しては使えませんがT41のシャーシと言えば巨匠であるウイングローブ氏が作っておられましたね・・・確か彼の本「The Complete Car Modeller 2」にはかなり詳細な図面が出ていたはず・・・。

シャーシを側面から見たボディを含む物は・・・

エンジン関係とシャーシ・・・

エンジン単体とアクスル周り・・・

などなど・・・まるで作れる物なら作ってみろと言わんばかりの溢れる様な図面の数々・・・
もちろんこの本には1/15で作る方法も載っていますから最高の資料になります。

これで作れなかったらお前はダメだと言われている様な気にもなりますね~(笑)
生涯に一度位はこんな誰も作った事が無い大作に挑戦してみるのもまた良い事かもしれませんね、こんなご依頼を頂ける事に心から感謝をしたいと思います。

見積もりは本日発送致します。